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9月の気になる新刊
発売中 カレル・チャペック『白い病気/マクロプロスの秘密 カレル・チャペック戯曲集2』(栗栖茜訳 海山社 2,200円)
発売中 ベルンハルト・ケラーマン『トンネル』(秦豊吉訳 国書刊行会 3850円)
発売中 ハンス=オーケ・リリヤ編『闇のシャイニング リリヤの恐怖図書館』(扶桑社ミステリー 1210円)
9月7日刊 東雅夫、下楠昌哉編『幻想と怪奇の英文学IV 変幻自在編』(春風社 予価3300円)
9月8日刊 沼野充義編『東欧怪談集』(河出文庫 予価1210円)
9月10日刊 ケイト・マスカレナス『時間旅行者のキャンディボックス』(茂木健訳 創元SF文庫 予価1430円)
9月12日刊 A・N・L・マンビー『アラバスターの手 マンビー古書怪談集』(羽田詩津子訳 国書刊行会 予価2970円)
9月12日刊 東雅夫編『ゴシック文学入門』(ちくま文庫 予価1045円)
9月12日刊 近藤ようこ『高丘親王航海記 1・2』(澁澤龍彦原作 ビームコミックス 予価880円) 
9月12日刊 都筑道夫『吸血鬼飼育法 完全版』(日下三蔵編 ちくま文庫 予価968円)
9月12日刊 石塚久郎監修『医療短編小説集』(平凡社ライブラリー 予価1540円)
9月15日刊 カレル・チャペック『白い病』(阿部賢一訳 岩波文庫 予価638円)
9月15日刊 長山靖生編 谷崎潤一郎『魔術師 谷崎潤一郎妖美幻想傑作集』(小鳥遊書房 予価3080円)
9月17日刊 ジョディ・テイラー『歴史は不運の繰り返し セント・メアリー歴史学研究所報告』(田辺千幸訳 ハヤカワ文庫SF 予価1210円)
9月17日刊 日下三蔵編 戸川昌子『くらげ色の蜜月』(竹書房文庫 予価1210円)
9月18日刊 愛媛県美術館監修『真鍋博の世界』(パイインターナショナル 予価3960円)
9月18日刊 R・L・スタイン編『不気味な叫び』(三辺律子他訳 理論社 予価1650円)
9月23日刊 ケネス・モリス『ダフォディルの花 ケネス・モリス幻想小説集』(館野浩美、中野善夫訳 国書刊行会 予価4180円)
9月25日刊 ウィリアム・リンゼイ・グレシャム『ナイトメア・アリー 悪夢小路』(矢口誠訳 扶桑社ミステリー)
9月30日刊 平井呈一編訳『世界怪奇実話集 屍衣の花嫁』(創元推理文庫 予価1210円)
9月30日刊 東雅夫編『日本怪奇実話集 亡者会』(創元推理文庫 予価1210円)
9月30日刊 フレドリック・ブラウン『シカゴ・ブルース 新訳』(高山真由美訳 創元推理文庫 予価1144円)
9月30日刊 シェルドン・テイテルバウム&エマヌエル・ロッテム編『シオンズ・フィクション イスラエルSF傑作選』(仮題)(竹書房文庫 予価1320円)

9月下旬発売 創元推理文庫 復刊フェア
大阪圭吉『とむらい機関車』
大阪圭吉『銀座幽霊』
F・W・クロフツ『ホッグズ・バックの怪事件』
ドロシー・L・セイヤーズ『誰の死体?』
オーガスト・ダーレス『ソーラー・ポンズの事件簿』
佐々木丸美『罪灯』
トーマス・オーウェン『青い蛇』
エリック・マコーマック『隠し部屋を査察して』
H・G・ウェルズ『世界最終戦争の夢』
アン・マキャフリー『歌う船』


 今年の9月の新刊は豊作ですね。

 ベルンハルト・ケラーマン『トンネル』は、ずいぶん昔に訳されていたこともあり、幻の古典SFとして名前は有名だった作品です。こうして読めるようになるのは嬉しいところです。

 河出文庫<怪談集>シリーズ、今月は『東欧怪談集』が復刊です。東欧のいろいろな国から多数の作品を収めたバラエティ豊かな幻想小説アンソロジーで、シリーズ中でも異色の巻です。これでシリーズでも外国のものは全て復刊したことになりますね。

 A・N・L・マンビー『アラバスターの手 マンビー古書怪談集』は、M・R・ジェイムズの衣鉢を継ぐと言われた作家マンビーの怪奇幻想作品を集めた作品集。これは貴重なタイトルですね。

 東雅夫編『ゴシック文学入門』は、ゴシック文学に関するエッセイや文章を集めたアンソロジーです。公開されている内容は以下の通り。

江戸川乱歩「「幽霊塔」の思い出」
小泉八雲/平井呈一訳「「モンク・ルイス」と恐怖怪奇派」
種村季弘「恐怖美考」
紀田順一郎「ゴシックの炎」
澁澤龍彦「バベルの塔の隠遁者」
塚本邦雄「狂気の揺籃─『ヴァテック頌』」
日夏耿之介「信天翁と大鴉と鳩」
八木敏雄「眼のゴシック」
富士川義之「黒猫の恐怖」
平井呈一「嗜屍と永生」
野町二「『屍妖姫』解説」
前田愛「獄舎のユートピア」
日夏耿之介「『高野聖』の比較文学的考察」
高原英理「人外」

 R・L・スタイン編『不気味な叫び』は、ヤングアダルト向けホラーアンソロジーシリーズの翻訳第二巻。一巻目も非常に面白かったので、こちらも楽しみです。

 ケネス・モリス『ダフォディルの花 ケネス・モリス幻想小説集』は、知られざるケルトの幻想作家ケネス・モリスの初の邦訳作品集です。

 平井呈一編訳『世界怪奇実話集 屍衣の花嫁』と東雅夫編『日本怪奇実話集 亡者会』は、<東西怪奇実話>として刊行される実話怪談アンソロジー。『屍衣の花嫁』は、かって<世界恐怖小説全集>の一巻として刊行された本で、数十年ぶりの復刊となります。今回合わせて編まれた東洋編の『日本怪奇実話集 亡者会』では、田中貢太郎、平山蘆江、牧逸馬、橘外男らの作品を収録とのこと。

 シェルドン・テイテルバウム&エマヌエル・ロッテム編『シオンズ・フィクション イスラエルSF傑作選』は、珍しいイスラエルSFを集めたアンソロジー。これは気になりますね。

 毎年恒例の創元推理文庫の復刊フェア、怪奇幻想的に要注目タイトルは、トーマス・オーウェン『青い蛇』、エリック・マコーマック『隠し部屋を査察して』、H・G・ウェルズ『世界最終戦争の夢』あたりでしょうか。


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kazuou

Author:kazuou
男性。本好き、短篇好き、異色作家好き、怪奇小説好き。
ブログでは主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。twitterアカウントは@kimyonasekaiです。
怪奇幻想小説専門の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。twitter上の怪奇幻想ジャンルのファンクラブ「 #日本怪奇幻想読者クラブ 」主宰。
『ミステリーズ!vol.96』(東京創元社)に怪奇小説の翻訳概況を書きました。
同人誌『海外怪奇幻想小説アンソロジーガイド』『物語をめぐる物語ブックガイド』『迷宮と建築幻想ブックガイド』『イーディス・ネズビット・ブックガイド』『夢と眠りの物語ブックガイド』『奇妙な味の物語ブックガイド』「海外怪奇幻想作家マトリクス・クリアファイル」を刊行しました。



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