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第31回文学フリマ東京出店記録
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 2020年11月22日(日)、東京流通センター第一展示場で開催された「第31回文学フリマ東京」にサークル「奇妙な世界」として参加してきました。今回は友人のshigeyukiさんと共同出店、さらに友人の新壱さんとRenéさんにもブースを手伝っていただきました。
 2020年5月に開催予定だった「第30回文学フリマ東京」がコロナ禍で中止となったため、今回は一年ぶりの開催でした。運営側もいろいろ対策をしてくれていて、終わってみると、この環境下では最善の状態で開催ができたのではないかと思います。
 今回参加してみて思ったこと、記録しておきたいことなどをまとめてみました。


●運営側のコロナ対策
 文学フリマの運営側からは、今回、新型コロナウィルス対策として以下のようなことがなされていました(他にもあると思いますが、あくまで一部です)。

・出店サークル数をある程度制限。
・懇親会は中止。
・密集を軽減できるよう、会場レイアウトの変更(間隔を空けるなど)。
・見本誌コーナーを休止。
・チラシコーナーを休止。
・ホール内部の休憩コーナーを休止。
・カタログ配布を中止。
・会場の入口などに手指用アルコール消毒液を設置
・出店者・参加者ともに、入場時に胸に入場シールを貼って管理。
・参加客の入退場をいくつかに分けて制限。
・出店者は会場横の搬入口から入場。
・入場時に体温計測。
・開催時間を【12:00~17:00】に短縮。
・会場横の搬入口を通して適宜換気を行う。
・スタッフ・出店者・参加者ともにマスクを着用。
・厚生労働省が提供する接触確認アプリ(COCOA)の確認(スマホ端末を所持していない人は連絡先の分かる紙を提出)。
・出店者のブースに入れる人数を制限(利用椅子の数まで。椅子は一テーブルにつき最大二つまで)
・参加者には、事前のWebカタログでの訪問ブース制限を推奨。

 出店側としても、入場する際に行列を作らず、すんなりと入場できたのは助かりました。ブース間隔もかなり広めに取られており、ブースにフルに人が入って、後ろに荷物を置いても充分なスペースがありました(昨年は、後ろ側のサークルとほとんど背中合わせの密集状態でした)。
 ブースによっては、アクリル板のような衝立を用意したところもあるようですね。


●ブースの準備
 基本は、昨年度用意したのと同じ備品を用意していました。以下、用意したものです。

・テーブルクロス
・ポスター立て用ポール
・見本置き用ブックスタンド
・ポスター(五種)
・本の価格札(紙製)
・お釣り置き(プラスチック製)
・コインケース(お釣り保管用)+お釣りの紙幣と硬貨
・レジ袋
・セロテープ
・ガムテープ
・カッター
・ハサミ
・ペン
・取り置きリスト

 今回から新規に用意したのは、プラスチック製のお釣り置きとレジ袋。直接手を触れないようにとの考えから用意しました。レジ袋に関しては、いらないという人もいましたが。
 あと昨年は本の価格札を立てるようにプラスチック製の名札入れを使っていたのですが、荷物としてかさばってしまうのを考えて、今回は紙に本のタイトルと値段を書いたものを持ち込みました。それを三角型に追って机に貼り付けました。
 shigeyukiさんのホジスン作品集『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』と、僕の方も新刊の『奇妙な味の物語ブックガイド』が重かったため、持ち込む本の大部分を先に会場に郵送していました。そのため、当日運ぶ荷物は備品中心で、重さ的にはかなり楽になりました。
 今回はshigeyukiさんと共同出店ということと、これまでに作った同人誌の既刊が何種類かあるということで、品物の数が多めでした。机にどうやって配置するかはちょっと悩みました。
 メインは『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』と『奇妙な味の物語ブックガイド』のため、この二冊を前面に出し、僕の方の既刊本は少な目に並べるという形にしました(元々持ち込んでいる量が少なかったのですが)。
 昨年のように並んで待つ時間などがなかったので、余裕を持ってブースを作ることができたように思います。


●開場
 開場してからお客さんが入ってきますが、やはり昨年に比べてかなり人数が少ない印象でした。運営側で入場者を分けて入れていたせいもあるかと思います。昨年度は開場直後がお客さんが一番多かったのですが、今回は僕らのブースでも昨年ほど人は集まりませんでした。とはいえ、直後はそれなりに人が来るので、ちょっと忙しくはありました。
 計四人でブース運営をしていたのですが、役割分担としては、ブース外側にいる新壱さんがブース案内兼レジ袋係、僕とshigeyukiさんで注文を聞くのと本の受渡し、Renéさんがお釣り管理、というような案配でした。shigeyukiさんは会場特典として作った月報の挟み込み作業なども同時進行で行っていました。
 品物が多品種だったのと、800円という中途半端な値段の本が混じっていた関係で、時折お釣りに迷ってしまうこともありました。
 twitter上のフォロワーさんも何人か来てくれて、お会いできたのは良かったなと思います。


●中盤
 二時間ぐらいで『奇妙な味の物語ブックガイド』は完売、『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』も大部分が売れました。ただその後は膠着状態で、ポツポツ既刊本を買ってくれる人がいるぐらい。余裕が出てきたので、この間に交代で他のブースを見に行ったりもしました。
 二時間経過時点ぐらいで、すでに撤退しているサークルもちらほらありました。ちなみに、当日キャンセルで空いているブースもありましたね。


●終盤
 本当は15:00ぐらいで撤退するつもりだったのですが、取り置きの人が何人か残っている状態だったので、結局16:00すぎまで残っていました。この時点ではかなりのサークルが撤退していました。
 搬入口側の扉が開けっぱなしの状態だったので、そちらに面しているブースの人は、寒くて長時間いられなかった…というのもあるかもしれません。
 本は少し売れ残りましたが、持って帰るにも支障のない量だったので、本の残りと備品を整理して鞄に詰め込み撤退しました。


●まとめ
 コロナの影響で入場者数が全く読めなかったこともあり、本をどれだけ持ち込むか?がなかなか難しい状況でした。結果的にはだいたい丁度いい数量だったかなとは思います。 『奇妙な味の物語ブックガイド』はもう少し数を持ち込んでも良かったかもしれません(ただ、その後の通販に回す量が減ってしまうので、それもなかなか難しいところではありますが)。
 既刊の売れ行きとしては、やはり準新刊である『夢と眠りの物語ブックガイド』が一番人気でした。『物語をめぐる物語ブックガイド』『迷宮と建築幻想ブックガイド』も数十冊持ち込んだのですが、こちらもほぼ完売してくれました。
 『イーディス・ネズビット・ブックガイド』は、表紙が目を引くからか、どんな本か訊ねてくれる人が多かったのですが、正直あまり売れませんでした。ネズビット、やはり一般の人からすると知名度はそれほどではなかったのでしょうか。

 コロナ対策としては、上記にもあげたレジ袋とお釣り置きで直接手を触れないようにというもののほか、新壱さんが用意してくれた消毒スプレーで定期的に消毒、除菌ティッシュで手を拭く、ということで、それなりに対応できていたかなと思います。

 次回以降の文学フリマ東京がどういう形で開催されるのかはまだ分かりません。ただ、今回のような、参加サークル数抑えめで会場スペースも広く取った形の開催に関しては、かなりブース運営がやりやすかった、というのは確かです。
 コロナがいずれ下火になるにしても、しばらくは対策を求められるだろうということを考え合わせると、こうした状況でのイベント開催の例としては、非常に上手くいったのではないかと思います。


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kazuou

Author:kazuou
男性。本好き、短篇好き、異色作家好き、怪奇小説好き。
ブログでは主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。twitterアカウントは@kimyonasekaiです。
怪奇幻想小説専門の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。twitter上の怪奇幻想ジャンルのファンクラブ「 #日本怪奇幻想読者クラブ 」主宰。
『ミステリーズ!vol.96』(東京創元社)に怪奇小説の翻訳概況を書きました。
同人誌『海外怪奇幻想小説アンソロジーガイド』『物語をめぐる物語ブックガイド』『迷宮と建築幻想ブックガイド』『イーディス・ネズビット・ブックガイド』『夢と眠りの物語ブックガイド』『奇妙な味の物語ブックガイド』「海外怪奇幻想作家マトリクス・クリアファイル」を刊行しました。



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