ナイトビジョンその4
 今週放送分の『ナイトビジョン』のレビューです。

「再会」
 湾岸戦争の英雄デール中尉。自らの命を賭して隊を救った彼は勲章を授与される。10年後、将兵の感謝会の席上で、中尉はかっての隊の仲間たちを見かける。仲間たちは夜バーで飲もうと言って姿を消す。
 その夜中尉は、仲間たちを待つが一向に現れない。しかも時折、戦争時の幻影が現れ、中尉を悩ます。彼は戦争体験でストレス障害に陥っていたのだ。
 やがて姿を表した仲間たちは、戦場で起こった事実を中尉に話し出す。それは中尉が記憶しているものとは全く違う現実だった…。
 主人公の中尉が、幻影を見たり薬を飲むシーンを多用して、彼が精神的に不安定であることを示す描写が、伏線になっています。見ている内に大体結末が読めてしまうのが惜しいです。中尉がフラッシュバックで戦争体験を思い出すシーンなど、演出は悪くないのですが、ストーリーにもう一ひねりほしいところ。

「隣人の監視」
平和に過ごしていたマンションの住人たちに警察から不穏な手紙が届く。刑期を終えた性犯罪者エド・ネヴィルがこのマンションに引っ越してくるというのだ。弁護士のジムとサリーの夫妻は、娘ジェニーの身を案じる。
 警察はネヴィルが何か犯罪行為を犯さない限り、マンションから追い出すことはできないと語る。夫妻は娘にネヴィルに近づかないようにと警告するが、友達に挑発されたジェニーはネヴィルの家に侵入し、おもちゃを盗もうとする。それを見つけたネヴィルはジェニーを捕らえようとし、その拍子に服を破いてしまう。
 ジムたちがジェニーの姿に驚いている間に、警官が彼らを訪ねてくる。ネヴィルがおもちゃを盗まれたと自分から警察に連絡してきたというのだ。その警官に夫妻はネヴィルを捕まえてくれと頼むが、警官は逮捕はできないと語る。
 ジムたちは子供のいるマンションの住人たちを集めて、ネヴィルを追い出す相談を始める。手始めに彼の車に傷をつけメッセージを残すが、それでは飽きたらない。とうとう示し合わせてネヴィルを始末しようと計画を練るのだが…。
 ミステリではよくある「隣人」テーマのヴァリエーションであり、ヘンリ・スレッサー風のクライム・ストーリーです。いざこざから隣人を始末しようとするが、思わぬ落とし穴が…というもの。これはもう完全にオチが読めてしまいます。というか、同じようなストーリーをどこかで読んだことがあるような気がします。子供を守るために性犯罪者を追い出そうとする親たち、というのはなかなか興味をそそる題材なのですが、展開がちょっとお約束過ぎる気がします。

テーマ:海外ドラマ(欧米) - ジャンル:テレビ・ラジオ

この記事に対するコメント

これ、どちらもどこかで聞いたことのあるようなあらすじのような…でも原作は特にないんですよね?
レビューを毎回見てると、本編を観たくなってきます。ビデオかDVDで出ないかなあ。
【2006/03/25 22:01】 URL | そら #- [ 編集]


そう、どこか既視感を覚える話でした。聞いたことのあるような話なのは別にいいんですけど、それをひねったオチがないと、物足りないんですよね。
僕もこの番組、前半見てないので、ビデオとか出してほしいと思ってるんですけど。
【2006/03/25 22:34】 URL | kazuou #- [ 編集]


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Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
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