11月の気になる新刊と10月の新刊補遺
10月26日刊 江戸川乱歩/丸尾末広『芋虫』(エンターブレイン 1260円)
11月10日刊 R・L・スティーヴンスン『ジーキル博士とハイド氏』(光文社古典新訳文庫)
11月11日刊 アントニイ・バークリー『毒入りチョコレート事件 新版』(創元推理文庫)
11月20日刊 ガイ・バート『ソフィー』(創元推理文庫)
11月13日刊 ワシントン・アーヴィング『プレイスブリッジ邸』(岩波文庫 945円)
11月25日刊 ローラ・リップマン『心から愛するただひとりの人』〈現代短篇の名手たち6〉(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価945円)
11月25日刊 大森望編『不思議のトビラ 時を超える愛編』(角川文庫 予価540円)

 乱歩の『パノラマ島奇譚』の見事な漫画化を成し遂げた丸尾末広が、今度はなんと『芋虫』を漫画化です。乱歩の作品は、どれも少なからずショッキングな要素がありますが、なかでも『芋虫』は強烈な作品だけに、どんな作品に仕上がっているのか楽しみですね。
 光文社の古典新訳文庫からは、名作『ジーキル博士とハイド氏』が登場。この叢書で、スティーヴンソンはわりと厚遇されている作家ですね。できれば『誘拐されて』とか『虜囚の恋』とか、現在手に入りにくいものを出してほしいところです。
 ガイ・バート『ソフィー』は、サイコ・サスペンスの名作。繊細な心理描写は読みごたえがありますので、ぜひ。
 大森望編『不思議のトビラ 時を超える愛編』は「古今東西、SFテイストをもった作品の中から、本読みのプロがすすめるベスト」だとのことですが、ガイド本なのかアンソロジーなのか、ちょっとはっきりしませんね。アンソロジーだとすると、先日出た、中村融編『時の娘』と内容がかぶってしまうような気が。ただ、シリーズ続刊がありそうなので楽しみです。
この記事に対するコメント

こんにちは。

新刊の情報っていうのは、いつもわくわくしますね。
どうもありがとうございます。

『不思議のトビラ 時を超える愛編』は、
タイトルだけでも買いそうです。
アンソロジーであってほしい。
【2009/10/19 12:27】 URL | kenn #NV6rn1uo [ 編集]

>kennさん
『不思議のトビラ 時を超える愛編』は、中身がどうあれ「買い」ですね。できれば、往年の福島正実編のテーマ別アンソロジーみたいなのを期待したいです。
【2009/10/19 22:17】 URL | kazuou #- [ 編集]


ご無沙汰してます。

丸尾末広の「芋虫」、もう単行本化されるんですね!!
早く読みたい気持ちと、そんなの読みたくないという気持ちの両方が、せめぎあってます。笑)

しかも、コミックなので図書館には入らないので、買うしかない。
ということは、手元に残るし・・・売るのはイヤだし・・・・・・
【2009/10/20 13:35】 URL | たちばな ますみ #- [ 編集]


新訳(?)ブームのようですね。
どっちかというと「読めないもの」を中心に出してほしいというワガママなわたしです・・・

ローラ・リップマンは最初に読んだとき、「すごい」(好きじゃないかも)と思いましたが、すごい勢いですね。
個人的に楽しみは当然『不思議のトビラ 時を超える愛編』です。

今仕事がものすごーーーーく忙しくて、心が荒んじゃってます。
良いアンソロジーが読みたいです。
【2009/10/20 19:52】 URL | fontanka #- [ 編集]

>たちばな ますみさん
前作の『パノラマ島奇譚』が見事な出来だったので、『芋虫』も期待しています。それにしても、『芋虫』を取り上げるっていうのも、ある意味勇気がありますよね。場合によっては「有害図書」になりそうな気が…。
【2009/10/21 12:17】 URL | kazuou #- [ 編集]

>fontankaさん
ローラ・リップマンは、たぶん雑誌に載った短編を1,2編読んだぐらいなので、作家性がわかるほど読んだことがないんですよね。正直、現代の作家はあんまり好みではないのですが、晶文社や河出書房から出ている叢書はわりと古めの作家が多いので、早川が現代作家の短編集を出すのも、これはこれでいいのかな、と思います。
『不思議のトビラ 時を超える愛編』は楽しみですね。

僕も仕事の方が忙しくなってきているので、同じような心境です…。
【2009/10/21 12:21】 URL | kazuou #- [ 編集]

芋虫・・・
「芋虫」、もう読まれましたか?
実は、丸尾版を読む前に、原作のおさらいをしようと思い立ち、十代の時以来の再読をしたところ、あまりの内容に、丸尾版を読もうか、止めようか、現在悩み中です・・・
どうしましょう?
【2009/10/28 21:00】 URL | たちばな ますみ #- [ 編集]

強烈でしたよ
丸尾版「芋虫」、読みました!
これはかなり、どぎついですね。エロ・グロというかアングラというか、そういう雰囲気が濃厚でした。原作もアクが強いですが、丸尾版の方はより具体的な描写になっているので、ちょっときついかもしれません。以前の「パノラマ島」の感じを期待していると、がっかりするかも。
【2009/10/28 22:07】 URL | kazuou #- [ 編集]

ブルー!!
そーですか、やっぱり・・・
コミックは、図書館には入らないので、買うしかないんですよね・・・
すぐ売るのもイヤだし、手元に置いておくのもなんだし・・・
いや、この「芋虫」の場合、そもそも読むべきか、止めるべきか、そこからして悩んでしまいます。

原作の再読だけでも、超ブルーな気分になったのに、それ以上の強烈なものをビジュアルで見せられるなんて・・・
〝肉ゴマ〟とか・・・・・・・・・・・・・ああ・・・・・
【2009/10/28 22:46】 URL | たちばな ますみ #- [ 編集]

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【2009/10/31 14:11】 | # [ 編集]

「ソフィー」
「ソフィー」は20日発売になったみたいですね。ご指摘ありがとうございます。
【2009/10/31 15:27】 URL | kazuou #- [ 編集]


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Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
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