1月の気になる新刊
1月8日刊 北村薫・宮部みゆき編『とっておき名短篇』(ちくま文庫 予価798円)
1月8日刊 北村薫・宮部みゆき編『名短篇ほりだしもの』ちくま文庫 予価798円)
1月8日刊 『ちくま文学の森6 恐ろしい話』(ちくま文庫 予価1155円)
1月18日刊 パトリシア・ギアリー『ストレンジ・トイズ』(河出書房新社 予価2415円)
1月20日刊 都筑道夫『怪奇小説という題名の怪奇小説』(集英社文庫 予価450円)
1月20日刊 レオ・レオーニ『平行植物 新装版』(工作舎 予価2310円)
1月27日刊 J・G・バラード『千年紀の民』(東京創元社 予価2100円)
1月27日刊 リン・カーター『クトゥルー神話全書』(東京創元社 予価2100円)
1月27日刊 D・M・ディヴァイン『五番目のコード』(創元推理文庫 予価987円)
1月27日刊 デボラ・ソロモン『ジョゼフ・コーネル 箱の中のユートピア』(白水社 予価3990円)
1月下旬刊 エリック・マコーマック『ミステリウム』(国書刊行会 予価2625円)
1月刊 P・G・ウッドハウス『お呼びだ、ジーヴス』(国書刊行会 予価2310円)

 以前にも、同コンビでアンソロジーが出ていましたが、再びちくま文庫から2冊のアンソロジーが登場です。たぶん収録作品は日本作家のものなのだと思うのですが、短編ファンとしては楽しみですね。
 都筑道夫『怪奇小説という題名の怪奇小説』は、復刊になりますが、モダンホラーの先駆としても面白い作品です。レオ・レオーニ『平行植物 新装版』は、架空の植物について語った博物誌的作品。ときとして、その記述は限りなく幻想小説に接近します。とても魅力的な作品なのでオススメです。
 来月のいちおしはこれ、エリック・マコーマック『ミステリウム』です。マコーマックは、長編『パラダイス・モーテル』や短編集『隠し部屋を査察して』など、とにかく魅力的な物語を作ることにかけては、超一級の作家です。紹介文によく「カフカ的」とか「迷宮」とか記されることが多いのですが、それらのキーワードから推測されるような難解さとは無縁、すばらしいストーリーテラーです。
この記事に対するコメント
今年もお世話になりました
アンソロジー→楽しみです。

個人的には、今回はやはりウッドハウスかなと思っています。
ちなみに、創元推理文庫の目録は、つい、購入してしまいました。
美本の在庫があるうちについ。(店頭にあったのが、帯がきれていたり、いたんでいたりして、店員さんに、他のありますか?ときいたら、美本がでてきたので・・・)

kazuouさんの紹介本シリーズは毎回楽しみにしております。
これからもよろしくお願いいたします。
【2010/12/29 19:53】 URL | fontanka #JalddpaA [ 編集]

>fontankaさん
こちらこそ、お世話になりました。年末は忙しくて、ほとんど更新できなかったのですが。(今年はあと1回ぐらいは更新したいと思ってます)

ちくまのアンソロジーは、一応購入予定です。いつも思うんですけど、ちくまに限らず、版元のページの新刊予告って、アンソロジーの収録内容が、ほとんど載ってないんですよね。売る気があるのかないのか…。

創元推理文庫の目録、書店でパラパラと眺めていたのですが、今回はスルーしてしまいました。あの値段なら、もう少し堅牢な装釘にしてほしいです。
【2010/12/29 23:48】 URL | kazuou #- [ 編集]

ちくま文学の森
「恐ろしい話」が刊行ですね、これは買わないと。
北村・宮部編も、どんな作品が採りあげられているのか、楽しみですね。
kazuouさん、来年もまたよろしくお願いいたします。
【2010/12/30 14:13】 URL | タツナミソウ #- [ 編集]

>タツナミソウさん
今年はお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

「恐ろしい話」は、ホラーアンソロジーとしても秀逸な巻ですね。たしかモームの『マウントドレイゴ卿の死』が入ってたはず。あの作品大好きなんですよね。あと定番ですが、『信号手』とか『ロカルノの女乞食』とか。
北村・宮部編のアンソロジーも気になりますが、北村さんの方の好みがハイブロウすぎて、ついていけないことがあるので、ちょっと心配です。
【2010/12/30 14:40】 URL | kazuou #- [ 編集]

バラードとマコーマック
ご無沙汰しております。
年明けからバラード・マコーマックが出るんだな、と思ったらどちらも増田まもる訳なんですねー。大活躍。
何気に「クトゥルー神話全書」も気になる。クトゥルー関連のうるさ型(?)の評価を聞きたいところです。
【2010/12/31 00:01】 URL | さあのうず #- [ 編集]

パタゴニアの…
マコーマック! 私としても、これはもう絶対に買いです。ただ、「隠し部屋を査察して」はもう宝物のようなものですが(笑)、私個人は「パラダイス・モーテル」が短編版(「パタゴニアの悲しい物語」でしたっけ)ほどには面白く感じられなかったので、長編である(…のですよね?)ことだけが、唯一気がかりです。
さすがに国書刊行会だけあって高いですが…

「並行植物」。いろいろな方が勧めているのを見ていますが、先に「鼻行類」を読んでいたので、その植物盤かと思うと何だか食指が動かなかったりして今に至ります…
といっても中は見たことがないので単なる偏見なのですが…
お勧めポイントなどありましたら…
【2010/12/31 07:10】 URL | Green #- [ 編集]

>さあのうずさん
バラードは思案中ですが、マコーマックは購入予定です。
クトゥルー関連書籍はけっこうありますが、考えたら海外の作家による研究書って今までほとんどなかったんじゃないでしょうか。これからの基本的なガイドブックになりそう、ということで期待しています。
【2010/12/31 08:27】 URL | kazuou #- [ 編集]

>Greenさん
Greenさんは、短編版の方がお好きでしたか。僕は逆に、長編化した『パラダイス・モーテル』の方が面白く読めました。長編の邦訳が『パラダイス・モーテル』だけなので、何とも言えないのですが、マコーマックって長編でも短編を積み重ねたような構成になってますよね。こういう構成の作品って、個人的に好みなので『ミステリウム』にも期待しています。

『平行植物』はいいですよ。架空の博物誌、という面では『鼻行類』と似た面もありますが、中身は全く似ても似つきません。『鼻行類』が学術報告のパロディ的な面が強いのに対して、『平行植物』の方は、ファンタジー重視で物語性の強い作品です。幻想小説好きな方なら、面白く読める作品だと思いますよ。
【2010/12/31 08:39】 URL | kazuou #- [ 編集]


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Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主催。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
記事の新旧に関わらず、コメント・トラックバックは歓迎しています。



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