2月の気になる新刊と1月の新刊補遺
1月24日刊 ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ『女吸血鬼カーミラ』(亜紀書房 予価1944円)
2月3日発売 『MOE 3月号』 〈特集=エドワード・ゴーリー〉(白泉社 860円)
2月7日刊 ジュディ・バドニッツ『元気で大きなアメリカの赤ちゃん』(文藝春秋 予価2700円)
2月10日刊 紀田順一郎『幻島はるかなり 推理・幻想文学の七十年』(松籟社 予価2592円)
2月10日刊 プーシキン『スペードの女王/ベールキン物語』(光文社古典新訳文庫)
2月15日刊 ハリ・クンズル『民のいない神』(白水社 予価3132円)
2月21日刊 ラヴィ・ティドハー『完璧な夏の日 上・下』(創元SF文庫 予価各1080円)
2月27日刊 ヘレン・マクロイ『歌うダイアモンド』(創元推理文庫 予価1253円)
2月28日刊 エドガー・アラン・ポー『ポー短編集 SF編』(新潮文庫 予価497円)

 突然の『カーミラ』の新訳にビックリです。収録は『カーミラ』のみのようです。未訳の短篇でも併録してくれると良かったんですが。
 絵本やメルヘンの専門誌である『MOE』がゴーリーの特集です。一時期、購読していたことがありますが、この雑誌のカラーからすると斬新な特集だと思います。
 『幻島はるかなり 推理・幻想文学の七十年』は、ミステリ・幻想文学の先達である紀田順一郎の回想記。既に出ている『幻想と怪奇の時代』(松籟社)と併読すると、興趣が増すかと思います。
 光文社古典新訳文庫の新刊は、プーシキンの『スペードの女王/ベールキン物語』です。幻想小説の古典的作品『スペードの女王』はもちろん『ベールキン物語』も面白く読める短編集ですので、未読の方にはお勧めしておきます。
 2月の新刊でのイチオシは、これでしょうか、ヘレン・マクロイ『歌うダイアモンド』。かって《晶文社ミステリ》で出版された単行本の文庫化になります。ミステリ作家に分類される作者ですが、短篇ではSFや幻想小説の領域にまで接近する作品が多く、斬新な短編集です。個人的には、かって日本版アンソロジー『クイーンの定員』(光文社文庫)にも収録された『Q通り十番地』が印象深いですね。

テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

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【2015/01/18 20:07】 | # [ 編集]


 ご指摘ありがとうございます。短篇集なので、中篇は収録されていないと思い込んでました。
 何で勘違いしてたんだろうと思ったら、『ミステリマガジン』で既に読んでいたので、単行本刊行時には読み飛ばしたのが原因かも…。
【2015/01/18 20:22】 URL | kazuou #- [ 編集]


お役にたって良かったです。
私、単行本で「人生は・・」の印象が結構つよかったので、覚えていた気がいたします。
マクロイの未訳の作品もでてくれるようにと思っています。
【2015/01/18 21:10】 URL | fontanka #- [ 編集]


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怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。
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