怪奇幻想読書倶楽部 第4回読書会 開催しました
 2月26日の日曜日、JR巣鴨駅前のカフェにて「怪奇幻想読書倶楽部 第4回読書会」を開催しました。出席者は、主催者を含め9名でした。
 テーマは、第1部「夢と眠りの物語」、第2部「テーマなしフリートーク」です。今回は、本会のみ4時間。参加してくださった方には、お礼を申し上げたいと思います。
 それでは、当日の会の詳細について、ご報告いたします。

 今回も、参加者全員のプロフィールをまとめた紹介チラシを作りました。チラシをPDFにしたものを、メールにて事前に配信しています。
 前回同様、あらかじめ作っておいたプラスチック製ネームプレートを、参加者それぞれの前に立てたうえで、参加者を紹介しておきます。今回も、新規の方のみ主催者から紹介し、2回目以降の参加者には、軽く自己紹介をしてもらいました。

 今回のテーマは「夢と眠りの物語」。過去3回のテーマは、どちらかと言うと「ジャンル」的なものだったのに対して、今回は「モチーフ」的なものと言っていいんでしょうか。その点、新しい試みではありました。
 主催者が作った〈夢〉テーマ作品リストのほか、参加者のGreenさんの方で独自に挙げていただいたリストも参考にしながら、話を進めていく形になりました。
 ただ、テーマ的にどのような作品が扱われるか、参加者の方にいまいちイメージが伝わらなかった感もあり、進行がスムーズにいかなかったのは、自分への課題として残りました。

 第1部が終わり、第2部の完全フリートークの時間に入っても、〈夢〉テーマの話が結構続いたので、今回はほとんど〈夢〉テーマで終わったといっていいかもしれません。皆さん心に引っかかるものがあったというべきなのか、興味深いテーマではあったと思います。

 それでは、今回のトピックについて順不同で並べてみます(例によって、記憶にあるものだけですが)。

・人間が見る夢について。夢の内容は大体が支離滅裂で、また、個人的にしか意味を持たないことも大部分。それゆえ、他人と夢の話をしても、あまり興味を持ってもらえないことが多い。
・他人と夢の話をすることがあるか? ほとんどない人が大半。夢の中で危険な目に合うなど、特殊な例を除いては、あまり共通の話題にもならないことが多い。
・夢には記憶が反映される? 外国の風景が夢に出てくるとき、イメージとしての風景が出てくるが、実際に行った場所であれば、映像的にも鮮明になるような気がする。
・夢に関する文学は、古代から存在するが、近代以前のものは神託やお告げとしての夢を描いたものが多い。
・夢をそのまま記述した「夢日記」は、部分的に面白い部分はあるが、全体的には退屈なものが多い。
・夢に関する描写を、古典的な名著から抜粋したアンソロジー、スティーヴン・ブルック編『夢のアンソロジー』は、退屈で眠くなってしまう。
・『夢のアンソロジー』と同じようなコンセプトでも、ボルヘス編『夢の本』は、ボルヘス好みの不思議な描写を含む夢が多く取り上げられており、エンタメ度が高い。
・「邯鄲の夢枕」で知られる沈既済『枕の中の世界の話』、「南柯の夢」で知られる李公佐『南柯郡太守の物語』など、古い中国の夢物語には、現代の夢テーマのSFやファンタジー作品の原型が見られる。
・白行簡『三つの夢の話』は、相手の夢が現実に現れた話、自分の夢を相手に見られた話、同時に同じ夢を見た話、3つの夢のパターンを並べるという構成の夢物語ショート・ショートで楽しい。
・蒲松齢『聊斎志異』の1エピソード『宰相の夢のあと』は、上記『枕の中の世界の話』を元にした話。人間の生のはかなさを描くために、人生2回分以上の時間が夢だった…とするすさまじい物語。
・蒲松齢『聊斎志異』の面白さ。エピソードは数百篇と膨大。妖怪変化や精霊などが出てきたり、色恋を扱ったものが多い。
・都築道夫『有毒夢』の紹介。未来を舞台にした作品だが、あっさり人が殺されてしまう。
・都筑道夫の怪談作品について。怪奇小説としての理想は岡本綺堂と内田百閒だったらしく、実際に後期の作品はこの2人の作風に近くなってくる。後期の短篇集『目撃者は月』では、夢をテーマにした怪奇作品が多かった。
・フィリップ・K・ディック『凍った旅』は、ディック後期の短篇。冷凍睡眠から目覚めた男がコンピュータに強制的に良い夢を見させられるが、男の罪悪感から全て悪夢になってしまうという物語。結構が整っているのと、ディックらしからぬ哀愁感が感じられて、味わい深い作品。
・SF作品だと、タイトルに「夢」とつく作品がよくあるが、内容的には夢と関係なかったりする。
・マーガニータ・ラスキ『ヴィクトリア朝の寝椅子』の魅力について。一種のタイムトラベルものだが、妙な心地悪さのある作品。同じくラスキの怪奇小説『塔』も気色悪さの際立つ作品。
・《20世紀イギリス小説個性派セレクション》は、なかなか面白いセレクションだった。シルヴィア・タウンゼンド・ウォーナー『フォーチュン氏の楽園』など
・シルヴィア・タウンゼンド・ウォーナーについて。未訳の作品『猫のゆりかご』『ロリー・ウィローズ』などについても。
・キャサリン・ストー『マリアンヌの夢』の面白さ。画帳に描いたものが夢の中で現実化されるという話。児童文学扱いだがけっこう怖い。映画化作品『ペーパーハウス 霊少女』は完全にホラー映画。
・ボルヘスは夢に関心の強かった作家。『円環の廃墟』について。夢の中で人間を作り出すという幻想小説。「神」のアナロジー?
・ケヴィン・ブロックマイヤー『終わりの街の終わり』について。生者の記憶にある限り、存在を続ける死者の街の物語。何ともいえない魅力のある作品。
・エドモンド・ハミルトン『眠れる人の島』について。
・ロード・ダンセイニ『ぺガーナの神々』について。神々さえも、つかの間の夢に過ぎない…という壮大なファンタジー。〈宿命〉と〈偶然〉が賭をする…というのは、決定論と自由意思の問題を神話に流用したもの? ダンセイニの世界観は、日本人の心性に近い気がする。
・チャールズ・ボーモント『トロイメライ』について。このパターンのオチを知らずに読むと、すごくビックリするのではないか。
・アルベルト・モラヴィア『夢に生きる島』について。ラヴクラフトやクトゥルーのパロディとしての側面も。
・アーシュラ・K・ル・グィン『天のろくろ』について。夢で世界を改変するというファンタジー。世界改変というすごい能力を描きながら、作品の主眼がそこにはないところに作家性を感じる。映像化作品『レイス・オブ・ヘブン』は、特撮などは控えめだが、わりと原作に忠実な良作。
・内田善美『星の時計のLiddell』について。マンガというより絵画に近い。発想元はアンドレ・モーロワ『夢の家』? 類似した発想のイギリス民話『夢の家』も存在。
・内田善美について。そもそも男性か女性かも不明。作品の再刊は拒絶しているそう。
・アンブローズ・ビアス『アウル・クリーク橋の一事件』について。「夢オチ」の元祖? 現代エンタメでは類似の作品が多く見られる。似たテーマの作品として、エイドリアン・ライン監督『ジェイコブズ・ラダー』など。
・ナサニエル・ホーソーン『デーヴィッド・スワン』の独創性について。現実に「夢」が通り過ぎるという作品。「今までの人生は全て夢だった」というテーマを逆転させたユニークな発想。
・シャーリイ・ジャクスンの作品集『こちらへいらっしゃい』について。収録作品『夜のバス』は、夢テーマ作品の傑作。同時収録のエッセイも面白い。ぜひ復刊してほしい作品集。
・怪奇小説で夢が扱われるときは、たいてい「悪夢」として登場する。わりとワンパターンな使い方が多い気がする。
・ウィルキー・コリンズ『夢のなかの女』について。夢の中で殺されそうになる話。それが真実なのか妄想なのかはっきりしない構成も巧み。
・ロバート・R・マキャモン『夜襲部隊』について。映像化作品も面白かった。
・シーリア・フレムリン『特殊才能』の怖さについて。他人を悪夢にひきずりこむ男の物語。悪夢を扱った作品の中でも、かなりの怖さをほこる作品。
・楳図かずお『神の左手悪魔の右手』について。全体に夢に関連する要素が強い作品。とくに第1エピソード『錆びたハサミ』は、全篇悪夢がテーマになっている。主人公の少年をはじめ子供たちの倫理観の描かれ方などが独特。
・SF作品では、ある時期、睡眠をなくしたらどうなるか?という感じの作品があった。バラード『マンホール69』など。現代では、ナンシー・クレス『ベガーズ・イン・スペイン』などが似たようなテーマの作品。
・現代の夢テーマでは、夢に潜り込む…というタイプの作品が多い。筒井康隆『パプリカ』、映画『マトリックス』シリーズ、ターセム・シン監督『ザ・セル』、クリストファー・ノーラン監督『インセプション』など。
・映画『インセプション』について。夢世界が階層構造になっているところが面白い。
・小川未明『金の輪』について。凄味のある作品。未明には他にも面白い作品がある。
・フリオ・コルタサル『夜、あおむけにされて』について。夢と現実が逆転するストーリー。
・シオドア・スタージョン『熊人形』について。何とも言えない不気味さのある作品。『監房ともだち』など、スタージョンには他にも変な作品がある。
・スティーヴン・ミルハウザー『アリスは、落ちながら』について。『アリス』のパスティーシュ作品。『バーナム博物館』収録作品中では目立たないが、いい作品。
・マーガレット・ミラー『鉄の門』について。ミラー作品では、時折、現実が悪夢のような情景に変貌することがある。精神的に問題をかかえた登場人物が多いせいもあるかも。『心憑かれて』など。
・戦後のニューロティックサスペンスでは、悪夢のような、幻想小説に近い作品もある。ジョン・フランクリン・バーディン作品など。
・フロイト以後における、夢テーマ作品への影響について。一時期は、精神分析的な視点を持ち込んだ作品が多く書かれた。ただ、象徴をちりばめられた作品を読んでも、物語として魅力的ではないものも多い。
・現代では、フロイトやユングの思想は、SFやファンタジーのひとつの素養として読まれていくのではないか。
・筒井康隆はフロイトの影響が強く、夢についての著作も多い。『パプリカ』『夢の検閲官』など。
・スティーヴン・キング作品について。近年の作品はどんどん厚くなっている? キングの文体の特徴について。商品名を羅列する、頭の中に流れるCMを描写する、など。リアリティを出すための技術?
・キング『シャイニング』について。映画版と原作は大分違う。キング自身が再映像化した作品についても。
・キング『ランゴリアーズ』の面白さ。サスペンス度は強烈。映像化作品では、最後に怪物が出てくる場面で白けてしまった…という人も。
・ネルヴァル『オーレリア』について。散文詩のような作品。
・映画、ジャック・リヴェット監督『セリーヌとジュリーは舟でゆく』について。女性二人を描いたファンタスティックな作品。他に似ている作品が思い浮かばない、ユニークな映画。
・駕籠真太郎作品について。もともと成人マンガ畑の人だが、近年はわりとメジャーに。奇想がすごい。人体がバラバラになったりと、筒井康隆を思わせるところもある。
・中野京子『新 怖い絵』について。「普通」の絵画だけでなく、殺人鬼ジョン・ウェイン・ゲイシーのピエロの絵なども収録しているところが面白い。
・久世光彦『怖い絵』について。この著者は、日常にさりげなくフィクションを混ぜるのがうまい。
・殺人鬼たちが描いた絵画展について。
・『マリ・クレール』誌は、安原顯が編集に関わるようになって文芸誌のようになった。
・安原顯が絡んだブックガイドシリーズは、どれも魅力的だった。とくに角川文庫から出た『短篇小説の快楽』は、それぞれの専門家がベストを選んだ魅力的な本。風間賢二『ホラー短篇小説ベスト50』、荒俣宏『ファンタジー短篇小説ベスト50』など。中には「ノン・ジャンル」という、よく分からない分類も。
・新刊情報をどこで入手するか? 「悪漢と密偵」さんのtwitterでの新刊情報は非常に便利。
・図書館の利用法について。マイナーな翻訳ものは、リクエストをしないと入れてくれなくなってしまう。ベストセラーばかり入れるのは図書館としていかがなものか。
・最近の図書館はサービスが行き届いている。深夜まで開館していたり、カフェ併設のところも多し。
・ルネ・マグリットの絵画作品の面白さ。現実にありえない組み合わせ、描かれた内容とタイトルの乖離、描かれた空の美しさなど。マグリットには、似たモチーフの作品が多数あり、それぞれタイトルが違うので、タイトル名を覚えるのが大変。
・ダリの作品について。絵画というより宝飾品に近い扱い。
・クリムト作品の素晴らしさについて。実物を見ると圧倒される。
・ヘンリー・ダーガーについて。世界観の設定の細かさがすごい。死後にダーガー作品の価値を認め保管した家主は偉い。
・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』は、夢テーマ作品?
・ブラックウッド『ジンボー』について。隠れた名作。
・ブックガイドについて。ミステリやSFなどはたまにガイドが出るが、ホラーに関しては滅多に出ない。風間賢二『ホラー小説大全』の再刊でも、新しい情報はとくに更新されていなかった。現代のホラー事情が最近はわからなくなっている。
・自由国民社『世界のSF文学・総解説』について。「幻想文学」版もそうだが、あらすじを結末までばらしてしまうのはどうかと思う。トールキンの項目に記された、トールキン自身の歌のカセットが気になる。
・書きたいジャンルの需要がないので、別の分野で書く作家は昔からいた。マシスンのように本質はホラー作家だが、主にSFで活躍した作家もいる。日本でも純文学作家がミステリを書いていた例もある。
・《ドーキー・アーカイヴ》について。サーバン『人形つくり』は面白かったが、あまりバリエーションの書けない作家という印象。何冊か出たら飽きてしまうかもしれない。
・坂口尚の〈夢〉をテーマにした短篇マンガについて。
・夢をテーマにした谷内六郎の画集について。
・妄想が現実化する…というのも〈夢〉テーマのバリエーション? 小松左京『召集令状』、オーガスト・ダーレス『淋しい場所』、フレドリック・ブラウン『発狂した宇宙』、フィリップ・K・ディック『虚空の眼』など。
・映画『ビューティフル・マインド』について。
・映画『眠る男』について。
・映画『マイ・プライベート・アイダホ』について。
・怪奇小説における「手」テーマの作品について。W・F・ハーヴィー『五本指の怪物』、ジェラール・ド・ネルヴァル『魔法の手』、ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ『白い手の怪』、モーパッサン『手』、クライヴ・バーカー『手』、オリバー・ストーン監督の映画『キラー・ハンド』など。
・ジャック・ロンドン『星を駆けるもの』について。精神の力だけで肉体世界を克服する話。『新トワイライトゾーン』のエピソードで、似たようなテーマの作品があったが、そちらでは二重のオチになっていて感心した。
・田中啓文の作品について。ダジャレから発想されていて、その発想力に驚く。『銀河帝国の弘法も筆の誤り』『異形家の食卓』『UMAハンター馬子』など。
・「自動筆記」をはじめ、シュルレアリストたちは夢や無意識の力に関心が強かった。チャンス・イメージなど。
・E・H・ヴィシャック『メデューサ』について。昔から幻想小説の名作と言われていたもの。邦訳がアトリエサードから刊行予定。
・R・L・スティーブンソン『びんの悪魔』について。非常によくできたお話。フリードリヒ・ド・ラ・モット・フーケ『地獄の小鬼の物語』という、そっくりの話がある。


第5回読書会は、3月中旬~下旬に予定しています。

テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント
ホラー小説のブックガイド
Jホラー華やかなりし頃はムックなども出ていたような。目指す書籍がはっきりしている場合はネットは便利ですが、最近のホラー小説の流れを俯瞰して海外の未訳作品まで紹介してくれるサイト様はあるでしょうか?
【2017/03/01 12:39】 URL | 奈良の亀母 #- [ 編集]

>奈良の亀母さん
ホラーブームのときは、映画とのタイアップ本みたいなのはありましたね。サイコ・スリラー作品のガイドブックみたいなのもあった覚えがあります。
映画の場合は、今でも日本未公開の海外ホラーを紹介してくれてるサイトもあったりするようですが、小説になると難しいんじゃないでしょうか。
【2017/03/01 19:45】 URL | kazuou #- [ 編集]


遅くなりましたが、先日はどうもお疲れさまでした。
kazuouさんの作成してくれる参考資料は、いつも充実していて、
それこそこれをまとめたらよいガイドブックになりそうです。
これから「奇妙な世界」に迷い込みたいという若い方(まあ、別に若くなくてもいいですが)は、
これを手に入れるためにだけでも、読書会に参加する価値があるかもしれませんね。
【2017/03/04 14:22】 URL | shigeyuki #- [ 編集]

>shigeyukiさん
こちらこそ、ありがとうございます。shigeyukiさんとは、いろいろ幻想文学の話ができて、僕も楽しませていただいています。
読書会は、毎回マニアックなテーマが多いので、指針になる資料があった方がいいかな、と思って作っています。この前の「夢と眠り」は少々やり過ぎだった感じもありますが…。あるジャンルに興味を持った人が、入門ガイドとして使っていただいたら、それはそれで嬉しいですね。
でも資料を作るために、いろいろ読み直してみたりすると、自分の中である種の作品についての整理がつくこともあるのは事実で、その意味では自分のためにもなっているかもしれません。
【2017/03/04 15:02】 URL | kazuou #- [ 編集]

個人的余談
またずいぶん時間が経ってしまいましたが、読書会主催、お疲れ様でした/ありがとうございました。
私自身は早合点でリストを作って送ってしまったり、初参加の方に再三話題を振ろうとして自分が喋ってしまったりと今回も何だか締まらない感じでしたが、それでも楽しい時間を過ごさせて頂きました。
記憶に残っている部分の余談を少々…

●駕籠真太郎作品
自己紹介の中でお好きなものの一つとして駕籠真太郎を挙げたoさん。
内容的に破天荒なだけでなく、割と "恥ずかしい方" の作品ですよねという感じで話を振られて、自分は実は全巻読破しており「少しだけ読むのだと恥ずかしいが、全冊読破したら自慢できる」ということを、ちょっとドヤ顔で(?)語っておられて印象的でした。こちらもマニアはそう来なくっちゃね、という気分に。(まるで基礎知識のごとく、あぁ知ってますこれですよねという感じで話題に乗られたkazuouさん達も凄いですが…)
駕籠真太郎という人は初めて知ったのですが、検索してみると成人マンガの分野がフィールドで、奇想漫画家を自称している(Googleの[他の人はこちらを検索]欄に伊藤潤二の名前が出てきて何となく納得)とのこと。検索して出てきたうち、4コマのマンガなどはギャグ系の人によくある画風でしたが、出てきた表紙絵などを見るとかなり緻密な絵、イラストチックな画風などもこなされるようで、結構器用な方なのかなぁと。
(ところで先ほど名前を出した伊藤潤二、3/9にNHK Eテレの漫勉なる番組で取り上げられるみたいですね)


●後期のディックと「凍った旅」
「凍った旅」は、saさんが自分の夢作品リストからご紹介されたものでしたが、先ず後期のディックは宗教体験的なものに入れこんでしまった結果、自己を検討する視点のない、あまり他人が読んで面白いとはいえないという感じの話を。
確か日本で「ヴァリス」が出た際にはちょっとした評判を取って、その時代でのディック再評価につながったような記憶があるので、後で(「ヴァリス」の名前が出てこなかったので)「聖なる侵入」辺りの作品って読む価値がありますかねぇ…?と伺ってみたところ「・・(笑)、ないんじゃないですかねぇ…。」「あ、『ヴァリス』に関してはまだ面白く読めると思いますよ」という感じのご回答でした。
こんな時代の作品中にあって、「凍った旅」は例外的に自己に対するシビアな視点が反映された作品だそうで、コンピュータが用意してくれた楽しい夢の穴を見つけ、徹底的につつきまわして悪夢に変容させてしまい結局苦しむ悲観的な男と、そのことにぼやきつつも前向きに新たな夢を準備するコンピュータとの繰り返されるやり取りが、ディックの内面のせめぎ合いを思わせて何とも味わい深い……というようなことを愛着たっぷりに語ってくれていましたね。
こんなだと確かに聖なる、絶対的な何かにすがらざるを得なくなってしまうのかも…いうのが、短い梗概からでも容易に想像できるのも凄いところかも。


●「鉄の門」が復刊されない理由
マーガレット・ミラーのハヤカワ・ミステリ文庫で再刊された4作品のうち、3作品までは創元推理文庫で新訳で再刊されているわけですが、「鉄の門」だけは今のところ復刊される様子がないです。
Iさんによると、知人がこの作品の復刊はしないのかと出版社に問い合わせたそうなのですが、得られた回答は、
「これはミステリとしてはさほど優れた作品ではないから」だったとのこと。
個人的には、ん? そうかなぁ・・・?という感じで、またミステリとして以外の読みどころも多いと思うのですが、
MWA最優秀長編賞受賞の「狙った獣」、代表作の呼び声高い「まるで天使のような」などと比べると、復刊する意義が少なく感じられてしまうのは仕方のないところかも。(再刊、復刊となれば、ある程度売れてくれなくてはいけないですしね…)
でも、まぁファンのひいき目はありましょうが、ポケミスに残された「これより先怪物領域」「明日訪ねてくるがいい」なんかも含め、内容の魅力という点では再刊する価値はある気がするんですが・・・


●「シャイニング」とキング作品の魅力
どこからキングの話になったのか覚えていないのですが、作品中に商品名何かを羅列する作風の話をどなたかがした関係だったでしょうか…? そこからちょっと意外でしたが、kazuouさんが「ランゴリアーズ」の面白さの話について、shさんがキング作品は長いなぁと感じても、実はその描きこみの積み重ねが恐怖につながっている、ということを「呪われた町」「ペット・セマタリー」を例に出して、それぞれ熱弁されていて印象的でした。
因みに私が持ち出した「シャイニング」の、生け垣動物がいつの間にか移動して迫ってくる場面は、場面単独の迫力の他に、後で息子が同じ体験をしてその話をした際に、気のせいだろうと否定したところ、直観的に「本当だと知っているはずだ、自分だって見たのだから」と反駁されて思わず平手打ちをしてしまい、瞬間的な怒りに我を忘れ暴力をふるった過去、アルコールで正気が失われているのかもしれないという疑念、妻とのいさかいと家族崩壊・・・といった過去の事態が再現されてしまうという場面への前段となってくる意味でも重要な名場面ですね(夢とは関係ないですが)
(嘘だ、嘘だ、こんなことが、起こるはずか、ない!)←記憶で書いていますが 、このセリフとともに焼き付いている場面ですが、この作品、「赤死病の仮面」や「不思議の国のアリス」の思いがけない引用法など、名場面が多く、機会があったら別途語ったりご意見を聞いてみたい作品ではあります。
そうそう、推薦作品の名場面と感じるところを抜き出してもらう… というのを参加の方に(有志でよいので)やって頂いたら面白いかも、というのは今回リスト作成中に感じたことでしたが、手間だし難しいんでしょうかね…


●「パプリカ」のラストシーン
パプリカのラストシーン、そこまでの展開の意味を更に変えてしまうような場面になっている、ようなお話があって(shさんでしたかね…)、私も、あれ、そうだっけ、全く記憶にないけれど… という感じだったのですが、手元に本を残していないので帰ってからも確認できず、ネットで調べてもいまいち、説明にたどり着けず… 今なおそういう状況ですが… そのためだけに本をもう一度買うほどでもないし、立ち読みでもするか、この件このまま忘れてしまうか、という・・・・(その後ご確認などされていたりしますか?)
なお、hさんから安原顯さん時代のマリ・クレール誌についての話がありましたが、そういえばパプリカもマリ・クレール誌で読んだのではなかったかとふと思って確認すると、やはり、マリ・クレール誌での連載でしたね。これまた奇遇といいますか。吉本ばなな氏の「つぐみ」の連載があったのははっきり記憶していたのですが。


●シュルレアリスムの技法とエルンスト
レーモン・ルーセルの話題から、シュルレアリスムの技法へ、そしてダリ、マグリットの話題が出ましたが、フロッタージュやデカルコマニーといった絵画技法の話題が出たので、エルンストの名前を出してみたのですが、あまり反応が良くなかったですね。でも前述の作品の他にもコラージュなどシュルレアリスムの様々な技法に則った作法を駆使して、分かりやすく(見て楽しい)完成度の高い作品を生み出したという点で言うと、あくまで自分の作風を貫いた感のある二人と比べても、よりシュルレアリストらしい天才じゃないかと、マグリットファンの私としても思うのですけれど・・・・
そんな具合で話題にも出せなかったですけれど、エルンストには「百頭女」といった文章+コラージュの作品もあるんですよね(多分文章は自動書記ではないですが)。イメージ重視の作風(文章はコラージュ作品をベースにしたものなのだから当たり前か…)は、フランス系幻想譚にもかなり近しい感じですが、そこに関連があるのかどうかは分かりません…


●伝説の作品「メデューサ」
ヴィシャックの『メデューサ』。未訳の作品ですが、これが出るのかと注目されている作品らしいので、ではいったいどんな作品なのですか、と訊いてみると、誰もそれを知らない・・・・
とにかく伝説の作品という話が独り歩きしているような感じのことしか聞けずに終わったので、何となくもやもやした感じが残ったのですが、検索してみると、ペルッツの翻訳でお馴染み、垂野創一郎さんがブログで内容に触れていらっしゃいますね…
http://d.hatena.ne.jp/puhipuhi/20170210
何だか ドーキー・アーカイブに入っていそうな怪作っぽいですね… 読んでみたくなりました。


●「ロウフィールド館の惨劇」
本会中も、ミステリのシリーズ化作品について、登場するメインキャラクターのクロクニル的な側面が強くて、単独の作品としての面白さとなると薄味になってしまっているのではという話題が出ましたが、帰途では純粋にミステリサイドから怪奇幻想系の話題に参加するのは難しいのかといったような話題から、Rさんがレンデルでこれだけは読んでいるという「ロウフィールド館の惨劇」の話をされて、これは自分の中でもレンデル作品の中で特別だったのでおぉ!と。
その前に怪奇幻想に近い作風の作品は…?という話題で前述のマーガレット・ミラー作品はそうなのではと言われたものの、でもミラーは別に怪奇ではないしなぁ…などと言っていたところに挙がった話題でしたが、作品として全く怪奇幻想ではなくても、怪奇幻想系の読者に(Rさんは手広くというよりは好きなものだけを読むタイプとのことでしたが)受け入れられる作風ってあるんだろうなと。
個人的にもそういった作品は検索などでは出てこないし、リストがあったら見てみたいものですが、でもそういう作品が固定的にあったとして、リストアップするのは難しいんだろうなぁ… アマゾンのお勧め機能の話題が今回か前回か出ましたが、お勧め作品にそういう異ジャンルの面白く読める作品って反映されうるんでしょうかね…


●夢を覚えておくのは良くない?
夢というと、昔はフロイトやユングの精神分析の対象として扱われ、小説上でもそのような素材として扱われることも多々ありましたが、今となっては精神分析自体、治療などに使われることもあまりないそうですが、saさんから精神医学の世界では夢のもつ意味について、復権の兆しがあるらしいですよ、という話を伺ってへぇ・・・と。
更に、と、夢を覚えているのは頭によくないみたいですよ、という話も出て(Rさんだったかもご存じだったみたいですが)そうなのか、どういう理屈だろうと思ったのですが、チラッとネット検索した感じだと、夢をよく見る人の睡眠の質が良くないようだという、研究結果の話なのかなという感じでした。


今回も面白い話は沢山伺えて満足でしたが、元々出無精なもので、もう次かという感じをちょっと受けたのと、次回の話題リドル・ストーリーはあまり得意分野ではないというかそんなに面白みを感じていないところなので、ここは1回お休みとするのも(?)ありかなぁと考え中。
ただ、ブックガイドで面白い話を伺えるかも、というのと(個人的にも、参考になりつつちょっと変わり種かもというのがありますし…)、連休の中日なので負荷は低いかなというのと… まぁ迷っているのはいつものことなので、いつも通りの結論に落ち着くのかもしれないですが・・
【2017/03/05 19:54】 URL | Green #mQop/nM. [ 編集]

>Greenさん
ドヤ顔でしたか…。駕籠真太郎は、最近はメジャーな作品も描いていて認知度も随分上がったと思いますが、あんまり読者であることを表立って言えない雰囲気が以前はあったんですよねで(こちらの思い込みかもしれませんが)。そんな名前が出てきたので、嬉しくなってしまったのはあったかもしれません。成人マンガ時代から、奇想はすごくて、基本的には人体を使ったシュールなネタが多いです。伊藤潤二と確かに通じるところはあるかも…。

『凍った旅』は僕も良い作品だと思います。僕はディックの長編はほとんど読んでいないので、何ともいえないところはあるのですが、短編でも後期の作品はおかしな感じになっている中で、『凍った旅』は随分とかっちりとした作りの作品だなと思います。

『鉄の門』、読んだのは随分昔ですが面白い作品だったと思います。ミラー作品は、たまにミステリ要素が少なくなることもありますが、小説として面白いものが多いので、復刊する価値はあると思いますね。

僕は、キングのあまりいい読者ではないので、あんまり深いところまでつっこまれると困るのですが、キングは、SF要素の強い作品の方が面白かった覚えがありますね。『ランゴリアーズ』は「時間・次元SF」的な感じで読めたので、印象に残っていました。
『シャイニング』は、あんまり印象に残っていなくて、あまり話に絡めませんでしたが…。
印象に残った部分の引用、というのはちょっと難しいかもしれませんね。

『パプリカ』、僕としてはそんなに面白かった…という印象がなかったので、結末の印象も薄いのかもしれません。本もすぐ見つからないので…。

あんまり本格的に美術の話をするのも難しいのですが、僕としては、シュルレアリストたちが新しい技法を使って「夢」や「無意識」を引き出そうとした活動は、「夢文学」ともつながる部分がありますね、という感じでした。エルンスト作品は、フランス幻想小説に近い部分はあると思います。

『メデューサ』、多分読んでみるとそんなに傑作!という感じではない気はしますが、本国ではカルト的な作品らしいので、幻想文学ファンとしては気にはなります。

ミステリファンでも、ゴリゴリの本格派の人は、怪奇幻想と相性が悪いでしょうね。怪奇幻想に近いミステリというと、僕としてはマーガレット・ミラーとかヘレン・マクロイとかが、すぐに思い浮かびます。
具体的な作例としては、昔、千街晶之さんが出したガイド『怪奇幻想ミステリ150選』などに収録された作品になるんじゃないでしょうか。

夢を覚えておこうとする努力が、脳を休めるのに良くない…とする説はあるようですね。夢日記なんかをつけている人は、あんまり体調が良くないという話もあるようですし。
【2017/03/05 21:07】 URL | kazuou #- [ 編集]


greenさん、kazuouさん、すみません、「パプリカ」のことでややこしい話をしてしまって。
ぼくも随分昔に一度読んだだけで、あんまりはっきりと覚えてなかったんですよね。kazuouさんではないですが、ぼくもそこまで面白いとは思わなかったですし。本はうちにあるのですが、どういうわけか今娘が部屋に持って行ったままになってしまっているので、まだ確認もしてません。まあ、大したことじゃないので、忘れちゃってください(笑)。多分、ぼくが何か勘違いしてしまっただけだと思います。

キングの作品は、ぼくはそれほどたくさん読んでないのですが、ストーリーだけ取り出したらバカみたいな話を、これでもかというほどの世俗的なディテールで味付けして、いかにも本当らしく仕上げる手法には、うまいなあと思いました。なんというか、ひとつの大きな大嘘の部分以外は、あまり流れに違和感を感じない、普通の物語なんですよね。

今回は夢のテーマでしたが、後でちょっと思ったことを一つ二つ、蛇足として書いておこうと思います。

・例えばケプラーの「ソムニウム」やウィルヘルム・ブッシュの「エドワルトの夢」のように、自分の研究を述べるため、あるいは社会風刺を行うためといった、やや発表にリスクを伴う著作を発表する際に、いわば言い訳として、最初に「これは夢です」と言ってから始める物語もある。

・日本において、おそらく最も有名な夢を題材としたサブカルチャー作品は、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」ではないか。
【2017/03/05 23:19】 URL | shigeyuki #- [ 編集]

>shigeyukiさん
『パプリカ』の結末、お話が出た後、気にはなっていたのですが、本も見つからないままになっていました。見つかったら、確認はしておきたいと思います。

キングは、あらすじを話すと、わりとシンプルな話も多いですよね。他の作家なら小説にならないようなネタを、力業で小説に仕上げてしまうのだと思います。

ファンタジー的な設定を導入する道具立てとしての「夢」というのはあるでしょうね。政治的な風刺をする際に、これは別世界や異星の話だから、とするのも同じような手法だと思います。

『ビューティフル・ドリーマー』は、評価が高いですよね。実は僕、この作品観たことがないのですが(『うる星やつら』自体、そんなにファンではなかったので)、やはりいろいろ噂を聞く限り、観ておくべき作品のようです。
僕の好きな映画『ダークシティ』など、『ビューティフル・ドリーマー』の影響を受けているのではないか? というような話もありましたし。
【2017/03/06 20:46】 URL | kazuou #- [ 編集]

ここはお返事しておくべきか…
>shigeyukiさん

騒ぎ立ててすみません、そちらこそお気になさらず・・・
人生の楽しみとして(笑)、勝手に「謎」をつついているだけですから。
飽きたら放り出すでしょうし…
因みに私自身はあの話、それなりに楽しんで読んだ記憶があります。

一つの嘘以外は真実で通せというのは、嘘をつく時の鉄則だった気もしますが…(笑)
考えてみると、キングに限らず、怪奇小説もメインの嘘を他の部分のリアリティで支える構造を持っている気がします。
嘘という点からみると… SFなどは嘘の体系をつくって、ファンタジーは心の真実に寄せた嘘を配置し、モダンホラーは面白さ重視で嘘をばらまく感じでしょうか・・・・単なる思いつきですみません…

夢物語を謳った昔の学術書って、みんなに分かりやすく空想体験記にしてみました、という感じですよね。それに当たるどんな著作があったのかはすっかり忘れ、ケプラーの他にはないのかと探してみましたが、少なくともちょっと検索した程度では出てこなかったですね・・・。
他にありそうなパターンとしては2人(師匠と弟子?)の対話とかも結構ありそう
。ガリレオの天文対話、とか。

「ビューティフル・ドリーマー」は有名ですけれどそのことだけしか知らないので、次の機会にご紹介ください(笑)。いろいろ疎いところがありまして・・・・
高橋留美子作品はテレビアニメを一部楽しく見ていましたが、「うる星やつら」は実は全く見ていないんですよね(見てたのは「めぞん一刻」とか「らんま1/2」とかですね…)。更にこの映画化作品って、多分劇場オリジナルで、勿論キャラクターは踏襲している訳でしょうが、恐らく全体としては監督の作家性がものを言っている作品なんでしょうし・・・

>kazuouさん

ついでという訳ではないですが、いい機会なので普段しない再レスを…
いつもながら返信ありがとうございます。

それにしても「シャイニング」、記憶に残らなかったですか…
ある程度似たようなものを好きであってもこうですから、人の好みって本当に様々だと、今回もまた改めて思いますね…
積み上げの部分に若干の冗長さがあるので、そこで躓く場合はあるかなと思いつつ、読みとおせたならホラー好きはみんな楽しめるものだとばかり… 音楽なんかでも感じますが、かなりの人気作だったり世評の高い作品であっても、万人好みとなる訳じゃないんですね・・

リドル・ストーリー、結末のあいまいな作品も含む、となっていますが、これだと何か幅広過ぎてしまうのではなんて思ったりもしますが…
例えば先日話題に挙げたウィンタースの「地球最後の刑事」ものの最後「世界の終わりの7日間」なんかも結末はぼかしていますし、「日時計」も終末が来たか不明ですが、何れもリドル・ストーリー的なのかというとちょっと違うかなと・・・
あと、ほぼ1つの結末ではあるが、それを直接描写はしない、という感じの作品も結構あったかなと。
(そういうところも含めて面白い作品を幅広く募ろう、という意図でしたらそれはありだとは思うのですが…)
結末の多義性… 例えばマグラアの「グロテスク」とかでしょうかね…
リドル・ストーリーがお好きな方は何人かいらしたと思うのできっと盛り上がれるんだろうなと思いつつ、個人的にはそんなに興味がないためか、あまり展開が思い浮かばなくて…
【2017/03/07 05:06】 URL | Green #mQop/nM. [ 編集]


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男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。
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