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忘れえぬ短編 自分の気に入ったブラッドベリの短編を選んでいく作業も楽しいですね。ただ困ったことに手元に本がありません。それならいっそ記憶のみを頼りにセレクトしてみましょう。 『ウは宇宙船のウ』が最初のブラッドベリ体験だったと思います。「長雨」は私の金星のイメージを決定づけてしまった忘れえぬ短編です。この集は叙情性を抑えたSFテイストが強い作品が多くて、SF読み始めの中学生にとって"万華鏡"のようでした。「霜と炎」についてはほとんど同感です。 『火星年代記』では、2番目の作品だったでしょうか、火星人の妻が不安な予感にかられていく話が一番印象に残っています。この奥さん、なんかかわいい。 『十月はたそがれの国』では、「アンクル・エナー」、「集会」などの"一族"の話がよかったですね。ですから近作の『塵よりよみがえり』はけっこううれしかったですよ(kazuouさんは厳しい評価のようですが)。 あと題名も短編集も失念してしまいましたが、龍(=蒸気機関車)に向かって突進していく騎士の掌編もなぜか忘れがたいなあ。 「霧笛」は萩尾望都の漫画のイメージが強いですね。 題名が印象深くてわけがわからないながら記憶に残っているのが「世にも稀なる趣向の奇跡」。結局、蜃気楼を見るだけの話だったのかな?
【2006/08/08 21:17】
URL | 迷跡 #- [ 編集]
人それぞれですね 数あるブラッドベリ作品、やっぱり人それぞれ、お気に入りの作品があるみたいですね。 僕は、センチメンタルに寄った作品は、あんまり好みじゃないかもしれません。〈一族もの〉は、その点どうもピンとこないところがあるんですよね。 蒸気機関車に突進する騎士の話は、『竜』(『ウは宇宙船のウ』収録)でしたっけ? 掌編ながら、イメージの素晴らしい作品だったと記憶してます。 『世にも稀なる趣向の奇跡』は、まあ「蜃気楼を見るだけの話」ではありますね。 萩尾望都の漫画家作品については、次回に触れる予定です(まだ続く?)。
【2006/08/08 21:34】
URL | kazuou #- [ 編集]
ここに挙げられた作品、ほとんど読んだのですが、全く印象に残っていません。 正直この人はSF作家ではなく、ちょっとホラー味の幻想作家だと思っています。 いまこの人の作品の中で私が一番好き(だと初めて読んだ時に思った)な「たんぽぽのお酒」を十数年ぶりに再読していますが、改めて読むとやはりこれも幻想小説ですね。 近日レビューします
【2006/08/10 00:36】
URL | piaa #- [ 編集]
そのとおりですね ブラッドベリは、たしかにSF作家ではなく幻想小説作家、だというのは、そのとおりだと思います。はっきり言ってSFはダシにすぎない感じです。ただSFの衣をかぶせたときに、よりブラッドベリらしさが際だつのは確かです。 piaaさんは、『たんぽぽのお酒』がお好きでしたか。僕は逆にこの作品、印象が薄いんですよね。とはいえ、随分前に読んだので、今再読すると、また別の感じを受けるかもしれません。
【2006/08/10 06:55】
URL | kazuou #- [ 編集]
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