9月の気になる新刊
9月5日刊 エドモンド・ハミルトン『フェッセンデンの宇宙』(河出文庫 予価998円)
9月6日刊 レイ・ブラッドベリ『太陽の黄金(きん)の林檎 新装版』(ハヤカワ文庫SF 予価987円)
9月6日刊 レイ・ブラッドベリ『瞬きよりも速く 新装版』(ハヤカワ文庫SF 予価1029円
9月11日刊 ロザムンド・ラプトン『シスター』(河出書房新社 予価2100円)
9月12日刊 ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』(光文社古典新訳文庫)
9月14日刊 オノレ・ド・バルザック『サラジーヌ 他三篇』(岩波文庫 693円)
9月18日刊 山川方夫『歪んだ窓 ふしぎ文学館』(出版芸術社 1575円)
9月20日刊 ジェニファー・イーガン『ならずものがやってくる』(早川書房 予価2310円)
9月20日刊 R・A・ラファティ『昔には帰れない』(ハヤカワ文庫SF 予価777円)
9月21日刊 ウィリアム・ピーター・ブラッティ『ディミター』(創元推理文庫 予価1155円)

東京創元社 2012年復刊フェアより(9月下旬)
エラリー・クイーン編『犯罪は詩人の楽しみ』
アントニイ・バークリー『試行錯誤』
A・E・ヴァン・ヴォークト『終点:大宇宙!』
フレドリック・ブラウン編『SFカーニバル』

 ≪奇想コレクション≫より、エドモンド・ハミルトン『フェッセンデンの宇宙』が文庫化です。増補作品も3編ほどあるそうなので、旧版を持っている方も買いですね。
 出版芸術社の≪ふしぎ文学館≫のひさしぶりの新刊は、ショート・ショートの名手、山川方夫の『歪んだ窓』。収録予定の『親しい友人たち』は、かって『ヒッチコック・マガジン』に連載された、軽妙なショート・ショートです。
 早川書房からは、ラファティの短編集『昔には帰れない』が登場です。『SFマガジン』に訳載されたきり、単行本未収録の作品がかなりあったと思うので、もう1冊ぐらいは出せそうですね。
 今年の創元社の文庫復刊フェアからは、上記の4冊がオススメでしょうか。クイーン編『犯罪は詩人の楽しみ』は、英語圏の文豪のミステリ的作品を集めたアンソロジーです。日本で言うところの『文豪ミステリ傑作集』みたいなものですね。フレドリック・ブラウン編『SFカーニバル』は、長らくSFの初心者向けのアンソロジーとされていた名アンソロジーです。編者がブラウンだけに、軽妙でしゃれた作品が集められています。収録作家は、ロバート・アーサー、マレイ・ラインスター、エリック・フランク・ラッセル、マック・レナルズ、ネルスン・S・ボンドなど。未読の方はこの機会にぜひ。

テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント

ハミルトンの『フェッセンデンの宇宙』ですか。
なぜ今またなのかわかりませんが、なつかしいです。
もういちど読みたい気もします。

山川方夫は『夏の葬列』くらいしか読んでないかなぁ。
かなり前なので、内容の記憶もほぼゼロです。
【2012/08/25 21:37】 URL | kenn #NV6rn1uo [ 編集]

>kennさん
『フェッセンデンの宇宙』は、長年読めない時期がありましたが、あらすじが流布していたので、読んでいないのに読んだことがあるみたいな気になっていましたね。文庫版は増補作品もあるみたいなので、個人的には購入予定です。

山川方夫は、一時期、教科書にも載っていたように記憶していますが、最近はどうなんでしょうね。
【2012/08/25 22:41】 URL | kazuou #- [ 編集]

『SFカーニバル』
このアンソロジー、私的にはSFファンになるきっかけとも言えるんですが、ユーモアSFというのは、捻った視点になり、けっこう高度。
スペースオペラのパロディなんか、ピンとこなかったのも、今となっては懐かしいですね。
【2012/08/26 11:22】 URL | 迷跡 #- [ 編集]

>迷跡さん
たしかに、『SFカーニバル』、僕も一度目より再読したときの方が面白かったような記憶があります。 ユーモアSFというのは意外と難しいのかも。
そういえば、浅倉久志さんが編んだ『世界ユーモアSF傑作選』というアンソロジーがありましたが、収録作品が軒並み面白かったのを考えると、すごいアンソロジーだったのかもしれません。
【2012/08/26 13:55】 URL | kazuou #- [ 編集]


平井呈一の『壁画の中の顔 (こわい話気味のわるい話)』というのが、
Amazonのおすすめにあったんですが、
何かをまとめ直したようなものなんでしょうか? 
http://www.amazon.co.jp/dp/4806030686/ref=pe_2112_36672372_snp_dt1
【2012/08/28 18:25】 URL | kenn #NV6rn1uo [ 編集]

単純な復刊ですね
牧神社から出ていた、平井呈一編のアンソロジー『こわい話気味のわるい話』の復刊本ですね。特別な増補とか編集はないようです。
すでに創元推理文庫から文庫化(『恐怖の愉しみ 上下』)されていますし、この値段(3000円前後)で購入するメリットはあまりないかと…。
【2012/08/28 21:57】 URL | kazuou #- [ 編集]


どうもありがとうございます。
平井さんの訳されたものなどは、まだそれほど読んでおらず、
今後の楽しみでもあるので、教えていただいて助かります。
【2012/08/29 21:33】 URL | Yippo #NV6rn1uo [ 編集]


気になる新刊、楽しみにしております。
9月20日のラファティ御大の「昔には帰れない」
が早川の刊行予定から消えていてショック!九月刊行の
本の中で一番期待していたのに・・・。
今年中には出して欲しいのですが。
【2012/09/11 18:30】 URL | 奈良の亀母 #- [ 編集]

ほんとですね
早川のページを見に行ったら、確かに消えてますね。
気長に待ちましょう。
【2012/09/11 19:42】 URL | kazuou #- [ 編集]


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男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主催。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
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