積読本の怪
 読書家のみなさまなら、ご同様だと思いますが、わが家にも積読本がたまっております。そんなに買わなければいいんですが、本との出会いは一期一会! 買い逃して涙を飲んだ経験を重ねていますので、基本的に読みたいと思った本は買ってしまいます。
 それで今現在、積んである未読本はどれくらいかといいますと、500冊ぐらいでしょうか。さすがに追いつかなくなってきました。その中から、なるべく早く読もうと思っている本を挙げてみます。

 チャールズ・シミック『コーネルの箱』(文藝春秋)
 ローレンス・ノーフォーク『ジョン・ランプリエールの辞書』(東京創元社)
 ヘンリー・ウエイド『塩沢地の霧』(国書刊行会)
 ハリー・クラーク挿画『アンデルセン童話集』(新書館)
 M・G・ルイス『マンク』(国書刊行会)
 マーク・トゥエイン『地球からの手紙』(彩流社)
 ジョン・クロウリー『ナイチンゲールは夜に歌う』(早川書房)
 キース・ロバーツ『パヴァーヌ』(扶桑社)
 マーティン&タトル『翼人の掟』(集英社)
 マイケル・マーシャル・スミス『スペアーズ』(ソニー・マガジンズ)
 イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』(ちくま文庫)

 『ジョン・ランプリエールの辞書』は積んでるうちに、とうとう文庫版が出ちゃいましたね。でもハードカバー派なので後悔はしてないです。
 『マンク』は、『世界の幻想文学 総解説』などで大まかなあらすじを知ってしまったので、なかなか読む気になれなかったもの。でも里程標的な作品なので、一読しておきたいところ。
 『パヴァーヌ』は、以前一度挫折してるんですよね。でも世間の評価は圧倒的に高いようなので、やっぱり読もうと思います。
 マイケル・マーシャル・スミスは、僕がいま一番気になっている作家です。基本的にはオーソドックスなB級作家だと思うんですけど、話のひねり方が尋常じゃないところが気に入ってます。『死影』(ヴィレッジ・ブックス)などがオススメです。
 

テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント
むうん…
マイケル・マーシャル・スミスは「スペアーズ」での印象があまりにも悪く、「死影」が同一作家によるものだと知ったときにはショックを受けました。結局、「死影」についてはなかなかで、じゃあ、これも読んでみるかの「みんな行ってしまう」が驚きの高評価だったのですが。再読の必要あり? 「スペアーズ」…

キース・ロバーツ「パヴァーヌ」は大好きです。
【2006/06/28 12:25】 URL | ハスヨス #/hWQoaK6 [ 編集]

積読本の消化はあきらめています
手に入れたことで安心してしまってそのまま積読になってしまうことってありますよね。
数年前から心を入れ替えて、買った本は積読にしないようにしているんですが年に数冊はやはり……。
「パヴァーヌ」はサンリオで出た時に狂喜乱舞して買ったんですが、あまりのうれしさにかえって読むことができず積読になり、扶桑社から出た時に扶桑社版を読みました。
サンリオ版で省略されていたマークが扶桑社版では省略されずに載せられていたので結果としては良かったんですが。
【2006/06/28 13:34】 URL | Takeman #- [ 編集]

>ハスヨスさん
『スペアーズ』以外のマーシャル・スミスの作品は全部読み終わっていて、残ってるのは『スペアーズ』だけなんですが、もしかしてこれが一番の駄作なんでしょうか?
読む順を間違えたかなあ。『死影』が一番最初、次が『みんないってしまう』だったので、個人的にこの作家、高評価なんですよね。『オンリー・フォワード』なんか駄作だとは思いますが、妙な面白さがあるもので、一概に捨てきれないところです。
やっぱりホラーがかった作品の方が、できがいいように思います。その点で『みんないってしまう』が一番の傑作揃いと言えるでしょうか。
やっぱりハスヨスさんも『パヴァーヌ』は高評価みたいですね。
【2006/06/28 18:34】 URL | kazuou #- [ 編集]

>Takemanさん
やっぱりそうですか。
積読本は減らないというのは読書人の業ですよね!
『パヴァーヌ』はサンリオ版を手に入れたいと思いながらも、長年古本屋で高値がついているのを見て、涙を飲んでいました。扶桑社版が出て早速読み始めたのですが、どうも話にのれなくて投げだしたままになってます。もうちょっと先まで読めば面白くなったのかも…。近い内にもう一度挑戦したいと思います。
ちなみに扶桑社といえば、エリスンの短編集が出るとか出ないとか言っていたのはどうなったんでしょうね?
【2006/06/28 18:40】 URL | kazuou #- [ 編集]

わかります!
私も買ったはいいけど積もり積もって未読本が100冊ぐらいダンボールの中に・・・。
本屋さんで好きな著者の新刊を見つけては買い、古本屋で前から欲しかった本を見つけては買っていたらいつのまにかえらいことに。さらに少し高い本や絶版本を図書館で借りたりしてるので我が家の未読本は全然減りません(涙。

kazuouさんが気になってるというマイケル・マーシャル・スミスも気なります。話のひねり方が尋常じゃない?余計に読みたくなりますね~。皆さんのコメントを拝見してると「みんな行ってしまう」を先に読んだ方がいいのかな??
【2006/06/28 22:09】 URL | TKAT #- [ 編集]

>TKATさん
そうですよね、でもまだまだ面白い本が埋もれてるかもしれないと思えば、楽しみでもあります。
マイケル・マーシャル・スミスはオススメですよ。ジャンル小説のパターンから、かなり逸脱したストーリー展開に新鮮味があります。最初に読むなら『みんな行ってしまう』(創元SF文庫)か『死影』(ヴィレッジブックス)でしょう。というか、他の作品はもう全部絶版かもしれません。
【2006/06/29 07:07】 URL | kazuou #- [ 編集]


500冊…!自分も未読本や途中読みの本を積みっぱなし放置状態ですが
あまりにも桁違い…尊敬します(え
とはいえ確かに「本との出会いは一期一会」なので、例え未読本が溜まっていても
どんどん買ってしまうのですよね~。
ここに挙げられた本の読後感想・紹介を楽しみにしてます。
【2006/06/29 22:59】 URL | そら #- [ 編集]

>そらさん
いや、常時500冊というわけでは必ずしもなくて、今まではせいぜい100冊ぐらいだったんですけどね。このごろペースが落ちてるので、ずいぶん溜まってしまいました。小説ならわりと早く読めますが、評論とかになると読み終えるのに時間がかかりますしね。
ちなみに、上に挙げたリストは、実は目に付くところにあったものを羅列したものです。本棚の奥には買ったのも忘れてる本がたぶんいっぱい…、というわけで、読む順はやっぱり予定通りにはいかないんですよねえ。
【2006/06/30 07:00】 URL | kazuou #- [ 編集]


私もすぐ積読本がたまってしまいます。
特に読書サイトを見ているとあれもこれも読みたくなって
ついついamazonでいっぱい買ってしまったり(^^;)

↑で挙げられた本で読んでいるのは
「ナイチンゲールは夜に歌う」だけです。
結構面白くて楽しい本でした。


【2006/06/30 11:33】 URL | 眠猫 #- [ 編集]

>眠猫さん
本は読むのも楽しいけれど、買うのも楽しい!?
僕は、ネットよりも実際に書店で手に取ってから、買うことが多いのですが、やっぱりあれこれ本を吟味している時間は楽しいですね。
眠猫さんは『ナイチンゲールは夜に歌う』お読みでしたか。これを「面白くて楽しい」といえるのもすごいです。実は途中まで読んでるんですけど、クロウリーの文章って、かなりクセがあるので、疲れてしまって途中で挫折していました。読み切れば結構面白いだろうとは思うんですけど。
【2006/06/30 20:49】 URL | kazuou #- [ 編集]

読みました!
マイケル・マーシャル・スミス「みんな行ってしまう」を早速読みました。
確かに話のひねり方が独特で、ホラーがかった作品は面白く読めました♪
次は「死影」ですね。kazuouさんと同じく「スペアーズ」を最後に残す順序に
なりそうです(といってもまだまだ先ですが・・)。

kazuouさんのコメントを参考にさせてもらい、リンクさせていただきましたので 
よろしくです。
【2006/07/23 12:15】 URL | TKAT #- [ 編集]

順当かも
『みんな行ってしまう』は気に入っていただけたようで。『死影』も劣らず面白いですよ。
まだ未読の『スペアーズ』は、かなりB級の匂いが…(笑)。ネットで感想を検索してたら、なんかけっこう酷評されてたりして(笑)。おかげで未だ手が出せずにいたりします。でもこの作家B級でも、それなりに面白いところがまた、興味深いところです。
本国では『死影』の続編が出てるみたいなので、とりあえずそっちを訳してもらいたいところですね。
【2006/07/23 14:21】 URL | kazuou #- [ 編集]

順当に・・・
『死影』を読み終えました。
短編も良かったですが、長編も面白かったです♪続編があるのでちょっと含みを持たせた終わり方なんですねー。おかげで続編が気になって仕方がありません(笑)。
私も『スペアーズ』を読む前にこちらの続編が早く読みたい!(kazuouさんは『スペアーズ』は既に読まれてましたね)
といっても続編の日本版を待ってたらいつまでたっても『スペアーズ』は読めそうにないので、日本版は気長に待つとします・・・。
【2006/09/19 20:03】 URL | TKAT #- [ 編集]

続編待ち
『死影』読み終わりましたか。序盤からものすごく引き込まれて、謎が謎を呼ぶサスペンスも充分だと思います。後半になると、ちょっと「ふつう」っぽいホラーになってしまうところを除けば、かなりの傑作ですね。
続編もたぶん訳されるのではないかと思いますが、いつになるやら。先に『スペアーズ』を読まれることをオススメします。あんまり期待してなかったせいもあるのかもしれませんが、意外と面白いですよ。『死影』『みんな行ってしまう』の後だと、ちょっと弱いと感じるかもしれませんが。
【2006/09/20 07:27】 URL | kazuou #- [ 編集]


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Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
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