1月の気になる新刊
1月8日刊 高原英理編『リテラリーゴシック・イン・ジャパン 文学的ゴシック作品選』(ちくま文庫 予価1600円)
1月8日刊 つばな『バベルの図書館』(太田出版 682円)
1月9日刊 E・T・A・ホフマン『砂男/クレスペル顧問官』(光文社古典新訳文庫)
1月10日刊 ジェイムズ・サーバー『虹をつかむ男』(ハヤカワepi文庫 予価735円)
1月10日刊 フィリップ・K・ディック『時は乱れて』(ハヤカワ文庫SF 予価882円)
1月24日刊 ロバート・ジャクソン・ベネット『カンパニー・マン 上・下』(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価各882円)
1月24日刊 オースン・スコット・カード『無伴奏ソナタ 新訳版』(ハヤカワ文庫SF 予価1050円)
1月28日刊 クラフト・エヴィング商會『クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会』(平凡社 予価2625円)


 高原英理編『リテラリーゴシック・イン・ジャパン 文学的ゴシック作品選』は、日本のゴシック的作品を集めたアンソロジー。編者のページで収録作品が紹介されているのですが、古典的な作品だけでなく、現代作品も多数収録しているようです。乙一や桜庭一樹の名前も見えるあたり、幅広い選択眼ですね。
 光文社古典新訳文庫の新刊はホフマン。いちばんの有名作といってもいい『砂男』『クレスペル顧問官』『大晦日の夜の冒険』を収録。ホフマンは、ほぼ現役で手に入る本がなくなっているので、邦訳が出るのは大歓迎なのですが、もうちょっと収録作品を多くしてくれると嬉しいですね。『カロ風幻想作品集』『夜景作品集』などの、短編集単位で訳すとか。
 ジェイムズ・サーバー『虹をつかむ男』は、異色作家短編集からの文庫化。以前ランジュランの『蝿』が文庫化されたことはありますが、それ以来ですね。
 ロバート・ジャクソン・ベネット『カンパニー・マン』は、「他人の心が読める調査員は、組合員惨殺事件の謎に迫る」というSFミステリ。これは気になります。

テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント

おっと、なにげに、つばなさんの『バベルの図書館』。
連載は読んでいなかった。これは楽しみです。
【2013/12/22 09:39】 URL | 迷跡 #- [ 編集]

>迷跡さん
つばな作品はすべて購入してます。
この人の作品の雰囲気って何かに似てるなと考えたら、フレドリック・ブラウンとかウィリアム・テンとかのユーモアSFと似た感じがするんですよね。
【2013/12/22 17:49】 URL | kazuou #- [ 編集]

発売延期
つばな先生の「バベルの図書館」を買いに大阪へ繰り出したら
今月下旬に発売延期だと言われました。トホホ・・・。
ホフマン作品は子供の頃、小学館の名作全集で読んだのが最初でした。
有名作家なのに現役で手に入らないなんて。
【2014/01/16 20:44】 URL | 奈良の亀母 #- [ 編集]


『バベルの図書館』は延期みたいですね…。

ホフマンは現役で手に入る本がほとんどないので、選集や傑作集が欲しいところです。ずいぶん昔に出た創土社版全集は翻訳があまり良くないですし。
【2014/01/17 20:09】 URL | kazuou #- [ 編集]

バベルの図書館
登場人物の瞳が印象に残ります。あとがきに
選ばれなかった選択肢の行く末という言葉が出てきて
パソコンのノベルゲームみたいだなと思いました。
ゲームで選択肢をクリックしたことで主人公が不幸のズンドコに
堕ちると、罪悪感が半端ないです。でも優れたゲームはバッドエンドも
「これもありだよね」と納得させる力があり捨てがたい。
「天使の抜け道」という言葉を考え付いて、美しい絵に顕せるなんて
漫画家さんは天才です。
【2014/01/31 11:38】 URL | 奈良の亀母 #- [ 編集]


『バベルの図書館』、いつものつばな作品のように、ユーモラスな話かと思いきや、何気にシリアスな話でした。
結末については、ちょっと納得のいかないところもあったのですが、力作なのは確かですね。
【2014/02/01 21:22】 URL | kazuou #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://kimyo.blog50.fc2.com/tb.php/536-20ee1eeb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

kazuou

Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
記事の新旧に関わらず、コメント・トラックバックは歓迎しています。



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する