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怪奇幻想読書倶楽部 第21回読書会 開催しました
言葉人形 (ジェフリー・フォード短篇傑作選) (海外文学セレクション)
 4月28日の日曜日、JR巣鴨駅前のカフェにて「怪奇幻想読書倶楽部 第21回読書会」を開催しました。

 今回のテーマは第一部が「課題図書 ジェフリー・フォード『言葉人形 ジェフリー・フォード短篇傑作選』(谷垣暁美訳 東京創元社)」、第二部が「私の積読リスト」でした。

 第一部では、現代アメリカの幻想作家ジェフリー・フォードの短篇集『言葉人形』を取り上げました。収録作全てが傑作といってもいい作品集で、それぞれの作品についての意見も活発に出たように思います。
 担当編集者のFさんにご参加いただけたこともあり、編集方針やそれぞれの作品についての背景などについても参考になるご意見をいただきました。

 第二部のテーマは「私の積読リスト」。積読になっている本のタイトルを参加者それぞれに出してもらい、それについて話していこうという企画です。さすがに全てを挙げるのは無理なのでピックアップしてもらったのですが、ちょっとしたテーマを添えて考えていただいたものなど、バラエティ豊かなリストが並び、非常に楽しい時間になりました。

 それでは、当日の会の詳細について、ご報告したいと思います。

 今回も、参加者全員のプロフィールをまとめた紹介チラシを作りました。チラシをPDFにしたものを、メールにて事前に配信しています。

 それでは、以下話題になったトピックの一部を紹介していきます。


■第一部 ジェフリー・フォード『言葉人形 ジェフリー・フォード短篇傑作選』(谷垣暁美訳 東京創元社)


・収録作の配列が工夫されていて非常に読みやすかった。配列のモデルは中村融編『街角の書店』に倣ってグラデーション調に並べられている。タニス・リー『悪魔の薔薇』なども同じような配列になっているらしい。

・創造や記憶といったテーマの作品が多い。想像から何かが生まれる…というのはフォードの本質的なテーマかもしれない。

・全体的に構造が複雑なものが多い。

・フォード作品には、機能していない伏線が多く現れるものもあるが、計算ずくでやっているようだ。

・幻想小説は、綺麗に「円環」を描かず多少の破綻があった方が面白い

・短篇集全体が上手すぎてちょっと引いてしまう…という意見も。

・フォードの未訳短篇では、バッドエンドやブラックな味わいのものも多いとのこと。ドラッグや薬物をテーマにしたものも。

・日本作品でドラッグがあまり出てこないのは文化的な特徴ではないか。

・フォード作品は長篇を含め、含まれる幻想の量がコントロールされているように感じるし、そのコントロール力が絶妙だと思う。


●「創造」について

・父親との関係性がクローズアップされている?

・結末で父親が創造物のふりをしたのではないかという描写があるが、創造物は本当にいたと考えていいのだろうか? どちらの解釈もあり。女の子が目撃するシーンがあるので、実在は確かなのでは。

・創造物を想像してしまった少年の責任を描いている?

・キリスト教的な作品? 父親が神を信じていない…というのも意味深。

・創造物に使われている「息」は父親のものなので、厳密に言うと創造主は父親では。

・ボルヘス的な要素を感じる。


●「ファンタジー作家の助手」について

・作家のイマジネーションの世界が現実化する。

・作家が描いている世界観はB級なのが面白い。

・作家アシュモリアンはフォード自身のイメージが強い?

・フォード自身は肉体労働をした経歴も創作に励んだ時期もあり、その両方の経歴が作家とヒロインに投影されている。

・創作をする人から見て作家とヒロインどちらに感情移入する? どちらにも感情移入してしまう。創造されたキャラクターたちに感情移入するという人も。

・創られた世界が受け継がれる…というテーマが魅力的。これが本を読んだり物語を読む、ということではないだろうか。

・フォード自身もキャリアの初期に正統派のファンタジーを描いていたりする。そのあたりもこの作品に影響している。

・作中に登場する物語世界はB級なのだが、語り手となる女性の語り口が上品なので、結果的にバランスの良い作品になっていると思う。

・語り手がちょっと小生意気な感じのするところも面白い。

・物語自体が語り手の女の子の語った話、とすると「信頼できない語り手」ということにも。


●「〈熱帯〉の一夜」について

・酒場で聞くほら話というか、ダンセイニやクラークの伝統に連なる作品。

・所有したまま死ぬと地獄に落ちるチェスセットというアイテムは、スティーヴンソン「びんの小鬼」を思い出させる。手放す際も奪われないといけない…という設定は面白い。

・チェスセットの前の所有者の老人が不気味。突然立ち上がって襲ってくるところは、映画『ドント・ブリーズ』を思い出した。

・所有者の老人に襲われるシーンはそこだけトーンが変わる。スティーヴン・キングっぽさを感じる。

・ボビー・レニンが不良少年だといいながら、語りがインテリっぽいことの真相が後でわかるのも面白い。

・老人が車椅子に乗っているのは、チェスセットを奪わせるため?

・チェスセットの呪いのためにボビー・レニンの体調が悪くなっている? 老人が突然元気になるのも呪いが解除されたため、という解釈も可能。

・作中の店に登場する絵の意味合いが最初と最後で変わるのが興味深い。『バートン・フィンク』を思い出した。

・チェスは、西洋の小説作品ではよく使われるような気がする。ダンセイニ作品でもよく登場する。小道具として使いやすい? 碁や将棋ではちょっと格好がつかないような気も。

・序盤、少年時代の記憶を語る部分と、チェスについて語られる部分のトーンの差が面白い。


●「光の巨匠」について

・序盤、ラーチクロフト登場のシーンが幻想的で印象が強い。

・作中に登場する複数の世界のつながりが複雑で、読んでいる内に混乱してくる。要約が難しい。

・ミステリ的な解釈も可能。その場合、巨匠が青年を罠にはめたとも取れる。

・ボルヘスやジーン・ウルフとも似た印象を受ける作品。

・登場する光の疑似科学理論が興味深い。独自の理論、新しい科学が作られている。

・額に穴を開けるのは、アステカのイメージ? 宝石をはめ込むのはマイケル・ムアコックの影響かも。

・ジョイス・キャロル・オーツに似たテーマの作品があった。


●「湖底の下で」について

・表面上ボーイ・ミーツ・ガール的な装いだが、複雑な構成を持つ作品。

・語り手は誰なのか? フォード自身? 作者が考えながら書いているという体裁の面白い語り口。エッシャー的といってもいいかも。

・綺麗にまとまっているが、ミステリ的な閉じ方とは異なる。

・フォードにミステリ的な作品はある? 純ミステリというか幻想が介在しない作品はほとんどない。


●「私の分身の分身は私の分身ではありません」について

・説明抜きで分身が登場するというユーモラスな作品。

・主人公の奥さんの名前がフォード自身の奥さんの名前と同じなのは意味深。

・主人公として「フォード」が出てくることが多いので、特に説明がない場合、語り手はフォード自身として読んでしまう。

・作品のわけの分からなさに、レイ・ヴクサヴィッチと同じような味わいを感じる。

・筒井康隆風のスラップスティック感が強い。短篇集の中でこれだけユーモア色が強い気がする。

・分身が分身であると自覚しているのが面白い。

・ほかの分身小説と違って、自分が複数いるにもかかわらずアイデンティティーの混乱がないところがユニーク。

・分身たちがシェアハウスをしていて、あまり裕福な生活をしていないのも面白い。

・分身たちが生まれる過程はどうなっているのだろうか? 主人公はたまたま見つけたというような描写があるが、場合によっては一生分身を知らずに済む場合もあり?

・あまり整合性を考えずに楽しむ作品では。


●「言葉人形」について

・民俗学的・人類学的なモチーフを扱った作品。諸星大二郎っぽさを感じる。

・想像から現実世界へと影響が広がってゆく作品。

・人形遊びやイマジナリー・フレンドなどがインスピレーション元?

・登場する「刈り取り人」は死神のイメージ?

・人形といっても、実在の人形ではなくイメージの人形というのが面白い。実際、博物館に展示されているのも資料ばかりである。

・構造としては「ファンタジー作家の助手」と似ていると思う。

・言葉を介して「言葉人形」は人の中につながってゆく? 主人公にその物語を伝えたことによって「言葉人形」は生き延びるのだろうか。

・この作品集内では一番ホラー味を感じた。

・イドが顕在化して人を襲う、というテーマのユニークなバリエーション作品では。

・トウモロコシ畑のイメージが怖い。ブラッドベリやキングの作品など。

・「言葉人形」のネーミングが独特で面白い。タイトルで思い浮かべるのとは違うユニークな話だった。


●「理性の夢」について

・独自の科学理論が面白い。現実の科学にも近い書き方がされている。

・舞台が長篇『白い果実』と同一らしい。

・古代ギリシャの哲学者のエピソードを思い出させる。自分の説に囚われすぎている科学者像を描いている。マッド・サイエンティストもの?

・ネーミングなど、ちょっとユーモラスなところもある。フォードは下ネタに近いモチーフを使ったりすることがある。


●「夢見る風」について

・スラップスティックでありながら、ちょっと物悲しい作品。

・ファンタジーの必要性を認識させてくれる物語ではないか。

・「夢見る風」は「娯楽」と読み替えてもいいのでは。楽しみがないと人は生きていけない…という物語。

・民間伝承が生まれる過程を描いた作品でもある? 災害が起こった後の理由付けなどで物語が生まれるような。


●「珊瑚の心臓」について

・正統派のヒロイック・ファンタジー作品。

・未訳だが続編がいくつかある。どれもヒロインが出てきて、ちょっとエロティックな要素があるらしい。C・L・ムーア風?

・想像で創られた従者の存在が面白い。スタンド風?

・カタカナ言葉ではなく漢字の「珊瑚」のイメージが美しい。


●「マンティコアの魔法」について

・マンティコアの全てが「永遠」を志向するという魅力的な怪物として描かれている。

・マンティコアを媒介にして別の世界に行ける。マンティコアを想像の世界と置き換えてもいいような感じ。

・フォード作品のマンティコアの色は赤だが、伝説上のマンティコアの色は異なる?

・永遠の場所が「夏」のイメージなのが美しい。


●「巨人国」について

・いくつもの世界が登場するが、時間的にも異なっているなど、非常に複雑な構成になっている。

・世界の関わり方のイメージとしてはレイヤー(層)ではなく、それぞれの円の世界が水平に重なっているイメージ。

・作中でも、普通に巨人が存在する世界と存在しない世界が混じっているようだ。

・主人公の女性が非常にタフに描かれている。

・森見登美彦『四畳半神話大系』と印象が似ている。

・読んでいて世界同士の関係がわからなくなってくる。イメージ的には、ヒエロニムス・ボッシュの絵画作品のように、様々な時間や出来事が同一画面に描かれているイメージが近いのでは。

・話の構造的に長篇『緑のヴェール』に近い。


●「レパラータ宮殿にて」について

・短篇集の最後にふさわしい味わいの作品だと思う。

・王様が任命する役職名がすごく魅力的。

・蛾は喪失のメタファー? 非常に寓意性の強い作品。

・作品の始まりの時点で王妃がなくなっており、喪失の状態から始まるというところが魅力的。

・王国を再建する物語にならないところも、非常に成熟した物語の書き方だと思う。

・オポッサム料理が出てくるのが興味深い。

・全体にやさしさを感じる物語。フィリップ・ド・ブロカ監督の映画『まぼろしの市街戦』に似た印象を受ける。


■第二部「私の積読リスト」

 非常に多くの話題があり、それを全部挙げるのは難しいので、提出いただいたリストを持って代えさせてもらいたいと思います。


・《ウッドハウス・コレクション》(国書刊行会 全17冊)(<ジーヴスもの>と《ウッドハウス・スペシャル》含む。)
・《P・G・ウッドハウス選集》(文藝春秋 全4冊)
・デヴェンドラ・P・ヴァーマ『ゴシックの炎 イギリスにおけるゴシック小説の歴史―その起源、開花、崩壊と影響の残滓』(松柏社)
・ドナルド・A. リンジ『アメリカ・ゴシック小説―19世紀小説における想像力と理性』(松柏社)
・亀井伸治『ドイツのゴシック小説』(彩流社)
・C・S・ルイス『ナルニア国物語』(光文社古典新訳文庫 全7冊)
・マーヴィン・ピーク《ゴーメンガースト》4部作(創元推理文庫)
・キャサリン・M・ヴァレンテ《孤児の物語》(東京創元社 全2冊)
・横溝正史『横溝正史ミステリ短篇コレクション』(柏書房 全6巻)
・横溝正史『由利・三津木探偵小説集成』(柏書房 全4巻)
・マーク・Z. ダニエレブスキー『紙葉の家』(ソニーマガジンズ)
・J・S・レ・ファニュ『墓地に建つ館』(河出書房新社)
・アラスター・グレイ『ラナーク 四巻からなる伝記』(国書刊行会)
・ヴァーノン・リー『教皇ヒュアキントス ヴァーノン・リー幻想小説集』(国書刊行会)
・『マルセル・シュオッブ全集』(国書刊行会)
・メアリ・エリザベス・ブラッドン『レイディ・オードリーの秘密』(近代文藝社)
・ヘンリー・ジェイムズ『聖なる泉』(国書刊行会)
・M・H・ニコルソン『月世界への旅』(国書刊行会)
・武田雅哉『中国飛翔文学誌 空を飛びたかった綺態な人たちにまつわる十五の夜噺』(人文書院)



●読もう読もうと思いつつ、なんとなく読みにくそうで手が出ないもの
『通話』 ボラーニョ(白水社)
『アウステルリッツ』ゼーバルト(白水社)

●ぶ厚すぎて持ち歩けないし、抵抗感から手が出ないもの
『シュオッブ全集』シュオッブ(国書刊行会)
『人形』ボレスワフ・プルス(未知谷)

●ややぶ厚くてなんとなく手が出ないもの
『ある夢想者の肖像』ミルハウザー(白水社)
『ゼロヴィル』エリクソン((白水社)
『プロット・アゲンスト・アメリカ』フィリップ・ロス(集英社)

●大切すぎてもったいなくて手が出せないもの
『須永朝彦小説全集』須永朝彦(国書刊行会)

●何十年も積みに積み続けて、今更手が出ない上にどこにあるかわからなくなったもの
『未成年』ドストエフスキー(多分新潮社)



●いつ読むのか 全集/叢書/シリーズもの/鈍器本の類
〈世界文学全集〉池澤夏樹個人編集 河出書房新社
〈新編バベルの図書館〉 ホルヘ・ルイス・ボルヘス編 国書刊行会
『マルセル・シュオッブ全集』マルセル・シュオッブ 国書刊行会
『ナボコフ全短篇』ウラジーミル・ナボコフ 作品社
『山尾悠子作品集成』山尾悠子 国書刊行会
『隅の老人 完全版』バロネス・オルツィ 平山雄一 作品社
〈未来の文学〉 19冊刊行中、7冊既読 国書刊行会
〈ジャック・ヴァンス・トレジャリー〉全3巻 ジャック・ヴァンス 国書刊行会
〈スタニスワフ・レム・コレクション〉全6巻 スタニスワフ・レム 国書刊行会
〈ドーキー・アーカイヴ〉国書刊行会
〈ナイトランド叢書〉書苑新社
〈奇想コレクション〉河出書房新社
〈天冥の標〉1~8 小川一水 ハヤカワ文庫JA
〈永遠の戦士エルリック〉ほか マイケル・ムアコック ハヤカワ文庫SF
〈ゴーメンガースト〉マーヴィン・ピーク 浅羽莢子 創元推理文庫
〈ベスト・ストーリーズ〉全3巻 若島正編 早川書房
〈J・G・バラード短編全集〉 全5巻 J・G・バラード/柳下毅一郎(監修) 東京創元
〈日本SF短篇50〉全5巻 日本SF作家クラブ編 ハヤカワ文庫JA
『ナイト&ウィザード』全4巻 ジーン・ウルフ 安野玲 国書刊行会
『怪奇と幻想』全3巻 角川文庫
『ラナーク』アラスター・グレイ 森慎一郎 国書刊行会
『人形』ボレスワフ・プルス 関口時正 未知谷
『2666』ロベルト・ボラーニョ 野谷文昭/内田兆史/久野量一 白水社
『火山の下』マルカム・ラウリー 斎藤兆史監訳/渡辺暁/山崎暁子共訳 白水社
『ヒュプネロートマキア・ポリフィリ─全訳・ポリフィルス狂恋夢』フランチェスコ コロンナ 大橋喜之 八坂書房
『ワルプルギスの夜:マイリンク幻想小説集』グスタフ・マイリンク 垂野創一郎 国書刊行会
『チボの狂宴』マリオ・バルガス=リョサ 八重樫克彦/八重樫由貴子 作品社
『ロデリック』ジョン・スラデック 柳下毅一郎 河出書房新社
クリングゾールをさがして』ホルヘ・ボルピ 安藤哲行 河出書房新社

●積みっぱなしの海外文学
『黄色い雨』フリオ・リャマサーレス 木村榮一 河出文庫
『ある島の可能性』ミシェル・ウエルベック 角川書店
『ストーナー』ジョン・ウィリアムズ 東江一紀 作品社
『みにくい白鳥』アルカージイ・ストルガツキイ/ボリス・ストルガツキイ 中沢敦夫 群像社
『土星の環』W・G・ゼーバルト 白水社
『ミステリウム』エリック・マコーマック 増田まもる 国書刊行会
『リトル、ビッグ』1・2 ジョン・クロウリー 鈴木克昌 国書刊行会
『シャムロック・ティー』キアラン・カーソン 栩木伸明 東京創元社
『ユニヴァーサル野球協会』ロバート・クーヴァー 越川芳明 白水Uブックス
『青い脂』ウラジーミル・ソローキン 望月哲男/松下隆志 河出書房新社
『最後のユニコーン』完全版 ピーター・S・ビーグル 金原瑞人 学研
『囚人のジレンマ』リチャード・パワーズ みすず書房
『完全な真空』スタニスワフ・レム 国書刊行会



●下記リストにて、読んでみたものの、なかなか読み進めずというものや、短篇集を数編しか読んでいないなどで中途となっているものには△印をつけてます。

<近いうちに読むつもりの本のリスト>
「黄金時代」ミハル・アイヴァス
「不気味な物語」ステファン・グラビンスキ
「レディ・オードリーの秘密」メアリ・エリザベス・ブラッドン
「肺都」エドワード・ケアリー
「ホフマン博士の地獄の欲望装置」アンジェラ・カーター
「凍」トーマス・ベルンハルト
「蜂工場」イアン・バンクス

<忘れつつあった本のリスト>
「もうひとつの街」ミハル・アイヴァス
「あの薔薇をみてよ」「幸せの秋の野原」エリザベス・ボーエン
「バン、バン!はい死んだ」ミュリエル・スパーク
「年を歴た鰐の話」レオポール・ショヴォ-
「遠い女」ラテンアメリカ短篇集
「カオス・シチリア物語」ピランデッロ短篇集△
「短篇で読むシチリア」
「悪魔の愉しみ」アルフォンス・アレー△
「白い人びと」フランシス・バーネット△
「海の上の少女」シュペルヴィエル△

<割と楽に読めそうだが、なかなか手に取らない本のリスト>
「ランポール弁護に立つ」ジョン・モーティーマー△
「どんがらがん」アヴラム・デイヴィッドスン△
「ページをめくれば」ゼナ・ヘンダースン△
「夜更けのエントロピー」ダン・シモンズ
「ふたりジャネット」テリー・ビッスン
「願い星、叶い星」アルフレッド・ベスター
「元気なぼくらの元気なおもちゃ」ウィル・セルフ
「最後のウィネベーゴ」コニー・ウィリス
「失われた探検隊」パトリック・マグラア△
「悪魔の薔薇」タニス・リー
「蒸気駆動の少年」ジョン・スラデック△
「ウィジェットとワジェットとボフ」シオドア・スタージョン
「ブラックジュース」マーゴ・ラナガン
「TAP」グレッグ・イーガン
「洋梨形の男」ジョージR・Rマーティン
「跳躍者の時空」フリッツ・ライバー
「平ら山を越えて」テリー・ビッスン
「たんぽぽ娘」ロバートFヤング

<引き続き寝かせることになりそうな本のリスト>
「マルセル・シュオッブ全集」
「独逸怪奇小説集成」前川道介訳
「怪奇・幻想・綺想文学集」種村奇季弘翻訳集成
「英国怪談珠玉集」南條竹則編訳
「教皇ヒュアキントス」ヴァーノン・リー幻想小説集
「ワルプルギスの夜」マイリンク幻想小説集
「夢のウラド」F・マクラウド/W・シャープ幻想小説集

<完全に存在を忘れていた本のリスト>
「キプリング インド傑作集」
「六月半ばの真昼時」カシュニッツ短篇集
「来るべき種族」E・ブルワー・リットン
「石蹴り遊び」コルタサル△
「四十日」ジム・クレイス
「はまむぎ」レーモン・クノー△
「夜のみだらな鳥」ホセ・ドノソ△
「別荘」ホセ・ドノソ△
「フリアとシナリオライター」マリp・バルガス・リョサ△
「このページを読むものに永遠の呪いあれ」マヌエル・プイグ△
「世界終末戦争」マリオ・バルガス・リョサ
「チボの狂宴」マリオ・バルガス・リョサ
「野生の探偵たち」(上・下)ロベルト・ボラーニョ△ 
「シネロマン」ロジェ・グルニエ
「アウステルリッツ」W・Gゼーバルト
「春は八月に来た」セッセ・コイヴィスト
「シティ」アレッサンドロ・バリッコ
「卑しい肉体」イーヴリン・ウォー
「ヴィクトリア朝の寝椅子」マーガニータ・ラスキ
「フォーチュン氏の楽園」シルヴィア・タウンゼンド・ウォーナー
「ズリイカ・ドブソン」マックス・ビアホーム
「孤独の部屋」パトリック・ハミルトン
「不浄の血」アイザック・バシェビス・シンガー△
「パウリーナの思い出に」アドルフォ・ビオイ=カサーレス
「あなたまかせのお話」レーモン・クノー
「すべての終わりのはじまり」キャロル・エムシュウィラー

<興味はあるものの全く捗っていない本のリスト>
「ゴシック短編小説集」クリス・ボルディック選
「城と眩暈 ゴシックを読む」
「悪魔の骰子」ゴシック短篇集 ド・クィンシー 他△
「米国ゴシック作品集」J・メリル 他△
「イタリアの惨劇」A・ラドクリフ△
「オトラントの城」H・ウォルポール
「ザノーニ」①② E・ブルワー=リットン
「乙女たちの地獄」H・メルヴィル
「大理石の牧神」N・ホーソーン
「イギリスの老男爵」C・リーヴ
「もうひとつの肌」J・ホークス
「ケイレブ・ウィリアムズ」W・ゴドウィン
「悪の誘惑」J・ホッグ△
「プラハの妖術師」F・M・クロフォード
「聖なる泉」H・ジェイムズ
「夜の森」D・バーンズ
「エドガー・ハントリー」C・Bブラウン

<長期冬眠中本のリスト>
「悪魔の恋」J・カゾット
「マンク」(上・下)M・Gルイス△
「ウィーランド」C・Bブラウン
「エジプトのイサベラ」A・フォン・アルニム
「放浪者メルモス」(上・下)C・Rマチューリン
「セラフィタ」バルザック
「ミイラ物語」T・ゴーチェ
「魔性の女たち」J・バルベ‐・ドールヴィイ
「魔術師」W・Sモーム
「魔女の箒」W・デ・ラ・メア
「悪魔の陽の下に」G・ベルナノス
「詩人と狂人達」G・K チェスタトン
「現代ドイツ幻想短篇集」G・マイリンク他△
「万霊節の夜」C・ウィリアムズ
「創造者」J・L ボルヘス
「ペルシーレスとシヒスムンダの苦難」(上・下)セルバンテス
「招霊妖術師」F・シラー
「侏儒ペーター」C・Hシュピース
「サラゴサ手稿」J・ポトツキ
「カシオペアのプサイ」C・Iドフォントネー
「シャンパヴェール」P・ボレル
「ファンタステス」G・マクドナルド
「ワイルダーの手」(上・下)レ・ファニュ
「神秘の薔薇」W・Bイェイツ
「小悪魔」A・Mレミーゾフ
「アカシア年代記より」R・シュナイター
「アルラウネ」(上・下)エーヴェルス
「アルクトウルスへの旅」(上・下)D・リンゼイ
「夢想の秘密」J・Bキャベル
「秘密の武器」コルタサル△
「東方の旅」(上・下)G/ド・ネルヴァル
「不思議な物語」(上・下)E・ブルワー=リットン
「十九世紀フランス幻想短篇集」J・ロラン 他△
「ロシア神秘小説集」A・Kトルストイ△
「英国ロマン派幻想集」E・ダーウィン 他△
「ヘンリー・ブロッケン」W・デ・ラ・メア
「第三の魔弾」L・ペルッツ
「西の窓の天使」(上・下)G・マイリンク
「オーランドー」V・ウルフ
「カバラーの神秘」D・フォーチュン
「現代イタリア幻想短篇集」カルヴィーノ 他△
「ヘリオーポリス」(上・下)E・ユンガー
「夢の本」ボルヘス△
「月世界への旅」M・Hニコルソン
「普遍の鍵」P・ロッシ



1 積読していたことを忘れていたもの
「ボヴァリー夫人」論 蓮見重彦
「快楽」「罪なき者」ダヌンツィオ
 
2 いつかは読もうと思い続けているもの
「地中海」5巻(藤原書店)フェルナン・ブローデル
「夢野久作全集」10巻
「牡猫ムルの人世観」ホフマン
「トリストラム シャンディ」ロレンス・スターン

3 途中でとまってしまっているもの
「ワンダフルライフ(早川書房)スティーブン・ジェイ・グールド
「田舎司祭の日記」ベルナノス

4 理由があって読んでいないもの
「青い蛇」「黒い玉」トーマス・オーウェン
「巨大なラジオ 泳ぐ人」ジョン・チーヴァー

5 近日中に読む可能性のあるもの
「説得」「分別と多感」「高慢と偏見」ジェイン・オースティン
「浄瑠璃素人講釈」上下 杉山其日庵
「翔ぶが如く」10巻 司馬遼太郎

6 買って安心してしまったもの
「女たちのやさしさ」「太陽の帝国」J・G・バラード
「眠りなき狙撃者」ジャン・パトリック・マンシェント
「殺人展示室」「灯台」「トゥモローワールド」P・D・ジェームズ
「ブラマンテ」中央公論美術出版
「ベルサイユのばら」5巻(集英社文庫)池田理代子



・「NIGHT LAND Quarterly Vol.16」(アトリエサード)
・「その部屋に、いる」S・L・グレイ(ハヤカワ文庫NV)
・「ずうのめ人形」澤村伊智(角川ホラー文庫)
・「黒面の狐」三津田信三(文春文庫)
・「朽木の花 新編・東山殿御庭」朝松健(アトリエサード)
・「フリーマントルの恐怖劇場」B・フリーマントル(講談社)
・「沈黙の声」T・リーミイ(ちくま文庫)
・「夢の10セント銀貨」J・フィニィ(ハヤカワ文庫FT)
・「リアル・スティール」R・マシスン(ハヤカワ文庫NV)



・すぐにでも読みたいもの 
『ピクニック・アット・ハンギングロック』
『現代の地獄への旅』(ブッツァーティ)
『カササギ殺人事件』
『サラ・ウォーターズ作品
『ゴシック短編小説集』
『芥川龍之介選英米怪異・幻想譚』
『英国怪談珠玉集』
『探偵小説の黄金時代』
『十三の物語』(ミルハウザー)
『まっぷたつの子爵』(カルヴィーノ)
『月の石』(ランドルフィ)
『トルーマン・カポーティ初期短編集
『幽剣抄』シリーズ(菊地秀行)
『怪奇幻想の文学1-7』

・反対になかなか取りかかれないもの
『ゴーメンガースト三部作』
『血の本』
『百年の孤独』
『好古家』(ウォルター・スコット)
『孤児の物語』
雑誌類



・アトリエサード「ナイトランド叢書」14冊
・アトリエサード「ナイトランド・クォータリー」(雑誌)16冊
・トライデント・ハウス「ナイトランド」(雑誌)7冊
・三崎書房・歳月社「幻想と怪奇」(雑誌)12冊
・新人往来社「怪奇幻想の文学」5冊
・国書刊行会「ドーキー・アーカイヴ」5冊、「ドラキュラ叢書」3冊、「世界幻想文学大系」4冊
「ゴシック叢書」3冊、「文学の冒険」4冊、「フランス世紀末文学叢書」2冊
・ハヤカワ文庫「モダンホラー・セレクション」約30冊
・廣済堂文庫・光文社文庫「異形コレクション」18冊
・水声社「小島信夫短編集成」8冊、「小島信夫長編集成」10冊
・白水社「エブリ・リクリス」6冊
・河出文庫「怪談集」6冊
・青心社「ウィアード」4冊
・スティーヴン・キング 約50冊?
・F・P・ウィルスン 25冊
・ジョン・ソール 20冊
・ダン・シモンズ 約15冊?
・創元推理文庫「ポオ小説全集」4冊
・ステファン・グラビンスキ 4冊
・創元推理文庫 ロバート・フォールコン「ナイトハンター」全6冊
・ギレルモ・デル・トロ&チャック・ホーガン「沈黙のエクリプス」上下巻「暗黒のメルトダウン」上下巻「永遠の夜」上下巻
・ドフトエフスキー(すべて新潮文庫)「罪と罰」上下巻、「悪霊」上下巻、「白痴」上下巻、「未成年」上下巻、「カラマーゾフの兄弟」3冊、「永遠の夫」、「地下室の手記」、「賭博者」、「虐げられた人々」
・トルストイ(すべて新潮文庫)「アンナ・カレーニナ」3冊、「戦争と平和」4冊
・エミール・ゾラ 約10冊?
・角川ホラー文庫 国内作家 約20冊?
・パトリシア・A・マキリップ 6冊

その他、単品の小説を挙げればキリがなく、全部で千冊超え?
持ってる中で、上のリストになく、これだけは読みたいというのは、
・ボラーニョ「2666」
・ピンチョン「重力の虹」上下巻
・聖書
・ジョルジュ・ベルナノス「死んだ教区」
・ミシュレ「魔女」上下巻



・ストレス発散に購入した約300冊
(主に近代日本文学の短編集、国内外の幻想小説短編集、詩人の随筆集、元素図鑑、科学系哲学書、科学系雑学書等々)
・未購入の積読
(巌窟王、ファウスト、最近の伊坂幸太郎作品、最近の京極夏彦作品)



カレル・チャペック『クラカチット』
ブルガーコフ『ブルガーコフ戯曲集Ⅱ』
マイケル・オンダーチェ『ビリー・ザ・キッド全仕事』
カルヴィーノ『見えない都市』
シニャフスキー『シニャフスキー幻想小説集』
ジム・トンプスン『ポップ1280』



フランツ・カフカ『城』
レーモン・ルーセル『アフリカの印象』
J.G.バラード『千年紀の民』
ドゥルーズ/ガタリ『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』



・ロレンス・ダレル『アレクサンドリア四重奏』(全四巻)
・ロレンス・ダレル『アヴィニョン五重奏』(全五巻)
・小川一水『天冥の標』(全十巻、全十七冊)
・シェイクスピア作品
・『聖書』
・『書物の破壊の世界史』
・『聖書の成り立ちを語る都市』
・『キャプテン・ハーロック』



・レオ・ペルッツ「どこに転がっていくの、林檎ちゃん」「ウィーンの五月の夜」「レオナルドのユダ」「聖ペテロの雪」「夜毎に石の橋の下で」「ボリバル侯爵」
・ミエヴィル「都市と都市」
・チャトウィン「パタゴニア」
・メアリ・シェリー「フランケンシュタイン」
・タブッキ「逆さまゲーム」
・佐藤亜紀「金の仔牛」
・ユルスナール「北の古文書」
・コンラッド「コンラッド短編集」
・コルタサル「悪魔の涎その他」
・チェスタトン「新ナポレオン奇譚」「四人の申し分なき重罪人」
・柳田国男「海上の道」
「マルセル・シュオブ全集」、「奇妙な孤島の物語」、「紙の民」その他、たぶんまだたくさん埋もれてます…。



次回「第22回読書会」は2019年6月30日(日)開催予定です。

テーマは、

ブラックウッドと英国怪談の伝統
課題図書
アルジャーノン・ブラックウッド『いにしえの魔術』(夏来健次訳 アトリエサード)
由良君美編『イギリス怪談集』(河出文庫)

詳細は後日告知する予定です。

テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

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Author:kazuou
男性。本好き、短篇好き、異色作家好き、怪奇小説好き。
ブログでは主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。twitterアカウントは@kimyonasekaiです。
怪奇幻想小説専門の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。twitter上の怪奇幻想ジャンルのファンクラブ「 #日本怪奇幻想読者クラブ 」主宰。
『ミステリーズ!vol.96』(東京創元社)に怪奇小説の翻訳概況を書きました。
同人誌『海外怪奇幻想小説アンソロジーガイド』を2019年8月に刊行しました(完売しました)。
「海外怪奇幻想作家マトリクス・クリアファイル」、同人誌『物語をめぐる物語ブックガイド』『迷宮と建築幻想ブックガイド』を盛林堂書房さんで通信販売中です。



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