5月の気になる新刊と4月の新刊補遺
4月16日刊 加藤耕一『「幽霊屋敷」 の文化史』(講談社現代新書 予価777円)
4月23日刊 諸星大二郎『闇の鶯』(講談社 1100円)
5月10日刊 『新・幻想と怪奇』(ハヤカワ・ミステリ 予価1365円)
5月12日刊 ミステリー文学資料館編『探偵小説の風景 トラフィック・コレクション 上』(光文社文庫)
5月12日刊 ジュール・ヴェルヌ『八十日間世界一周 上・下』高野優訳(光文社古典新訳文庫)
5月25日刊 川本静子・佐藤宏子編訳『英米女性作家ゴースト・ストーリー傑作選』(みすず書房 予価3380円)
5月27日刊 八木敏雄・巽孝之編『エドガー・アラン・ポーの世紀』(研究社 予価4200円)
5月下旬刊 ガブリエル・ヴィットコップ『ネクロフィリア』(国書刊行会 予価2625円)
5月予定 ミロラド・パヴィッチ『帝都最後の恋(仮)』(松籟社)

 小説ではありませんが、加藤耕一『「幽霊屋敷」 の文化史』は、ちょっと気になる本ですね。
 来月の目玉は、早川書房の『新・幻想と怪奇』と、みすず書房の『英米女性作家ゴースト・ストーリー傑作選』でしょう。どちらも収録作家・作品がまだはっきりしません。おそらく『新・幻想と怪奇』はエンタテインメント路線、『英米女性作家ゴースト・ストーリー傑作選』の方は主流文学作家のゴースト・ストーリー中心になるのではないかな、と思います。みすず書房から怪奇小説集が出る、というのも考えたらすごいですね。
 来月の古典新訳文庫は、ヴェルヌの『八十日間世界一周』です。上下に分けるほど長い作品だったっけ?と疑問も湧きますが、とりあえず期待しましょう。もっともヴェルヌは未訳作品がまだあるのだから、そちらを優先してほしかったですね。
 八木敏雄・巽孝之編『エドガー・アラン・ポーの世紀』は、ポーに関する論集ですが、執筆陣になかなか興味を引かれる人たちを揃えています。西崎憲、青柳いづみこ、鴻巣友季子あたりの名前が気になりますね。

この記事に対するコメント

「新・幻想と怪奇」「英米女性作家・・・」確かに、内容が気になります。
みすす書房は「ハードカバーか」などと、内容と共にサイズがきになる貧乏症でした。
【2009/04/12 13:13】 URL | fontanka #- [ 編集]

>fontankaさん
怪奇小説アンソロジーが一月に二冊も出る、というのが嬉しいです。
『新・幻想と怪奇』の方は、異色短編系の作品集になるんでしょうね。個人的には『英米女性作家ゴースト・ストーリー傑作選』の収録内容が気になります。みすず書房は、部数が少ないので、値段も高めなんですよね。
【2009/04/12 13:28】 URL | kazuou #- [ 編集]


こんにちは。

「幻想と怪奇」には惹かれますね。
もっとも、このふたつのことばの意味するものが、
よくわかってないみたいなんですが。
かぶってる部分もあれば、ちがう部分もあるわけで、
まだまだ読む量が少ないなぁと思っています。

【2009/04/12 17:35】 URL | kenn #NV6rn1uo [ 編集]

>kennさん
「幻想と怪奇」という言葉もけっこう曖昧ですからね。かって江戸川乱歩が本格じゃない探偵小説をひとくくりにして「変格」と名付けてしまったことがありますが、あれに近い感じの命名ですよね。
ただ、個人的にはふたつの言葉をつなげたこの「幻想と怪奇」という言葉は好きです。
【2009/04/12 18:26】 URL | kazuou #- [ 編集]


たしかに、「幻想と怪奇」ときくだけで、わくわくしてきますね。
もっとも、日本的に怖いのが苦手なので、
だいぶ世界をせばめている気もします。
【2009/04/13 12:19】 URL | kenn #NV6rn1uo [ 編集]

文化史とは
『「幽霊屋敷」 の文化史』、早ければ明日にでも店頭で見ることができるのでしょうが、この題名で果たしてどんな内容になるのか? ちょっと無理ではないか? など、およそ予想がつかないという意味で、想像力をかきたてられます。
【2009/04/15 20:15】 URL | 迷跡 #- [ 編集]

>迷跡さん
『「幽霊屋敷」 の文化史』、タイトルだけでも食指をそそられてしまいます。ただの幽霊屋敷や伝説の紹介に終わらずに、刺激的な論考になっていることを期待したいですね。
【2009/04/15 20:25】 URL | kazuou #- [ 編集]


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Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
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