10月の気になる新刊
10月10日刊 リチャード・ニーリイ『亡き妻へのレクイエム』(ハヤカワ・ミステリ 予価1155円)
10月10日刊 アンドルー・クルミー『ミスター・ミー』(東京創元社 予価2625円)
10月10日刊 『定本 久生十蘭全集1』(国書刊行会 9975円)
10月14日刊 東雅夫編『伝奇の匣 吸血妖鬼譚 ゴシック名訳集成』(学研M文庫 予価1890円)
10月17日刊 広瀬正『鏡の国のアリス』(集英社文庫)
10月25日刊 キャサリン・マーシュ『ぼくは夜に旅をする』(早川書房 予価1260円)
10月28日刊 レイ・ブラッドベリ『社交ダンスが終った夜に』(新潮文庫 予価740円)
10月下旬刊 都筑道夫『東京夢幻図絵』(仮題)(扶桑社文庫)
10月刊   『ジャック・ロンドン幻想短篇傑作集』(彩流社 予価2625円)

《創元推理文庫復刊フェア》より
C・A・スミス『イルーニュの巨人』
クリストファー・プリースト『ドリーム・マシン』
J・G・バラード 『時間都市』

 ドンデン返しサスペンス作家、ニーリイの作品『亡き妻へのレクイエム』が登場です。一時期ニーリイの邦訳は途絶えていましたが、このままコンスタントに訳されるようになるといいですね。
 以前から予告されていた『定本 久生十蘭全集1』がいよいよ刊行開始です。全11巻。値段はかなり張るのですが、ほぼ全作品を網羅しているということで、要チェックです。
 『ゴシック名訳集成』の最新刊は、吸血鬼もの。佐藤春夫訳のジョン・ポリドリとか、芥川龍之介訳のゴーチエ『クラリモンド』などの名訳に混じって、マルセル・シュウオッブやW・L・アルデンの名前が見えるところがマニアックですね。
 10月でいちばん気になるのはこれ、『ジャック・ロンドン幻想短篇傑作集』ですね。ロンドンのSFや幻想小説って、あまり知られていませんが、面白いものがいっぱいあるので、これは楽しみ。
 今年の創元推理文庫の復刊の目玉は、やっぱりC・A・スミス『イルーニュの巨人』でしょうか。
この記事に対するコメント
久生十蘭全集!
『定本 久生十蘭全集1』にはびっくりしました。
十蘭作品は、高密度で、知らない単語とかいっぱいでてくるので、注釈が充実してるとうれしいですね。
広瀬正『鏡の国のアリス』は読んだことがありますが、だいぶ忘れてますね。
理屈が勝った感じの、奇妙な味というか、妙な味の小説だったと思ったけれど、どうだったか。
復刊ブームがまだまだ続いて、読めなかった本が読めるようになるといいですね。
【2008/09/25 23:16】 URL | タナカ #- [ 編集]

>タナカさん
『定本 久生十蘭全集1』は、けっこう敷居が高いですが、気になりますね。僕はこの作家の文体がちょっと苦手で、あんまりたくさん読んではいないんですけど、これを機会にちょっと挑戦してみたいです。

広瀬正の文庫版全集は順調に復刊されているようです。できれば、未刊行の作品集も追加してくれたりすると嬉しいんですけど。
【2008/09/27 08:12】 URL | kazuou #- [ 編集]


ロンドンの作品集が楽しみです。しかし、ニーリイいきなりの(?)ブームというか、あんまりたてつづけに出ると、「あの作風」なだけにあきられちゃうんじゃないかと、おもったりしてしまいます(笑)
もちろん楽しみにしているんですけど。
【2008/09/27 11:39】 URL | fontanka #- [ 編集]

>fontankaさん
ロンドンの作品集はついこないだも、柴田元幸編のものが出ていましたが、あちらは純文学寄りというか、とくにジャンル小説的なものを中心にしているわけではないみたいです。というわけで、今回は幻想小説系の短編集のようなので楽しみですね。

この前のニーリィ作品は単発的なものかと思ってました。ニーリイもこれからコンスタントに訳されていってほしいですね。
【2008/09/27 18:25】 URL | kazuou #- [ 編集]

ホラーの古典
ラヴクラフトがらみで『イルーニュの巨人』が楽しみです。いっそ、“ラヴクラフトとウィアード・テイルズの仲間たち”なんてシリーズでも出してくれると最高なんですが。
 『ゴシック名訳集成』は文庫でこの値段。厚くなりそうですね。ホラーの教養として目を通しておいたほうが威張れるような…。
【2008/09/28 21:50】 URL | 迷跡 #- [ 編集]

>迷跡さん
そういえば、以前復刊されたハワード『黒の碑』も、〈ラヴクラフト・サークル〉の作品ですね。クトゥルー系はわりと拾ってくれているんですけど、それ以外のウィアード・テイルズ系の作品集って、文庫だとあまりないですね。

『ゴシック名訳集成』は、稀少価値からいったら、妥当な値段というか、むしろリーズナブルな値段なんでしょうね。個人的にはあまりに古色蒼然としたものが多いので、このシリーズ苦手なんですが。
【2008/09/29 22:24】 URL | kazuou #- [ 編集]


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Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主催。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
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