うさぎの怪、ふたたび アンディ・ライリー『RETURN OF THE BUNNY SUICIDES』
0452286239Return Of The Bunny Suicides
Andy Riley
Plume 2005-01-31

by G-Tools

 日本語版が出るのを待ちきれないので、原書を買っちゃいました。そう、あのブラック・ユーモアにあふれたマンガ集、アンディ・ライリー『自殺うさぎの本』の続編のことです。タイトルは『RETURN OF THE BUNNY SUICIDES』(Hodder & Stoughton社)。『帰ってきた自殺うさぎ』とでもいった感じでしょうか。
 相変わらず絵が主眼で、文字はほとんどないので、英語がわからなくても充分楽しめます。
 アイディアの斬新さという点からみると、前作に譲るかもしれませんが、このシリーズの特徴である遠回しなユーモアは健在です。
 ロック歌手の振りまわすギターにしがみつく、ウィリアム・テルが矢を射る瞬間に飛び出す、レミングに引かせたボードに乗ったまま谷底に落ちる、太った女の人の椅子の下にもぐりこむ、など相変わらずその自殺の手段は多彩です。エイリアンやターミネーターなどを使ったネタも見られますが、大部分は予備知識がなくても楽しめます。全体的に、前作にあったような考えオチが少なくなっていて、直接的なネタが増えているのが目につきます。
 一番笑ったのは『ハリー・ポッター』の最新刊をネットで注文し、ドアの前のポストで待ち続けるというもの。落ちてきた本の重みで、うさぎがつぶされてしまう…という展開。そもそも、うさぎがパソコンを使えたり、カードを持っているところも、おかしいですね。さらに言うなら本の重みで死ねるの?という疑問も湧いてしまうのですが。
 日本語版が出るかどうかは不明ですので、興味を持った方は原書にチャレンジするのも一興かと思います。
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テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

この記事に対するコメント
はじめまして
こんばんは~ はじめまして
私もミステリーが大好きなのでブログ検索をしてやってきました

『自殺うさぎの本』おもしろそうです
欲しくなったのでアマゾンで先ほど注文しました~
はやく見たい~ わくわく・・・

お暇でしたら、うちのブログに遊びに来てください。
勉強になりますのでこれからも見に来ま~す
【2006/05/16 01:37】 URL | K-L-M-N #- [ 編集]


K-L-M-Nさん、はじめまして。
ブログ拝見しました。多方面に興味があって、羨ましいですね。ちょくちょく見させていただきます。
『自殺うさぎの本』はオススメですよ。K-L-M-Nさんも、感想などブログに書かれたら、いかがでしょうか。
【2006/05/16 08:06】 URL | kazuou #- [ 編集]


おおっ!!原書を買われたのですね!!
前作同様、文字がほとんどなく時事ネタに沿ってる内容だと楽しめそうですね。
「自殺うさぎの本」でもそうでしたが、生活ネタや映画ネタ、ゲームネタなどは世界に通ずる内容となってるのが嬉しいところ♪
日本語版を待たずに私も原書を購入しようかな。
また私の読みたい本リストの上位に食いこんできました(笑。
【2006/05/17 22:07】 URL | TKAT #- [ 編集]

これも傑作です!
本屋に行ったら『自殺うさぎの本』と続編の原書が一緒に並べてありました。パラパラめくっていたら、やっぱり欲しくなって衝動的に購入しちゃいました。
前作ほどのインパクトには欠けますが、やっぱり面白い!
前作に比べると、考えオチよりも、より感覚的にわかるネタが増えているので、わかりやすさという点ではこちらの方が上ですね。原書の方がハードカバーでしっかりとした作りなのも、良かったです。とにかくオススメの一冊です!
【2006/05/17 22:45】 URL | kazuou #- [ 編集]

こんばんは。
やっとこの本を手に入れました♪
確かに前作ほどのインパクトには負けますが、それでもやっぱり面白く見れましたね~。
なんといっても本自体がしっかりしている(笑。

また続編って出るんでしょうかね?ちょっと期待・・・。
もうネタ尽きたかな?と思いつつ、新たな斬新ネタも見てみたいもんです。

追伸:この記事へのリンク、TBさせていただきましたのでよろしくです♪
【2006/06/11 22:28】 URL | TKAT #- [ 編集]

>TKATさん
おお、入手されましたか!
原書の方がハードカバーでしっかりしているのがどうも(笑)。というか日本版がちょっとちゃちすぎるような気が。でも内容のマッチングから言うと、日本版の方がいいような気がしないでもないです。
ぜひ続編を期待したいところです。
【2006/06/11 23:29】 URL | kazuou #- [ 編集]

自殺ウサギ!
知人が原書を貸してくれて、読んだことがありますよ。
英語はさっぱりなのですが、この本は大丈夫でした。
「博士の異常な愛情」ネタとか、面白かったです。

その知人には、お礼にと「ミスター・オー」(ルイス・トロンダイム)を渡した覚えがあります。
【2006/11/30 00:52】 URL | タナカ #- [ 編集]

面白かったですね
第一弾の『自殺うさぎ』がとんでもなく面白かったので、原書を買ってしまったのですが、結局続編も邦訳が出てしまいましたね。とはいえ、造本は原書の方がしっかりしているので、これはこれでいいかな。
イギリス人はこういう洒落た漫画を書かせると天下一品ですね。
『ミスター・オー』という作品は初めて聞いたのですが、ネットで調べてみると、けっこう面白そう。探してみたいと思います。
【2006/11/30 07:02】 URL | kazuou #- [ 編集]


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『RETURN OF THE BUNNY SUICIDES』  著者:アンディ・ライリー (Andy Riley) 出版社:Hodder & Stoughton    <感想>やっと予約していた本が手元にきました!前作「自殺うさぎ TK.blog【2006/06/11 22:19】

プロフィール

kazuou

Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
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