この本の思い出 目次もなにもなくて、いきなり「序にかえて」から始まり、 「第十の男」も突然、「第一部」と記されたページから入っちゃうんでしたね・・・。 最初、「第十の男」ただ一篇だけが収録されている本だと思い込んで買ったので、 えらく驚いたものでした。 私は、カトリック系の学校に通っていたので「宗教」という授業があり、 そこで、コルベ神父の話を習ったものです。 http://max1130.hp.infoseek.co.jp/page007.htmlグリーンのこのプロットを読んだ時には、初めは「あ、これはそこからインスパイアされたな」とにやり。 しかし、実はコルベ神父の話のほうが後、なところが、グリーンの想像力の凄いところだと 震え上がりましたっけ。
【2006/05/29 19:40】
URL | ねこでら #17ClnxRY [ 編集]
こんな話があったんですか コルベ神父の話は全然知りませんでした。これ、本当にグリーンの作品そっくりですね。コルベ神父の方は純粋に愛他精神から来ていますが、グリーンの方は単純にそうとも言えないところが興味深いです。 グリーンの作品の方が先だというところも、すごいです。まさに「現実は虚構を模倣する」といった感じですね。 『第十の男』だけでなく、他の二つの梗概の方もすごく面白くて、ぜひ小説化してほしかったです。それにしても、グリーンは人を惹きつける設定が、ものすごく上手いと再認識させられた作品でした。
【2006/05/29 21:34】
URL | kazuou #- [ 編集]
カトリック作家! ディケンズ−モーム−グリーンと続くイギリス小説の系譜を愛する私ですが、不覚にもこの作品は未読。早速読まなければ。 キリスト教はとても興味深く、"萌え"感覚でその周辺を楽しんでいますが、プロテスタントはあまりにも明快すぎて文学的感興が今ひとつ。カトリックは屈折して、過剰で、人間的で小説の題材としておもしろい。 その意味でカトリック作家としてのグリーンを愛読しています。
【2006/05/29 22:34】
URL | 迷跡 #- [ 編集]
グリーンにも時々、難解な宗教的作品がありますが、衣はどうあれ、物語として楽しませてくれるストーリーテラーなので、たいていは安心して読めます。 キリスト教といえば、真っ先に思い浮かぶのが、E・F・ベンスン『アルフレッド・ワダムの絞首刑』ですね。殺人犯から犯行を打ち明けられたものの、宗教的な義務からそれを口にできず、無実の人間を死刑にしてしまった神父が霊に悩まされる…という話。ロアルド・ダールがこれをオムニバスドラマ・シリーズのパイロット版として作ったものの、宗教的な反対から番組自体がつぶれてしまったという、いわくつきの作品です。やっぱりあちらでは、いろいろと宗教的な配慮が要求されるようですね。
【2006/05/29 23:19】
URL | kazuou #- [ 編集]
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