1月の気になる新刊
1月8日刊 ミステリー文学資料館編『江戸川乱歩の推理試験』(光文社文庫)
1月8日刊 赤川次郎『ぼくのミステリ作法』(徳間文庫 予価600円)
1月19日刊 『中島敦』〈KAWADE道の手帖〉(河出書房新社 予価1570円)
1月16日刊 ウィリアム・トレヴァー『アフターレイン』(彩流社 予価2940円)
1月22日刊 ノーマン・ロック『雪男たちの国 ジョージ・ベルデンの日誌より』(河出書房新社 予価1470円)
1月下旬刊 エド・マクベイン編 『十の罪業 RED』(創元推理文庫 予価1680円)
1月下旬刊 エド・マクベイン編 『十の罪業 BLACK』(創元推理文庫 予価1680円)
1月下旬刊 アルジャナン・ブラックウッド『心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿』(創元推理文庫 予価1260円)
1月下旬刊 キアラン・カースン『シャムロック・ティー』(東京創元社 予価3360円)

 赤川次郎『ぼくのミステリ作法』は、かって角川文庫から出ていたものの復刊でしょうか。とくに赤川次郎ファンでなくても楽しめる本だと思います。
 ウィリアム・トレヴァーの邦訳が意外に続きます。3冊目の短編集は彩流社から。
 エド・マクベイン編 『十の罪業』は、大物作家の書き下ろし作品を集めたアンソロジー、だとのことです。2分冊になっていることからして、一編一編がかなり長めの作品みたいですね。
 ブラックウッド『心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿』は、ゴースト・ハンターものの古典「ジョン・サイレンス」の短編集。かって国書刊行会から出て、それが角川ホラー文庫に収録されていました。出版社が創元なだけに、おそらくオマケがあるんでしょうね。
 来月いちばんの要注目本は、キアラン・カースン『シャムロック・ティー』です。創元社の広告によれば「色彩の万華鏡、聖人の逸話、ヤン・ファン・エイクの絵、ドイル、チェスタトン、ワイルド。カーソンが紡ぎ出す交錯し繁茂するイメージの蔓に絡め取られる、摩訶不思議な物語。」だそうです。カースンの初邦訳『琥珀捕り』が、とても魅力的な物語だっただけに、今回も期待が高まります。
この記事に対するコメント
またkazuouさんに興味深い本を教えてもらいました
こんばんは。

エド・マクベイン編 『十の罪業 RED』って調べてみるとマクベインの
「87分署最後の事件」も収録されているんですね。
87分署シリーズファンの私としては読まないと!
しかもウェストレイクやローレンス・ブロックまで収録されてるとなればなおさら。
個人予想としてはウェストレイク=ドートマンダーシリーズ、
ローレンス・ブロック=殺し屋ケラーシリーズとみた!
(ブロックはあえて有名2シリーズを外してみました)

このメンツで東京創元社から出版とはちょっと意外でした。てっきりハヤカワあたりかと…。
とりあえず発売されたら読む予定です。今から楽しみだな~^^
【2008/12/22 19:58】 URL | TKAT #mQop/nM. [ 編集]

>TKATさん
大物作家たちの競作、といった感じのアンソロジーのようですね。
作家のネームヴァリューの他は、正直一貫したテーマもないみたいなのが、ちょっと不安ではあります。
【2008/12/22 21:01】 URL | kazuou #- [ 編集]

お、マクベイン!
私も今年後半、遅ればせながら87分署シリーズにはまってしまったので楽しみです。

ジョン・サイレンスは国書刊行会のを持っていますが、これは買うしかないですね。
【2008/12/22 22:18】 URL | 迷跡 #- [ 編集]

>迷跡さん
マクベイン編のアンソロジー、文庫とは思えぬ値段なのが気になります…。

創元は、このあいだの「カーナッキ」といい「サイモン・アーク」といい、最近「ゴーストハンターもの」が多いような感じです。「ジョン・サイレンス」はもちろん購入予定ですが。
この際「ゴーストハンターもの」の元祖、レ・ファニュの「マルチン・ヘッセリウス」も出してほしいところですね。
【2008/12/23 12:52】 URL | kazuou #- [ 編集]

サイモン・アーク
「サイモン・アーク」? Who? だったのですが、きょう帰宅時に駅の書店で見つけて購入。クリスマス・プレゼントですね。
エドワード・D・ホックはミステリの人かと思っていました(いや、これも事件簿だから確かにミステリ)。
【2008/12/24 22:43】 URL | 迷跡 #- [ 編集]

パズル要素
「サイモン・アーク」は、ホックのキャラクターの中でも異色のキャラですね。
「オカルト探偵」という設定ではあるんですが、ホラー部分よりもパズル要素がかなり強いのが特徴です。
今回出た短編集もホラー枠でなくて、ミステリ枠で出版されてますよね。
ホックの性なのか、何を書いてもパズル興味が突出してしまう、というところが、純粋な本格ミステリファンでない人間にとっては、物足りない部分ではあります。
【2008/12/26 12:17】 URL | kazuou #- [ 編集]


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Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
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