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5月の気になる新刊
5月7日刊 C・J・チューダー『白墨人形』(中谷友紀子訳 文春文庫 予価1100円)
5月10日刊 ポール・ギャリコ『ほんものの魔法使』(矢川澄子訳 創元推理文庫 予価968円)
5月10日刊 ヤンシィー・チュウ『夜の獣、夢の少年 上・下』(圷香織訳 創元推理文庫 予価各1100円)
5月10日刊 キアラン・カーソン『琥珀捕り』(栩木伸明訳 創元ライブラリ 予価1650円)
5月10日刊 クリス・ヴィック『少女と少年と海の物語』(杉田七重訳 東京創元社 予価3300円)
5月12日刊 風間賢二『スティーヴン・キング論集成 アメリカの悪夢と超現実的光景』(青土社 予価3740円)
5月12日刊 都筑道夫『妖精悪女解剖図 増補版』(日下三蔵編 ちくま文庫 予価1045円)
5月13日刊 内田百閒『文豪怪奇コレクション 恐怖と哀愁の内田百閒』(東雅夫編 双葉文庫 予価902円)
5月17日刊 『短編回廊 絵から生まれた17の物語』(田口俊樹他訳 ハーパーBOOKS 予価1100円)
5月18日刊 ローレンス・ライト『エンド・オブ・オクトーバー 上・下』(公手成幸訳 ハヤカワ文庫NV 予価各990円)
5月19日刊 アーサー・マッケン『恐怖 アーサー・マッケン傑作選』(平井呈一訳 創元推理文庫 1650円)
5月19日刊 ジョン・コナリー『キャクストン私設図書館』(田内志文訳 東京創元社 予価2310円)
5月21日刊 内田百閒『冥途』(金井田英津子画 平凡社 予価2750円)
5月21日刊 夏目漱石 『夢十夜』(金井田英津子画 平凡社 予価2750円)
5月21日刊 萩原朔太郎 『猫町』(金井田英津子画 平凡社 予価2750円)
5月21日刊 ブライアン・ラムレイ『幻夢の英雄』(森瀬繚訳 青心社文庫 予価1100円)
5月22日発売 『幻想と怪奇6 夢境彷徨 種村季弘と夢想の文書館』 (新紀元社 2420円)
5月23日刊 書評七福神編著『書評七福神が選ぶ、絶対読み逃せない翻訳ミステリベスト 2011~2020』 (書肆侃侃房 予価1980円)
5月25日刊 フョードル・ソログープ『小悪魔』(青山太郎訳 白水Uブックス 予価2640円)
5月25日刊 荒俣宏編、紀田順一郎監修『平井呈一 生涯とその作品』(松籟社 予価2640円)
5月26日刊 『短編回廊 アートから生まれた17の物語』(ハーパーコリンズ・ジャパン 予価2640円)
5月31日刊 マイクル・ビショップ 『時の他に敵なし』 (仮題)(大島豊訳 竹書房文庫 予価1320円
5月31日刊 G・K・チェスタトン『裏切りの塔』(南條竹則訳 創元推理文庫 予価902円)
5月31日刊 D・M・ディヴァイン『運命の証人』(中村有希訳 創元推理文庫 予価1320円
5月刊 アドルフォ・ビオイ=カサーレス『英雄たちの夢』(大西亮訳 水声社 予価3080円)


 ヤンシィー・チュウ『夜の獣、夢の少年 上・下』は、英国植民地のマラヤを舞台にした、東洋幻想譚だそう。エキゾチックなファンタジーのようで気になりますね。

 キアラン・カーソンの幻想作品『琥珀捕り』が文庫化です。博物学的な幻想小説でもあり、不思議な手触りのエッセイでもあるという名作です。

 クリス・ヴィック『少女と少年と海の物語』は、こんなお話。「難破しボートで漂流していたビルは、一人の少女を助ける。二人は乏しい食料を分け合い、極限状況下、少女が語る物語の力が二人の心を救った。カーネギー最終候補の感動作。」枠物語でもあるようで、気になる作品ですね。

 『恐怖 アーサー・マッケン傑作選』は、アーサー・マッケンの短篇を集めた傑作選集。『怪奇クラブ』『夢の丘』が絶版になって以来、創元推理文庫では久しぶりのマッケン作品集になりますね。収録作品は以下の通りです。

【収録内容】
訳者のことば 平井呈一
パンの大神/内奥の光/輝く金字塔/赤い手/白魔/生活の欠片/恐怖
付録 『アーサー・マッケン作品集成』解説(全6巻) 平井呈一
解説 南條竹則

 ジョン・コナリー 『キャクストン私設図書館』は、先ほど文庫化された長篇『失われたものたちの本』のスピンオフを含むファンタジー短篇集です。

 荒俣宏編、紀田順一郎監修『平井呈一 生涯とその作品』は、荒俣・紀田の師匠でもある平井呈一の全体像を探る決定版の本です。収録内容を引用しておきます。

『平井呈一 生涯とその作品』に寄せて (紀田順一郎)

第一部 平井程一年譜

第二部 未発表作品・随筆・資料他

一.未発表作品
 鍵
 顔のない男
 奇妙な墜死

二.評論・随筆・解説他
 私小説流行の一考察─併せて私小説に望む
 文壇人を訪ねる【二十三】 近松秋江氏とストーヴ
 サッカレエ『歌姫物語』解説
 翻訳三昧
 小泉八雲─NHK「人生読本」より
 「世界恐怖小説全集」内容紹介より
 「全訳小泉八雲作品集」(恒文社刊)内容紹介より
 東都書房「世界推理小説大系」月報より
 講談社「世界推理小説大系」月報より
 「無花果会」以前の程一俳句

三.呈一縁者による回想記
 他郷に住みて (吉田文女)
 雲の往来 (谷口喜作)

平井呈一作品解題 (荒俣宏)

あとがきと感謝の辞 (荒俣宏)

 『英雄たちの夢』は、ビオイ=カサーレスの久しぶりの邦訳作品。紹介文を引用しておきますね。「1927年,カーニバルに沸くブエノスアイレスの夜,主人公のエミリオ・ガウナは仲間たちとどんちゃん騒ぎをしたすえに意識もおぼろのまま《仮面の女》と邂逅する。女はいつのまにか消えてしまうが,疲労感のうちに人生の頂点をなす瞬間を経験する。あの夢のような体験をもう一度生きなおすべく主人公は3年後,ふたたび仲間たちを引き連れてカーニバルの夜にくり出すのだが……
 ラプラタ幻想文学の旗手ビオイ・カサーレスによる,ボルヘスが《世界で一番美しい物語》と評した傑作。」

テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

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kazuou

Author:kazuou
男性。本好き、短篇好き、異色作家好き、怪奇小説好き。
ブログでは主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。twitterアカウントは@kimyonasekaiです。
怪奇幻想小説専門の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。twitter上の怪奇幻想ジャンルのファンクラブ「 #日本怪奇幻想読者クラブ 」主宰。
『ミステリーズ!vol.96』(東京創元社)に怪奇小説の翻訳概況を書きました。
同人誌『海外怪奇幻想小説アンソロジーガイド』『物語をめぐる物語ブックガイド』『迷宮と建築幻想ブックガイド』『イーディス・ネズビット・ブックガイド』『夢と眠りの物語ブックガイド』『奇妙な味の物語ブックガイド』「海外怪奇幻想作家マトリクス・クリアファイル」を刊行しました。



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