12月の気になる新刊と11月の新刊補遺
11月24日刊 ミハイル・ブルガーコフ『アダムとイヴ/至福郷』(群像社 予価1575円)
11月28日刊 海野弘監修『神秘なる挿絵画家エドマンド・デュラック』(マール社 予価2415円)
12月6日刊 F・H・セイント『透明人間の告白 上・下』(河出文庫 予価各998円)
12月7日刊 大森望『21世紀SF1000』(ハヤカワ文庫JA 予価1155円)
12月16日刊 R・L・スティーヴンソン『マーカイム・壜の小鬼 他5篇』(岩波文庫 予価882円)
12月19日刊 チャイナ・ミエヴィル『都市と都市』(ハヤカワ文庫SF 予価1050円)
12月20日刊 ロイ・ヴィカーズ『フィデリティ・ダヴの大仕事』(国書刊行会 予価2415円)
12月20日刊 マーガレット・パウエル『英国メイド マーガレットの回想』(河出書房新社 予価1890円)
12月21日刊 トム・スタンデージ『謎のチェス指し人形 「ターク」』(NTT出版 予価2646円)
12月21日刊 トム・スタンデージ『ヴィクトリア朝時代のインターネット』(NTT出版 予価2646円)
12月21日刊 キアラン・カーソン『トーイン クアルンゲの牛捕り』(東京創元社 予価3570円)
12月21日刊 ドイル傑作集5『ラッフルズ・ホーの奇蹟』(創元推理文庫 予価945円)
12月21日刊 クラーク・アシュトン・スミス『アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚』(創元推理文庫 予価1260円)
12月26日刊 『ジェシー・ウィルコックス・スミスの世界』(仮題)(新人物往来社 予価1995円)
12月27日刊 ジョージ・ソウンダース『短くも恐ろしいフィルの君臨』(角川書店 予価1628円)
12月下旬刊 スタニスワフ・レム・コレクション『短篇ベスト10』(国書刊行会 予価2730円)

F・H・セイント『透明人間の告白』は、以前新潮社から出ていたものの再刊でしょうか。ふとした事故から透明人間になってしまった男の冒険を描くサバイバル小説です。実際に体が透明になってしまったら、日常生活はどうなるのか?というのを細かく描いているのが、この作品の面白みでしょう。
 スティーヴンソンの短篇は、どれも面白い作品が多いです。以前福武文庫から出ていた『スティーヴンソン怪奇短篇集』などは、傑作ぞろいの作品集でした。しかし現在では、気軽に手に取れる作品集はあまりないようです。その意味で、R・L・スティーヴンソン『マーカイム・壜の小鬼 他5篇』の刊行は、短篇ファンにとってはうれしい限り。とくに表題作にもなっている『壜の小鬼』は、なんでも願いがかなうという壜をめぐる異色短篇風の作品で、現代の読者にも楽しめると思います。12月の一押しはこれですね。
 創元社からは、ようやく完結の≪ドイル傑作集≫『ラッフルズ・ホーの奇蹟』、そしてクラーク・アシュトン・スミス『アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚』が登場です。スミスの作品をこれだけまとめてもらえるとは、うれしい驚きでした。今回は、中世ヨーロッパ風の世界≪アヴェロワーニュ≫を舞台にした作品を集めているようです。個人的に、スミスのシリーズの中では、これが一番好きなので、嬉しいところです。


プロフィール

kazuou

Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主催。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
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