7月の気になる新刊
7月6日刊 東雅夫編『夢魔は蠢く 文豪怪談傑作選 明治篇』(ちくま文庫 予価924円)
7月14日発売 『やっぱり宮部みゆきの怪談が大好き 別冊歴史読本53』(新人物往来社 予価1260円)
7月12日刊 ブラックウッド『ブラックウッド短編集』(南條竹則訳 光文社古典新訳文庫)
7月15日刊 シュニッツラー『花・死人に口なし 他七編』(岩波文庫 予価756円)
7月20日刊 東雅夫『なぜ怪談は百年ごとに流行るのか』(学研新書 予価798円)
7月25日刊 coco『異形たちによると世界は・・・』(早川書房 予価1050円)
7月25日刊 P・G・ウッドハウス『感謝だ、ジーヴス』(国書刊行会 予価2100円)
7月25日刊 荒俣宏『荒俣宏の裏・世界遺産3 衛生博覧会を求めて』(仮題)(角川文庫 予価840円)
7月刊 ダニエル・ハルムス『ヌイピルシテェート』(未知谷 予価2310円)

 季節柄でしょうか、7月は怪談関連本が多いようですね。中でも要注目は、これ、『ブラックウッド短編集』(光文社古典新訳文庫)です。以前にもマッケンの短篇集が出ていましたので、いつかは…と思っていましたが。この調子で怪奇小説の翻訳が増えてくれるとうれしいです。
 荒俣宏『荒俣宏の裏・世界遺産3 衛生博覧会を求めて』は、元版を読んでいますが、かって日本に存在した「衛生博覧会」について書かれたノンフィクションです。乱歩をはじめとする戦前の探偵小説の愛読者には、面白く読めるのではないでしょうか。
 未知谷からは、ダニエル・ハルムスの作品集の第3弾『ヌイピルシテェート』が登場です。実作がほとんど読めなかったころ、風間賢二氏や沼野充義氏の文章から、どんな作品を書く作家なんだろうと、想像をめぐらしていたのが思い出されます。ハルムスの作品がこんなに読めるようになるとは、感無量ですね。
この記事に対するコメント

こんばんは。

予感はしていましたが、
とうとう、古典新訳文庫でブラックウッドが!!
嬉しいです。収録作品が何であれ、新訳で買いです。
是非とも未訳の作品を!

岩波文庫も、ここ数年幻想短編集など多く出すようになりましたが、
古典新訳文庫は近年大いに注目しています。
いずれMRジェイムズや、シュオブ、ホジスン、
アレクサンドル・グリーン、デ・ラ・メアも登場しそうですね。
(というかほとんど自分の好みw)
全体的に観て、一般向けの古典的名作だけでなく、
幻想や怪奇系作品にも力を入れている様なのが嬉しいです。
コッパードの時は、おどろきもものきでした。
シュペルヴィエルも、そのうちもう一冊希望ありそうだ。

しかしロシア文学で、A・プーシキンがないのが未だ謎・・・
彼こそ、ロシア文学生みの親ゴーゴリの、師匠的存在なのにねえ?
【2011/06/27 00:41】 URL | 智 #gX8OzRaA [ 編集]


嬉し、悩ましの怪談シーズンの到来ですが、
ここはやっぱり、クトゥルーものということで、
『異形たちによると世界は・・・』。
レジに持っているのが照れくさい表紙ではありますね。
【2011/06/27 22:17】 URL | 迷跡 #- [ 編集]

智さん
智さん、こんにちは。

ブラックウッドの刊行はびっくりです。
古典新訳文庫は、怪奇小説や幻想文学方面もけっこう力を入れていますよね。アンソロジーなんかも出してくれると嬉しいんですけど。

叢書の主旨からして、プーシキンはいずれ刊行されるように思います。個人的にはもっとマイナーな作家を出してくれるほうがありがたいですが。
【2011/06/28 19:41】 URL | kazuou #- [ 編集]

>迷跡さん
ご無沙汰しております。
震災後、そちらのご様子はどうでしょうか。下手に言葉をかけるのも失礼な気がして、今までコメントなども差し控えていました。改めて、お見舞い申しあげます。

『異形たちによると世界は・・・』、個人的には「早川さん」より好きなシリーズでしたので、刊行はうれしい限りです。数年前までは苦手だった、クトゥルーもの、最近好きになってきたのは、このシリーズの影響かも…。
【2011/06/28 19:47】 URL | kazuou #- [ 編集]


ブラックウッド短編集は未だ発売されず、
公式サイトにも表記なし…延期でしょうか。
amazonにもヒットしません。
【2011/07/16 00:21】 URL | 智 #- [ 編集]

延期のようです
文庫の発売リストには、直前まで掲載されていたんですが、どうやら延期のようですね。僕も探してしまいました。
がっかりさせてしまって、申し訳ないです。刊行されるのは間違いないと思うので、しばらく待ちましょう。
【2011/07/16 20:32】 URL | kazuou #- [ 編集]


いえいえ、がっかりだなんてとんでもありません。

光文社に問い合わせた所返事がありまして、
刊行は秋頃に延期、月は未定だそうです。

収録作品は、
「空家」をはじめ「壁に耳あり」「約束」等、
10編ほどを予定しているとの事でした。

少しの期間待ちましょう・・・楽しみです。
【2011/07/19 14:54】 URL | 智 #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://kimyo.blog50.fc2.com/tb.php/453-744e9f9d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

kazuou

Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主催。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
記事の新旧に関わらず、コメント・トラックバックは歓迎しています。



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する