6月の気になる新刊と5月の新刊補遺
発売中 マルセル・ブリヨン『旅の冒険 マルセル・ブリヨン短編集』(未知谷 2100円)
6月8日刊 サマセット・モーム『昔も今も』(ちくま文庫 予価1260円)
6月10日刊 P・G・ウッドハウス『ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻』(文春文庫 予価580円)
6月11日刊 フェルディナント・フォン・シーラッハ 『犯罪』(東京創元社 予価1890円)
6月17日刊 荒木飛呂彦『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』(集英社新書 798円)
6月17日刊 S・G・ブロウン『ゾンビの告白』(太田出版 予価2100円)
6月21日刊 ヘレン・マクロイ『暗い鏡の中に』(創元推理文庫 予価945円)
6月21日刊 都筑道夫『宇宙大密室』(創元SF文庫 予価1155円)
6月21日刊 『初訳 新訳 オー・ヘンリー傑作選 大平原と大都会の物語』(角川書店 予価2520円)
6月24日刊 佐々木マキ『うみべのまち 佐々木マキのマンガ1967-81』(太田出版 予価2940円) 
6月29日刊 フェリペ・アルファウ『ロコス亭』(創元ライブラリ 予価1155円)
6月29日刊 F・W・クロフツ『フレンチ警視最初の事件』(創元推理文庫 予価1029円)
6月下旬刊 新人物往来社編『衝撃の絵師 月岡芳年』(新人物往来社 予価1890円)

 未知谷からは、以前にもマルセル・ブリヨンの長編がいくつか出ていましたが、同じブリヨンの短編集『旅の冒険』が登場です。フランスの重要な幻想作家ですが、正直長編に手を出すのは少々きついと思っていたので、短編集の刊行はありがたい限り。
 ヘレン・マクロイ『暗い鏡の中に』とクロフツ『フレンチ警視最初の事件』は、どちらも入手しにくいことで有名だった作品。とくにマクロイ作品は、傑作との評判が高いので楽しみです。
 フェリペ・アルファウ『ロコス亭』は、以前ハードカバー版では『ロコス亭の奇妙な人々』というタイトルで出されていたものの文庫化ですね。メタフィクションの元祖とも言えるような作品で、なおかつ「異色短編」めいたエンタテインメント性もあるという、得がたい作品です。お勧め。
この記事に対するコメント

マクロイがこんなに出るなんて、嘘みたいですね。
この話は同趣向の短編の方が私は良いと思ったりしているんですが、長編には独特の雰囲気がありますので、それもよしと。
マクロイがながく絶版になって、それから、なぜかいろいろと出版された時に、あの「絶版三部作」(当時かってに命名)のあたりで、マクロイは離婚しているので、そのせいで版権とかぐちゃぐちゃなのかと案じていましたが・・・・

クロフツもなんでいままででなかったんでしょう・・・ですね。
「水平線の男」も(既読ですが)出してほしいです。
【2011/05/29 23:22】 URL | fontanka #- [ 編集]

>fontankaさん
『暗い鏡の中に』の短編版は読みました。マクロイの長編って、ちょっと幻想小説じみた雰囲気があったりして、割と好きなんですよね。
『水平線の男』は…、どうなんでしょう。今となっては、創元でいちばん入手困難な作品じゃあ…。
【2011/05/30 06:23】 URL | kazuou #- [ 編集]


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Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主催。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
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