2月の気になる新刊
2月7日刊 アーシュラ・K・ル=グウィン『コンパス・ローズ』(ちくま文庫 予価998円)
2月7日刊 澁澤龍彦訳『幻想怪奇短篇集』 (河出文庫 予価998円)
2月8日刊 文藝春秋編集部編『厭な物語』 (文藝文庫 予価690円)
2月15日刊 ミハイル・アイヴァス『もうひとつの街』(河出書房新社 予価1995円)
2月21日刊 日本SF作家クラブ編『日本SF短篇50 Ⅰ』 (ハヤカワ文庫 予価840円)
2月22日刊 菊地章太『妖怪たちのラビリンス 西洋異界案内』(角川書店 予価1785円)
2月27日刊 会津信吾・藤元直樹編『怪樹の腕 〈ウィアード・テールズ〉 戦前邦訳傑作選』 (東京創元社 予価2940円)
2月27日刊 D・M・ディヴァイン『跡形なく沈む』(創元推理文庫 予価1155円)
2月27日刊 フィリップ・K・ディック『空間亀裂』(創元推理文庫 予価1029円)

 『幻想怪奇短篇集』は、澁澤龍彦が訳したフランス作品を集めた短編集。長らく絶版だったアンリ・トロワイヤのブラック・ユーモア怪談集『共同墓地』(ふらんす怪談)が収録というのが売りです。面白くて、かつ非常に洒落た作品集なので、オススメです。以前に書いたレビューはこちら
 後味の悪い短編を集めたという、変わったコンセプトのアンソロジーが『厭な物語』。文春文庫から以前に出ていたアンソロジーの系譜に連なるものでしょうか。あのシリーズのなかでは、奇妙な味の作品を集めた『奇妙なはなし』なんて、すごく面白い作品集でした。
 怪奇小説ファンとしては、期待大なのが、『怪樹の腕 〈ウィアード・テールズ〉 戦前邦訳傑作選』 です。怪奇小説専門のパルプマガジン〈ウィアード・テールズ〉の、ほぼ同時代の邦訳を集めたというのは、着眼点がいいですよね。
この記事に対するコメント

怪奇・幻想系がけっこう充実しているようです。
とりあえずトライしてみようかと思います。
ディヴァインは教養文庫のシリーズは全部はでないのですかね。
【2013/02/03 18:51】 URL | fontanka #- [ 編集]


ふらんす怪談は「死亡統計学者」と「幽霊の死」が好きです
怪談と言うより奇妙な話という印象でしたけど

私も怪奇小説は大好きなのですが、
最近のちくまのアンソロジーでも、古い訳は物語に入り込みにくいだけなので、せっかくなら新訳にして欲しいと思ってしまいました
【2013/02/03 23:34】 URL | ガンビー #9.jhIbc6 [ 編集]

>fontankaさん
ここまできたら、ディヴァインは教養文庫で出たものは出そうですね。
いずれ、全作品が訳されそうな気がします。
【2013/02/04 21:48】 URL | kazuou #- [ 編集]

>ガンビーさん
ガンビーさん、こんにちは。

『ふらんす怪談』、面白いですよね。個人的なオールタイムベスト作品なので、再刊は嬉しいかぎりです。

そうですよね。せっかくの機会なのに、わざわざ旧訳ばかり集めるというのも、どうかとおもいます。東さんの編んだ、ちくま文庫の3巻本アンソロジーは、コンセプトがよかっただけに、もったいないなあ、と思ってしまいました。
【2013/02/04 21:52】 URL | kazuou #- [ 編集]


コンパス・ローズ読み応えがありました。
訳も大好きな越智先生だし。
これからもサンリオSF文庫の作品が復刊されますように。
【2013/02/13 21:59】 URL | 奈良の亀母 #- [ 編集]


サンリオの遺産から復刊されるのは嬉しいですね。
個人的には『コンパス・ローズ』よりも『風の十二方位』の方が好きですが。
【2013/02/16 22:01】 URL | kazuou #- [ 編集]


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Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
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