7月の気になる新刊
7月2日刊 コリン・ウィルソン他『古きものたちの墓 クトゥルフ神話への招待』(扶桑社ミステリー 予価1000円)
7月5日刊 大泉黒石『黄夫人の手 黒石怪奇物語集』(河出文庫 予価798円)
7月9日刊 ポール・ラファージ『失踪者たちの画家』(中央公論新社 予価2205円)
7月10日刊 ガストン・ルルー『オペラ座の怪人』(光文社古典新訳文庫)
7月11日刊 ステファノ・ベンニ『海底バール』(河出書房新社 予価2940円)
7月20日刊 中村融編『時を生きる種族 ファンタスティック時間SF傑作選』(創元SF文庫 予価1029円)
7月23日刊 市川春子『宝石の国1』(講談社 630円)
7月24日刊 法条遥『リライト』(ハヤカワ文庫JA 予価651円)
7月24日刊 法条遥『リビジョン』(ハヤカワ文庫JA 予価651円)
7月25日刊 J・L・ボルヘス編『新編バベルの図書館 第6巻』(国書刊行会 予価7140円)


 『古きものたちの墓 クトゥルフ神話への招待』は、コリン・ウィルソン、ブライアン・ラムレイ、ラムジー・キャンベルの3人の作家の作品によるアンソロジーです。前巻に引き続き、ラムジー・キャンベルの作品収録が嬉しいです。
 ポール・ラファージ『失踪者たちの画家』は、聞いたことのない作家ですが、あらすじ紹介が興味を惹きます。「消えた恋人を探し、画家は監獄、人形工場、裁判所へ流れ着く。虚と実、生と死の境がゆらぐなか都市の秘密が垣間見え…無類の奇譚小説」。翻訳が柴田元幸氏なので、期待できそうです。
 中村融編『時を生きる種族 ファンタスティック時間SF傑作選』は、『時の娘』に続く、時間SFを集めたアンソロジー。詳しい収録内容は不明ですが、名作『努力』(シャーレッド)が収録予定だそうです。
 「バッド・エンドの『時をかける少女』」との評もあった、法条遥の『リライト』が早くも文庫化です。しかも続編『リビジョン』が同時発売。早川書房の近刊予定を見てみると、紹介文に「時の4部作」の文字が。これはもしかして四部作になるのでしょうか? 楽しみです。
この記事に対するコメント
戦争中、どうやって生活していたのか。
「黄夫人の手」の表題作は他のアンロソジーで
読んだことがありましたが、それよりも作者の数奇な人生
の方が「事実は小説より奇なり」というか。
作者の顔写真を見るとロシア人の血が一目瞭然の日本人離れした
容貌で、戦時中はさぞ虐められたろうなあと・・・。それでも生き延びて
息子さんは俳優になられたんですね。
【2013/07/20 10:14】 URL | 奈良の亀母 #- [ 編集]


大泉黒石は、作風も独特ですが、人生自体も興味深いですね。
今回刊行された短編集も「怪奇もの」と銘打っていますが、正直、怪奇小説と呼ぶには難しい作品が多かったような…。
【2013/07/20 15:08】 URL | kazuou #- [ 編集]

時を生きる種族
「緑のベルベットの外套を買った日」が良かったです。
女性作家さんだからでしょうか。時を超えた愛でも
ヤングとは違った温かさとロマンがあって。緑が似合う
メイヴィスはきっと美しい金髪と透きとおるような白い肌
の持ち主なんだわ・・・。想像してしまいます。
「過去はプロローグ」って素敵な言葉ですね。
【2013/08/08 20:06】 URL | 奈良の亀母 #- [ 編集]


『緑のベルベットの外套を買った日』は愛すべき作品ですね。
中村融さんの時間ものアンソロジーは、続刊を期待したいです。
【2013/08/11 20:15】 URL | kazuou #- [ 編集]


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男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主催。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
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