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8月の気になる新刊
8月4日刊 T・S・ストリブリング『カリブ諸島の手がかり』(河出文庫 予価998円)
8月6日刊 『文豪怪談傑作選 小川未明集 幽霊船』 東雅夫編(ちくま文庫 予価945円)
8月上旬予定 都筑道夫『ポケミス全解説』(フリースタイル 予価2310円)
8月中旬刊 ドナルド・A・スタンウッド『エヴァ・ライカーの記憶』(創元推理文庫 予価1470円)
8月中旬刊 パトリシア・A・マキリップ 『ホアズブレスの龍追い人』(創元推理文庫 予価1155円)
8月21日刊 広瀬正『ツィス』(集英社文庫)
8月25日刊 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』(早川書房 予価1050円)
8月25日刊 野田昌弘『スペース・オペラの読み方』(ハヤカワ文庫JA 予価840円)
8月下旬刊 D・M・ディヴァイン『ウォリス家の殺人』(創元推理文庫 予価903円)
8月下旬刊 M・ジョン・ハリスン『ライト』(国書刊行会 予価2730円)
8月刊 アレクサンドル・デュマ『メアリー・スチュアート』(作品社 予価2200円)

 本来なら、創元あたりから出そうなストリブリングの文庫化『カリブ諸島の手がかり』は河出文庫から出版。
 都筑道夫『ポケミス全解説』は、以前から予告が出たり消えたりしていましたが、今回はようやく出そうな感じですね。
 ドナルド・A・スタンウッド『エヴァ・ライカーの記憶』は、以前文春文庫から出ていたものの復刊でしょうか。
 今月に引き続いて、広瀬正『ツィス』が出ます。これ順当にすべての作品を復刊するのでしょうか。
 ティプトリー『たったひとつの冴えたやりかた』は、改訳単行本版だそうですが、何かオマケがあるなら気になりますね。
7月の気になる新刊
7月8日刊 マイクル・コーニイ『ハローサマー、グッドバイ』(河出文庫 予価893円)
7月9日刊 東雅夫編『文豪怪談傑作選・特別篇 文藝怪談実話』(ちくま文庫 予価945円)
7月10日刊 C・L・ムーア『シャンブロウ』(論創社 予価2310円)
7月15日刊 三津田信三『忌館 ホラー作家の棲む家』(講談社文庫 予価750円)
7月18日刊 広瀬正『マイナス・ゼロ』(集英社文庫 予価800円)
7月中旬刊 中井英夫『幻戯』(出版芸術社 1575円)
7月22日刊 スコット・パック『題名のない本 上・下』(仮題)(PHP研究所 予価各1785円)
7月24日刊 『綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー』(講談社 予価1680円)

 今月一番の要注目本は、やはりマイクル・コーニイ『ハローサマー、グッドバイ』でしょう。かって、サンリオSF文庫から何冊か訳書が出たものの、文庫レーベルの消滅にともなって、全訳書が絶版になっていました。なかでも本書は、SF青春小説として、名のみ高くなっていたものです。他の作品も復活を期待したいところですね。
  〈ダーク・ファンタジー・コレクション〉の新刊は、C・L・ムーア 『シャンブロウ』。予告では、C・L・ムーアの短編集となっていたので、ノンシリーズ短編集かと思っていたんですが、スペース・オペラ「ノースウエスト・スミス」シリーズの新訳のようです。
 三津田信三 『忌館 ホラー作家の棲む家』は、かってノベルスで出ていたものの文庫化です。メタフィクション的な趣向を使った怪奇小説で、なかなかの佳作なので、未読の方はぜひ。この作品に限らないんですが、三津田信三作品にはたいてい、ホラーの蘊蓄が出てきたり、引用がされたりと、この手のジャンルのファンには、より楽しめる作品になっていることが多いんですよね。
 馴染みのない作家名なんですが、少し気になるのが、スコット・パック『題名のない本 上・下』。内容は、「街で起きた怪事件の被害者はみな、この 『題名のない本』 を図書館で借りていた…」というもの。どうやら本にまつわるミステリかホラーのようです。本好きとしては、そそられますね。
6月の気になる新刊と5月の新刊補遺
発売中 鶴田謙二『おもいでエマノン』(徳間書店リュウコミックススペシャル 840円)
5月予定 レイ・ブラッドベリ『夜のかくれんぼ』(仮題)(晶文社 予価1890円)
6月4日刊 アンナ・カヴァン『氷』(バジリコ 1890円)
6月上旬刊 梅田正彦訳 イーデス・ウォートン他 『ざくろの実』(鳥影社 予価1680円)
6月12日刊 北上次郎『冒険小説論』(双葉文庫 予価1000円)
6月中旬刊 L・P・ハートリー『ポドロ島』(河出書房新社)
6月下旬刊 ジェフリー・フォード『緑のヴェール』(国書刊行会 予価2625円)

 鶴田謙二『おもいでエマノン』は、梶尾真治の同名作の漫画化作品。もともと新装版の挿絵も書いていた人ですね。原作は連作短篇なのですが、漫画化されているのは、原作の第一話のみ。多少脚色が入っているとはいえ、短篇一話で一冊を構成しているので、かなり物足りない感じです。ただ定評どおり、鶴田謙二の絵は素晴らしく叙情的。ぜひ続きを期待したいところです。
 レイ・ブラッドベリ『夜のかくれんぼ』は、絵本のようです。これ、むかし出た『別冊奇想天外』のブラッドベリ特集号で、佐竹美保のイラストをつけて掲載された『夜を点けよう』と同じ作品でしょうか。
 イーデス・ウォートン他 『ざくろの実』は、怪奇小説アンソロジーとのこと。訳者の梅田正彦氏は、以前にも、同じ鳥影社から、怪奇小説の翻訳をいくつか出されている方ですね。毎回マニアックな編集には頭が下がります。
 北上次郎 『冒険小説論』は、以前出たハードカバー版の文庫化なのですが、ひじょうな名著なのでぜひ。スティーヴンソンやデュマなどの古典的なものから、現代のスパイ小説まで、冒険小説の変遷を語った面白い本です。ヴェルヌの章や、イギリスの騎士道小説などについての章は、眼から鱗が落ちるような指摘がされていて、とても参考になります。
 〈KAWADE MYSTERY〉の新刊は、L・P・ハートリー『ポドロ島』。このシリーズには珍しく、純粋な怪奇小説集ですね。『怪奇小説傑作集』にも収録されている、超有名作『ポドロ島』はともかく、ほかの作品は現在ではほとんど読めなくなっているので、ファンとしてはとても嬉しいところです。
 これは予定通り出るのか怪しいですが、国書刊行会からはジェフリー・フォードの三部作完結編『緑のヴェール』が登場。2作目刊行からはずいぶんと早く出るようですね。訳者は二作目と同じ布陣のようなので、翻訳の質に関しては安心できそうです。
 
5月の気になる新刊と4月の新刊補遺
4月25日刊 ハーバート・ヴァン・サール編『終わらない悪夢』〈ダーク・ファンタジー・コレクション〉(論創社 予価2100円)
4月25日刊 『ミステリマガジン6月号』 〈バカミス特集〉(早川書房 840円)
4月下旬刊 クリストファー・プリースト『限りなき夏』〈未来の文学〉(国書刊行会 予価2520円)
4月刊 カレル・チャペック『流れ星』(青土社 予価1680円)
4月刊 鹿島茂『子供より古書が大事と思いたい 増補新版』(青土社 予価2310円)
5月13日刊 G・K・チェスタトン『木曜だった男』南條竹則訳(光文社古典新訳文庫)
5月13日刊 ミステリー文学資料館編『江戸川乱歩と13人の新青年 〈文学派〉編』(光文社文庫)
5月20日刊 バロネス・オルツィ『スカーレット・ピンパーネル 紅はこべ』小川隆訳(集英社文庫)
5月22日刊 マーゴ・ラナガン『ブラックジュース』〈奇想コレクション〉(河出書房新社 予価1995円)
5月25日刊 coco『今日の早川さん 2』(早川書房 予価1050円/限定版 予価1575円)
5月下旬予定 レーモン・クノー『あなたまかせのお話』〈短篇小説の愉しみ〉(国書刊行会 予価2520円)

 久々の〈ダーク・ファンタジー・コレクション〉新刊は、ヴァン・サール編『終わらない悪夢』。かって〈ソノラマ海外シリーズ〉でも、ヴァン・サール編のアンソロジーが何冊か出ていました。内容はB級作品を集めた、非常に楽しいアンソロジーだったので、今回のものも期待大です。
 今月の『ミステリマガジン』は、〈バカミス特集〉ということで、カミやラファティの作品が訳載されるようなので、異色短篇好きはぜひ。
 プリースト『限りなき夏』は遅れに遅れていますが、今月ほんとうに出るんでしょうか。
 鹿島茂『子供より古書が大事と思いたい 増補新版』は、同名の古本エッセイの増補版。この人の古本話はとても楽しいんですよね。蘊蓄が散りばめられていて、教養書にもなっているところが凄いと思います。
 (光文社古典新訳文庫)からは、なんとチェスタトンの『木曜日の男』の新訳が!(タイトルは、『木曜だった男』になっていますが。)幻想小説の名作ですが、ある意味難解な作品なので、今回の新訳は楽しみです。それにしても南條竹則、最近やたらとたくさん翻訳書を出してますね。
 〈奇想コレクション〉からは、マーゴ・ラナガン『ブラックジュース』。あんまり馴染みがない作家名ですが、オーストラリアの女性作家だそう。基本的にこのシリーズにハズレはないので、期待しましょう。
 あと、5月中に出るかどうかは怪しいですが、レーモン・クノー『あなたまかせのお話』も期待大です。
 
4月の気になる新刊
4月 7 日刊 谷岡一郎 『SFはこれを読め!』(ちくまプリマー新書 予価780円)
4月 8 日刊 シオドア・スタージョン 若島正編訳『海を失った男』(河出文庫 924円)
4月11日刊 北原尚彦・西崎憲編『ドイル傑作集4 陸の海賊』(創元推理文庫 予価882円)
4月25日刊 平山夢明・吉野朔実『狂気な作家のつくり方』(本の雑誌社 予価1575円)
4月下旬刊 『W・デ・ラ・メア短篇集』(国書刊行会 予価2520円)
4月下旬刊 ウッドハウス『エッグ氏、ビーン氏、クランペット氏』(国書刊行会 予価2310円)
4月下旬刊 イサベル・アジェンデ 『ゾロ』(仮題)(扶桑社ミステリ)
4月下旬刊 アル・セッケル『だまし絵ベスト・コレクション』 (仮題)坂根厳夫訳(創元社 予価6300円)
4月予定 日下三蔵編『日本SF全集1 1957-1971』 (出版芸術社)

 ちくまプリマー新書からは谷岡一郎『SFはこれを読め!』。これは珍しいSF関連書。レーベルがレーベルだけに、入門書的な感じのようですね。
 創元推理文庫からは、ひさびさに『ドイル傑作集』の4巻が出ます。今回の内容は〈スポーツ・海賊篇〉 。
 デ・ラ・メアの短編集は、どういうコンセプトの編集なのか不明ですが、気になるところですね。物語性の強い作品を期待したいです。
 ウッドハウスの新刊『エッグ氏、ビーン氏、クランペット氏』は短編集。
 イサベル・アジェンデ 『ゾロ』は、なんと 『快傑ゾロ』の続編だそうです。ふつうこの手の娯楽作品の続編って、いわゆるエンタメ作家がやるものだと思っていたのですが、アジェンデがこんな企画を手掛けるとは驚きです。物語の面白さには定評がある作家だけに、期待大ですね。
 『だまし絵ベスト・コレクション』 は、えらく定価が高いのですが、とても気になる一冊です。
3月の気になる新刊
3月5日刊 南條竹則編訳『地獄 英国中篇怪談集』(メディア・ファクトリー 予価2415円)
3月上旬刊 岡本綺堂『飛騨の怪談 新編・綺堂怪奇小説選』(メディアファクトリー 予価1890円)
3月上旬刊 メルヴィル・ディヴィスン・ポースト『ランドルフ・メイスンと7つの判決』(長崎出版)
3月18日刊 ジェイムズ・パウエル『道化の町』(河出書房新社)
3月中旬刊 フィリップ・マクドナルド『ライノクス殺人事件』(創元推理文庫)
3月27日刊 山口雅也『モンスターズ』(講談社 予価2625円)
3月27日刊 ウィリアム・トレヴァー『密会』(新潮社 予価1995円)
3月下旬刊 W・H・ホジスン『幽霊狩人カーナッキの事件簿』(創元推理文庫)
3月下旬予定 クリストファー・プリースト『限りなき夏』(国書刊行会 予価2520円)

 メディア・ファクトリーから出る2冊は、怪奇小説ファンは要チェック。南條竹則編のアンソロジーは、「中編」であるところが売りのようです。収録作品は、デラメア 『シートンのおばさん』、メイ・シンクレア『水晶の瑕』、ブラックウッド『地獄』だそうです。うーん、『シートンのおばさん』は既訳があるので、別の作品にしてほしかったですね。
 岡本綺堂のほうは、怪奇長編『飛騨の怪談』をはじめ、単行本未収録作品が多数収録される様子です。
 長崎出版からは『アンクル・アブナー』で知られるポーストのピカレスクものの『ランドルフ・メイスン』が登場。訳された短篇を読む限りでは、『ランドルフ・メイスン』の方がずっと面白いと思います。
  〈KAWADE MYSTERY〉の新刊は、お待ちかねジェイムズ・パウエル。個人的にはトゥーイに次いで楽しみにしていた短編集です。
 ウィリアム・トレヴァーは、二冊目の邦訳短編集が 〈新潮クレスト・ブックス〉 から刊行です。
 ホジスン『幽霊狩人カーナッキの事件簿』は、以前に邦訳がありますが、今回は新訳で、本邦初訳1篇が追加されるそうです。
 国書刊行会 〈未来の文学〉からは、クリストファー・プリーストの短編集『限りなき夏』。「ドリーム・アーキペラゴ」シリーズの短篇が中心だとのこと。SFマガジンなどに訳載されたものを読む限り、正直このシリーズ、あんまり面白いとは思えないんですが。ノンシリーズの短篇に期待しましょう。
2周年
 少し過ぎてしまったのですが、2月7日で、ブログ開設からちょうど2周年になりました。
 始めた当初は、こんなに続くとは思っていませんでした。これだけ続けられたのは、ご愛読くださる皆様、およびネットでの友人たちのおかげです。ありがとうございます。これからも、なるべく長く続けていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
 
 さて、これだけで終わるのも何なので、ついでに、雑記でも。
 今週末に、早川書房から出た『SFが読みたい!2008年版』を買ってさっそく読んでみました。巻末の出版社の2008年度の予定を見て気になったのは、河出書房と国書刊行会ですね。
 《奇想コレクション》のラインナップは、もうすでに公開されているので驚くほどでもないんですが、一番嬉しいニュースなのは、河出文庫からマイクル・コニイ『ハローサマー、グッドバイ』が新訳で出ること。ほかにもスタージョン『海を失った男』が文庫化されるようです。
 国書刊行会からは、《未来の文学》の第3期ラインナップが! ジーン・ウルフ短編集、ジャック・ヴァンスのベスト選集、ラファティの長編、スラデックの長編、ジョン・クロウリーのオリジナル選集、サミュエル・ディレイニー短篇集成、ハーラン・エリスン犯罪小説集、伊藤典夫編アンソロジー、と以前にもまして、凄まじくマニアックなラインナップです。もっとも、2008年中に一冊出るかどうかも怪しいですけどね。
 あと気になるのは、早川書房から9月に刊行予定のコニー・ウィリス『マーブル・アーチの風』(仮題)、出版芸術社の日下三蔵編のアンソロジー『日本SF全集』(全六巻)あたりでしょうか。
 そういえば、長らく入手困難だったマルセル・エーメ『第二の顔』(創元推理文庫)が復刊されています。ある日突然、顔が美青年になってしまった中年男が、別人として妻を口説くという、かって乱歩も褒めていた傑作ユーモア小説です。ほんとうに面白い作品なので、ぜひ読んでいただきたいですね。
2月の気になる新刊
2月6日刊 北村薫・宮部みゆき編『名短篇、さらにあり』(ちくま文庫 予価819円)
2月7日刊 ロバート・ルイス・スティーヴンスン『宝島』(光文社古典新訳文庫)
2月7日刊 式貴士『カンタン刑 式貴士怪奇小説コレクション』(光文社文庫)
2月7日刊 稲垣足穂『足穂拾遺物語』(青土社 予価3990円)
2月上旬刊 綾辻行人『深泥丘奇談』(メディアファクトリー 予価1575円)
2月中旬刊 パーシヴァル・ワイルド『検死審問 インクエスト』(創元推理文庫 予価882円)
2月中旬刊 エリザベス・ボウエン『エヴァ・トラウト』(国書刊行会 予価2625円)
2月20日刊 ジョン・スラデック『蒸気駆動の少年』〈奇想コレクション〉 (河出書房新社 予価1995円)
2月25日刊 A・M・ウィリアムスン『灰色の女』(論創社 予価2940円)
2月25日刊 ジョン・ブラックバーン『刈りたての干草の香り』(論創社 予価2100円)
2月予定   パトリック・クェンティン『グリンドルの悪夢』(原書房)

 2月は要注目本が目白押しですね。
 『名短篇、さらにあり』は、1月刊行の『名短篇、ここにあり』の続編アンソロジー。『名短篇、ここにあり』は、全編日本作家の作品だったんですが、ジャンル小説ではなく、一般文学からミステリ的な要素を持った作品を抜き出した、という感じのアンソロジーでした。ふだん海外作品ばかり読んでいる身としては、なかなか新鮮な味わいではありました。
 光文社古典新訳文庫からは『宝島』の新訳が登場です。これはこれで期待大なのですが、スティーヴンソンは入手難の作品がまだまだあるので、他の作品を出してほしかった気もします。
 光文社文庫からは、もはや伝説の作家(といっていい)式貴士の短編集が刊行。初収録の作品もいくつか含まれているようで、式貴士の著作を揃えている人でも買う価値はあり。安っぽさとグロテスクさとロマンシチズムの同居する作風は、はまる人ははまると思います。これを機会にファンが増えるといいですね。
 昔、創元から出ていた、パーシヴァル・ワイルド『検死審問 インクエスト』も待望の新訳。ワイルドの作品は、基本がユーモア小説っぽいので、これも楽しめると思います。
 〈奇想コレクション〉からは、スラデックの短編集。以前サンリオSF文庫から短編集が出ていましたが、今回の作品集は「決定版ベスト」だそうで、楽しみです。
 (論創ミステリ)来月刊行の2冊はどちらもマニアックです。ブラックバーンは以前にも1冊出ていますが、注目しているのはA・M・ウィリアムスン『灰色の女』です。この作品、なんと江戸川乱歩『幽霊塔』の原作となった作品だそうです(正確には乱歩作品の原作の黒岩涙香翻案作品の原作ですが)。乱歩作品ほどエログロじゃないんだとは思いますが、今さらながら日本語で読めるようになることを慶賀したいです。


プロフィール

Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。雑誌に埋もれた短編を紹介する「埋もれた短編発掘!」コーナーもあり。「奇妙な味」の作品がお好きな方は必見です。
記事の新旧に関わらず、コメント・トラックバックは歓迎しています。



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