怪奇幻想読書倶楽部 第7回読書会 開催しました
 7月30日の日曜日、JR巣鴨駅前のカフェにて「怪奇幻想読書倶楽部 第7回読書会」を開催しました。出席者は、主催者を含め10名でした。
 テーマは、第1部「欧米怪奇幻想小説入門(英米編2)」、第2部「ラヴクラフトを読む」です。参加してくださった方には、お礼を申し上げたいと思います。
 今回は、作家のMさんに参加していただけたこともあり、実作の話なども聞くことができました。

 それでは、当日の会の詳細について、ご報告したいと思います。

 今回も、参加者全員のプロフィールをまとめた紹介チラシを作りました。チラシをPDFにしたものを、メールにて事前に配信しています。

 今回第1部のテーマは「欧米怪奇幻想小説入門(英米編2)」。前回の続きということで、英米の怪奇小説を古典から現代まで、大まかにたどっていこうという試みです。資料として、年表形式で、代表的な英米怪奇小説の作品名と作者名を年表にしたものを作りました。
 合わせて、第1・2回で使用した「怪奇アンソロジーリスト」を増補した資料も用意しました。
 前回の最後が、マッケン、ブラックウッド、M・R・ジェイムズの三巨匠あたりで終わったので、今回はそれ以降の作品について話しました。時代的に20世紀初頭あたりから始めたこともあり、パルプマガジン作品、異色作家、1960~1970年代のオカルトホラー、キング以降のモダンホラーなど、現代に近い時代の作品まで、少しづつ見れたかな、という感じです。

 第2部のテーマは、「ラヴクラフトを読む」。アメリカの怪奇小説の巨匠H・P・ラヴクラフトの作品について、話し合おうというテーマです。
 資料として、ラヴクラフトの怪奇小説紹介エッセイ『文学と超自然的恐怖』に言及されている作品のリスト(邦訳があるもののみ)を作りました。ラヴクラフトが、どんな先行作家に影響を受けているのかを知ってもらいたいという狙いです。
 参加者の中にも、全集を読破している人、1、2編しか読んだことのない人、この機会に何冊か読んだ人など、ラヴクラフトに対する読書歴も思い入れも様々な人が集まったこともあり、一面的ではない、いろいろな視点からの意見が出たように思います。

 それでは、話題になったトピックを順不同で挙げていきます。

●第1部
・怪奇幻想小説の本領は短篇にある。長編になると、夾雑物が混ざってきてしまう。スティーヴ・ラスニック・テムやチャールズ・L・グラントは、それを嫌って、長編で「純粋」な怪奇小説をやろうとした作家だと思うが、成功しているとは言いがたい面がある。

・イギリスが、18世紀から一貫して怪奇幻想的作品を伏流させているのに対して、アメリカでは、20世紀以前はトピックとなる作家が幾人かいるのをのぞけば、潮流としての怪奇幻想小説というのはなかったのではないか?

・当時のジャンルでは一流とされていた作家が、現代ではその分野では問題にされず、怪奇幻想作品のみで記憶されている作家がいる。F・M・クロフォードなど。

・ロバート・ルイス・スティーヴンスンは、怪奇幻想的作品でも、文学畑でも傑作を残した一流の作家だと思う。

・C・A・スミスは、非常に才能のある作家だと思う。ラヴクラフトと同時代に〈クトゥルー神話〉作品を書いた作家の中でも、飛び抜けてユニークな個性がある。

・C・A・スミスは、短篇の中で、いろいろな設定や世界観などを、惜しげもなく使ってしまう。下手をすると長編シリーズ作品に使えるような面白い題材を、短い作品で使ってしまうのは凄い。例えば、オーガスト・ダーレスが、ラヴクラフトではなくC・A・スミスに私淑していたら、今のラヴクラフトの位置にスミスがいた可能性もあるのでは?

・ショーン・ハトスン『スラッグス』について。ナメクジが人を襲う話だけで、長編を構成するのはすごい。シーンの見せ方のバリエーションが豊富。

・ジェームズ・ハーバート作品について。『鼠』は動物パニック・ホラーの傑作。あっという間に人間を食い尽くす鼠の話。『霧』は、霧によって狂った人間が殺しあう話でこちらも面白い。

・鼠といえば、西村寿行『滅びの笛』も鼠を扱った作品で、こちらも面白い。

・ジェームズ・ハーバート『霧』とスティーヴン・キング『霧』、ジョン・カーペンター監督の映画『ザ・フォッグ』は全く関係がないのだが、知らない人にはややこしい。

・ジョン・カーペンター監督の映画には、ラヴクラフトや《クトゥルー神話》の影響が強いと思う。とくに『マウス・オブ・マッドネス』はモロに影響が見て取れる。

・アルジャーノン・ブラックウッドについて。汎神論的な傾向が強い。『ウェンディゴ』など、自然と結びついた怪奇小説に秀作がある。『ケンタウロス』はその傾向が強すぎて、読むのが難しい。

・スティーヴン・キングは、初期作品が絶版になって、手に入らないものが多くなってきている。『デッド・ゾーン』や『ファイア・スターター』も既に手に入らない。

・スティーヴン・キング『霧』で登場する怪物は、おそらく《クトゥルー神話》に属するものだと思う。

・スティーヴン・キング『おばあちゃん』について。明らかに《クトゥルー神話》を意識した作品。《新トワイライトゾーン》で映像化された他に、近年映画化された作品もあり。映画化作品『スティーブン・キング 血の儀式』では、原作にオリジナルの膨らませ方をしていたが、これはこれで面白かった。

・スティーヴン・キングの「絶賛」はあまり信用できない。

・リンド・ウォード『狂人の太鼓』について。絵だけで構成される、サイレント・マンガの先駆的作品。解釈の余地がいくつもあり、魅力的な作品。

・現代でホラー専門で書いている英米の作家はいるのか? あまりいないと思う。ランズデール、マイケル・マーシャル・スミス、ジョー・ヒルなど。

・ポピー・Z・ブライト『絢爛たる屍』について。強烈なインパクトのある作品。再読するのはきつい。

・ジョン・コリアについて。《異色作家短篇集》のイメージから戦後の作家のイメージがあるが、すでに戦前に活動するなど、時代的には早い。

・ロバート・ブロックやリチャード・マシスン、ブラッドベリなどを除き、《異色作家短篇集》に収録された作家たちは、あまり怪奇小説史的には伝統とつながっていない?

・フェリペ・アルファウ『ロコス亭』について。同じ登場人物が使いまわされる連作短篇シリーズ。同じ名前の登場人物が他のエピソードで再登場したりするが、厳密には同じ人物でなかったりするなど、そのねじれ具合が面白い。

・1940~50年代では、ホラーがかったSF作品が多い。ハインライン『人形つかい』、エリック・フランク・ラッセル『超生命ヴァイトン』など。

・1960年代からの『ローズマリーの赤ちゃん』や『エクソシスト』あたりからのオカルト映画ブームによって、小説でもメディアミックス的な作品が生まれるようになった。

・1960~1970年代のホラー作品では、小粒な秀作がたくさん生まれたが、作家自身は一発屋的な人が多いように思う。ただ、寡作ながらトーマス・トライオンは一流の作家だと思う。

・スプラッターパンク作品について。ジョン・スキップ&クレイグ スペクター、レイ・ガートンなど、一部の作品が紹介されただけで終わってしまった。クライヴ・バーカーも初期作品(『血の本』)以降は、ファンタジーになってしまったのが残念。

・デヴィッド・アンブローズ作品について。ほとんどの作品が「仮想世界」や「パラレルワールド」ネタだが、どれを読んでも面白い。『覚醒するアダム』『偶然のラビリンス』など。

・ダグラス・プレストン/リンカーン・チャイルド『レリック』について。怪物の造形が面白い作品。

・ニコラス・コンデ『サンテリア』について。ヴードゥを扱った作品。カルト教団が出てくるが、超自然味の少ない同種の作品と違って、ちゃんとしたオカルト小説になっている力作。

・ダイナ・グラシウナス/ジム・スターリン『サイコメトリック・キラー』について。連続殺人鬼を殺して回る連続殺人鬼の話。主人公が相手の心をのぞける超能力者という設定。

・ヴードゥやゾンビなどは、中米や南米から北米に流入した文化? ホラーにおけるこの主の影響は、例えばミステリにおけるエスニック探偵の登場などとも、時代的に関係があるのではないか?

・トマス・ペイジ『ヘパイストスの劫火』について。地割れから復活したゴキブリのような古代生物の話。大部分が虫に対する研究シーンに当てられるという異色作。

・「怪物」側からの視点で描かれた作品は、わりと近年の発明だと思う。シオドア・スタージョン『それ』、W・ストリーバー『ウルフェン』など。

・ロバート・ストールマン《野獣の書》について。人間と融合した「野獣」の成長小説。融合した人間の過去や、「野獣」の秘密など、面白い作品。「野獣」からの視点描写などもある。

・橘雨璃『放課後の魔女』について。ホラーサスペンス風味の青春物語。劇中劇の形で仕込まれた芝居の趣向が面白い。

・国書刊行会の本は在庫を断裁せずに、売れるまで何年でも保管する? 30年以上前に出版された本も在庫があって、びっくりすることがある。

・因果のわかってしまった幽霊物語はあまり怖くなくなってしまう。実話怪談の怖いのは、因縁や由来もなく、ぶつっと怪異現象が提示されるところだと思う。

・同じ英語国民でも、イギリスとアメリカでは随分国民性が異なっている。アメリカ作品では根底に楽観があって、能天気に解決してしまったりするが、イギリス作品ではリアルな荒廃を描くなど、その違いが面白い。


●第2部
・《クトゥルー神話》における、ダンセイニの影響はかなり強いのではないか? 〈アザトース〉には、ダンセイニの〈マアナ=ユウド=スウシャイ〉の影が見える。

・ラヴクラフト自身の作品では、〈旧支配者〉があまり整理・体系化されていないので、関係性があまりよく分からない。

・ラヴクラフトの後進で、小説のもっと上手い作家はいる。ロバート・ブロックやヘンリー・カットナーなど。しかし彼らの書いた《クトゥルー》ものよりも、ラヴクラフト作品の方が怪奇小説として迫力があるのも事実。

・ラヴクラフトの文体は読みにくい? 会話文がなく地の文が続くので、読み飛ばしができない。本国でも名文とする人と悪文とする人に分かれるようだ。

・ラヴクラフト作品には、女性がほとんど出てこない。まともに登場するのは『戸口にあらわれたもの』や『ダニッチの怪』ぐらいだが、それもちゃんと描かれているとはいえない。

・そもそもラヴクラフトには、人間を描こうという気がないのではないか?

・ラヴクラフト作品では、主人公にあまり個性が与えられていないので、読み終えてしばらくすると、ある作品の主人公がどんな人間だったか? ということがわからなくなってしまう。

・ラヴクラフトは弟子たちの作品を添削していて、場合によってはかなりの改変をしているが、当時はそれでもめたりしなかったのだろうか。現代で同じようなシチュエーションを考えると、ラヴクラフトの人徳の成せる業という気もする。

・朱鷺田祐介『クトゥルフ神話 超入門』(新紀元社)の紹介。非常にわかりやすく書かれた入門書。この本と、東雅夫編『クトゥルー神話事典』(学研M文庫)の2冊があれば、基本的なことはだいたい分かると思う。

・ラヴクラフトは、「名状しがたい」というフレーズを使いすぎではないか。タイトルもそのままの『名状しがたいもの』という作品もあるが、曖昧すぎてイメージが湧かない

・評論におけるフレーズ「宇宙的恐怖がある(ない)」は、安易に使いすぎな気がする。

・オーガスト・ダーレス以降の〈クトゥルー神話〉は、〈旧支配者〉の超越性が少なくなっており、ラヴクラフトの当初の意図からはズレがあるのではないか? ラヴクラフト作品では、〈旧支配者〉に比べ、人間は取るに足らないものとして描かれている。

・ラヴクラフトは本来上手い作家ではなく、現在のような知名度と人気を得られたのは、多分に幸運が預かっている面があるのではないか?

・ラヴクラフトは、それ以前の怪奇幻想小説を咀嚼して、まとめ上げた総合者的な作家だと思う。彼の作品には、ダンセイニ、マッケン、ブラックウッド、ホジスンの影響などがうかがえる。

・ラヴクラフトは、後期作品になるにつれて、科学的な味付けが濃くなってくる。もっと長生きしていたらSF作家になったのでは? という説もあるが、なるほどと頷ける面もある。

・『時間からの影』について。時空を超えて精神を飛ばす超知性体を描いた作品。当時としては発想がすごい。SFでは後世に似たテーマも出てくるが、ラヴクラフトの場合、そのベクトルがSFのそれとは全く異なるところがユニーク。

・『戸口にあらわれたもの』。人格交換を扱ったホラー。最後のシーンの忌まわしさは特筆もの。

・『インスマウスの影』について。ラヴクラフト作品のエッセンスがたくさん詰まっている作品だと思う。ラヴクラフト入門に最適な作品。全集1巻の巻頭に持ってきていることもあり、出版者側としても、一番に読んでもらいたいという意図があるのではないかと思うが、この作品で挫折してしまう人が多いのも事実。

・『エーリッヒ・ツァンの音楽』について。厳密には〈クトゥルー神話〉ではないが、異界の存在をにおわせるのは神話作品っぽい。怪奇小説として秀作だと思う。

・『冷気』について。ワンアイディア・ストーリーではあるが非常に面白い。この時代に既に冷房があったというのには驚き。ブライアン・ユズナ製作のオムニバスホラー映画『ネクロノミカン』で映像化されているが、迫力があって面白かった。

・スチュワート・ゴードン監督『フロム・ビヨンド』『ZOMBIO/死霊のしたたり』は、ラヴクラフトの映像化として、非常に面白い。

・『狂気の山脈にて』について。ラヴクラフトの傑作の一つ。それまでの作品に比べ、科学的(に見える)裏付けがあり、説得力がある。〈旧支配者〉の年代記としても読め、ラヴクラフトがもっと長生きしたら、独自の宇宙誌みたいなものを書いたのではないか。

・『狂気の山脈にて』の南極探検や、『冷気』に登場する冷房など、ラヴクラフトは当時としては最新のトピックやガジェットを取り込んでいて、意外と進取の気性がある。ただ、作者の性格もあるのだろうが、それらが全て恐怖の対象になってしまうところに、彼の独自性がある。

・デル・トロ監督製作予定だった『狂気の山脈にて』はどうなってしまったのか。

・『宇宙からの色』について。宇宙からの飛来物の影響について語った作品。肉体的とも精神的ともいえない、その影響力の描き方が実にユニークだと思う。パスティーシュとして書かれた、マイクル・シェイ『異時間の色彩』では、敵がかなり物理的に寄った存在として描かれていた。

・『ピックマンのモデル』。食屍鬼について書かれたホラー。『未知なるカダスを夢に求めて』で再登場するが、そちらを読んでしまうと、『ピックマンのモデル』本編の迫力がなくなってしまう。

・『ランドルフ・カーターの陳述』について。夢をモデルにしたといわれる作品。イメージの断片みたいな作品だが、妙な迫力がある。

・『アウトサイダー』について。散文詩のように整った作品。ポオの影響が感じられる。

・『忌み嫌われる家』について。幽霊屋敷テーマの小味な秀作。アンソロジーに収録したりと、荒俣宏さんのお気に入り作品?

・『死体安置所にて』について。ラヴクラフトには珍しい、肩の力の抜けた小品。こんなのも書けるのか、という感じ。

・『チャールズ・ウォードの奇怪な事件』について。ゴシック・ロマンスの色濃い作品。アンソロジー『怪奇幻想の文学』では、ゴシックを扱った巻に収録されていた。

・『死体蘇生者ハーバート・ウェスト』について。かなり軽い感じの娯楽編だが、エンタメとしては面白い。


●二次会
・ロバート・W・チェンバーズ『黄衣の王』は、ラヴクラフト作品に登場する「ネクロノミコン」に影響を与えたことで有名だが、ガジェットとしてはともかく、作品としてはあまり面白くない。

・ハヤカワ文庫NV《モダンホラー・セレクション》について。一部復刊されたのを除いて、ほとんどが絶版。内容から考えても、再版される可能性は低いので、すでにプレミア化が始まっている。

・アメコミ映画について。現代のヒーローは必ずといっていいほど悩み、葛藤する。面白いことは面白いが、爽快感はなくなってきている。

・クリストファー・ノーラン監督『バットマン』三部作は、社会的なテーマの盛り込み方が上手い。

・『アヴェンジャーズ』などのヒーロー総出演ものは、単体のヒーローものとの整合性はどうなっているのだろうか?

・宗教上、一神教より多神教の方が発生が古い。本来、神々にはヒエラルキーはないのではないか? とすると、ギリシャ神話なども後世に改竄されている可能性が高いと思う。

・〈クトゥルー神話〉が日本人に受ける理由は? ダーレス以前のラヴクラフト神話では、神々が多神教的な位置づけになっていて、そこが日本人には受け入れやすいのでは?

・ラヴクラフトは人種的偏見を持っていた。『インスマウスの影』に登場する半魚人は、アジア人やアフリカ人のメタファーなのでは?

・日本での〈クトゥルー神話〉は独自の進化をしている。〈クトゥルー神話〉を使った時代小説、美少女化した作品など、世界的に見てもユニークなのではないか。

・ナマニク『映画と残酷』について。被害者と残酷さについての説は説得力がある。殺される被害者が幸せで描写が密なほど、残酷さは増す。

・韓国映画『哭声/コクソン』『新感染』について。

・俳優イライジャ・ウッドは、ホラーにたくさん出るなど、仕事を選んでいないのがすごい。

・岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてえ』は、面白いが厳密にはホラーではないと思う。

・アン・ライス『夜明けのヴァンパイア』は、現代にまで続く耽美ロマンスの元祖。

・吸血鬼やゾンビなど、西洋のモンスターを日本の小説でやるのはなかなか難しい。そんな中では、小泉喜美子の『血の季節』は吸血鬼小説の傑作だと思う。

・翻訳作品の独特の「翻訳文体」が苦手な人は多い。最近の作家では宮内悠介に独自の「翻訳文体」を感じる。実際の作家の話を聞いても、頭の中で翻訳をしている感じがする。

・男性読者に比べ、女性読者の方が、作品の精神的なダメージに強い? スプラッター描写は全く平気だが、精神的な虐待描写などには弱い男性読者もいる。ジャック・ケッチャム、シャーリィ・ジャクスン作品など。

・シャーリィ・ジャクスン作品について。『丘の屋敷』『ずっとお城で暮らしてる』は、読後精神的なダメージが大きい。

・動物ホラー作品について。一時期流行っていたことがあり、その対象はさまざま。犬、猫、鳥、コウモリ、鼠、ミミズ、鮫など。

・最近は、マグノリアブックスからホラー作品がたまに出版されるようになった。スペイン作品なども出していて要チェック。ブレイク・クラウチ他『殺戮病院』も面白い。

次回、第8回読書会は8月末頃を予定しています。

テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント
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【2017/07/31 19:08】 | # [ 編集]

ホラー小説大全に遜色の無い密度
ダーレスがC・A・スミスに師事していたら、という着眼点が面白いですね。華麗なるゾシーク神話体系が花開いたりして。そういえばBOOK・OFFで早川のモダンホラー・セレクションを殆ど見かけなくなり、替わりに実話系怪談が棚を席巻しています。夏休みに怪奇映画や怪獣映画を全く放映してくれないのが寂しい。
【2017/08/01 02:01】 URL | 奈良の亀母 #- [ 編集]

>奈良の亀母さん
 ラヴクラフト自身の作家的技量は別として、ラヴクラフトがあれだけ有名になったのは、ダーレスほかフォロワーの働きが大きいと思います。だとしたら、他の作家が今のラヴクラフトと同じような位置にあった可能性もあるのでは? と思いました。
 同時代、ラヴクラフト周辺にいて、オリジナリティで匹敵する作家といえば、C・A・スミスの名前が一番に出てきます。というか、スミスってちょっと過小評価されている面もあるんじゃないか、と個人的には思っています。

 《モダンホラー・セレクション》は、90年代までは、古本屋でもよく見た気がしますが、最近は全然見かけませんね。まだ探せば見つからなくはないので、集めるなら今が最後のチャンスかも。

 実話怪談は、いつの間にか随分と人気ジャンルになりましたね。たぶん実話怪談ファンと怪奇小説ファンとは層が分かれているので、同じ「ホラー」ジャンルといえど、フィクションの活発化にはあまりつながらないのでは…。

 テレビも怪奇ものはやらなくなりましたね。昼間の時間帯やゴールデンタイムはともかくとして、深夜にやっていたホラー映画もめっきりなくなりました。20年ぐらい前までは、深夜にアルジェント映画をやってたりしたものですが。
【2017/08/01 18:30】 URL | #- [ 編集]


今回は参加出来なくて残念でした。今回のテーマはどちらも、僕がとても苦手、というか、疎いところなので、ぜひ勉強させてもらいたかったのですが。
日本では、ラウ゛クラフト、もっと言うならクトゥルー神話は、すごく人気がありますが、あのキャラ性がハマったんでしょうね。パスティーシュも数え切れない程ありますし、「萌え化」したのも、自然な流れだったのかもしれません
ところで、ぼくは平井和正の幻魔大戦は日本版クトゥルーだったのかなと言う気がしてたのですが。。。
【2017/08/01 22:14】 URL | shigeyuki #- [ 編集]


参加できなくてすいません。
けっこうモンスター系の作品が多かったようで、ぜひとも参加したかったです。考えたら私、ラヴクラフトも結局モンスターが出るから好きなのかも。
ちなみにミステリ好きとしてはレイ・ラッセルの『インキュバス』が意外な犯人という点でけっこう印象に残ってます。
【2017/08/01 22:32】 URL | sugata #8Y4d93Uo [ 編集]

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【2017/08/01 22:43】 | # [ 編集]

またいつか参加させていただきたく…
思えば前回初参加させていただいたのも早数ヶ月前。
こちらの内容も毎回面白く読ませてもらってます(&勉強になります)。
じつはラヴクラフトは『ラヴクラフト 恐怖の宇宙史』(角川ホラー文庫)を入手し、ポツポツ読みかけて…止まっている状態です。お恥ずかしい。なかなか話の中に入っていけないんですよね。でも独自でこの世界を作り上げた凄さは伝わってきます。『異次元の色彩』とか。
『忌み嫌われる家』は読み易い作品だからじゃないかなと個人的に思います。
情景が浮かびやすいというか。
『ZOMBIO/死霊のしたたり』がラヴクラフト原作なのは見ただいぶ後に知りました。
当時は「なんてお下劣なんだ(笑」という感想しかなく…。
もう一度見たらだいぶ違うかな?
古典(というのかな?)…1800年代位の作品になってくると、さすがに読みづらさを感じてきます、正直。きっと歴史とか文化的背景が無いとわかりづらいせいかなと個人的には思っています。
そういう意味で海外小説を読むのが苦手って人が多いのもわかる気がするんです。
警察の捜査方法だけでも日本とはだいぶ違うだろうし。
それでも読ませるミステリは、かなり大仕掛けがあるものが多いです。

長々書きましてすみません。実際お会いして皆さんとこういう話がしたいです~。
【2017/08/02 11:50】 URL | ゆきやまま #usJg/.Hw [ 編集]

>shigeyukiさん
実際に人気があるのは、ラヴクラフトというよりは「クトゥルー神話」の方ですよね。ラヴクラフト自身も、作品内容よりも作家のキャラクターの方が受けているというか。
今回は、ラヴクラフト作品そのものについて、いろいろ話せたので良かったと思います。「クトゥルー」に関しては、パスティーシュ(というか、後続作品)が山のようにあるので、そちらまでは手が回らなかった感じです。
『幻魔大戦』クトゥルー説は、以前のお話にもありましたね。影響がとくに指摘されていない作品でも、密かに影響がある…という作品を入れたら、ラヴクラフト&「クトゥルー」って、思った以上に日本のエンタメに影響を与えているのかもしれません。
【2017/08/02 18:38】 URL | kazuou #- [ 編集]

>sugataさん
第1部のテーマの方は、戦後のモダンホラー寄りの話が多かったのですが、あの辺の作品って、怪物を扱った作品が結構多かったりするんですよね。
ラヴクラフトに関しても、作品に登場する「邪神」とか「旧支配者」のグラフィカルな図鑑とかもあるぐらいですから、「怪獣」とか「妖怪」みたいな感じで受容している読者もいるんじゃないでしょうか。

ラッセルの『インキュバス』は、ホラー要素を上手く使って意外な犯人を演出してますよね。ミステリ読者に評価が高いのも宜なるかなという感じです。
【2017/08/02 18:39】 URL | kazuou #- [ 編集]

>ゆきやままさん
『ラヴクラフト 恐怖の宇宙史』は、ラヴクラフト本としては、かなり読みやすい部類だと思います。セレクションもなかなか良いですし。ラヴクラフトは一度読み所がつかめると、読みやすくなるんだと思うのですが、その読み所がつかめるまでに時間がかかるんですよね。
『忌み嫌われる家』は、あんまりラヴクラフトらしくないというか、結構端正な作品で、そういう点でも読みやすい作品なのかなと思います。

ラヴクラフト原作映画は、B級作品が多いんですが、スチュアート・ゴードン作品は、B級でもラヴクラフト愛が感じられるところが好きです。「クトゥルー映画」としては、間違いなく傑作だと思ってるのが『マウス・オブ・マッドネス』、ラヴクラフト原作としては、オムニバス映画の『ネクロノミカン』でしょうか。

19世紀作品は、現代の読者にとって読みにくいのは確かだと思います。短篇だとそんなに気にならないのですが、長篇になるとやっぱり当時の文化や政治の背景が出てくるので、そこでつまづいてしまうというか。ミステリなんかだと、例えば「犯人は誰か?」といった興味があれば、時代背景が違っても読んでいけるのですが、怪奇系の作品だと、そうした読者の興味をつなぐ要素が掴めないとつらいかもしれませんね。

またご参加いただける機会があればぜひ。ホラー映画のお話などもしたいですね。
【2017/08/02 18:42】 URL | kazuou #- [ 編集]

ありがとうございました
いつも丁寧なご準備ありがとうございます。二次会ではTRPGや映画の話まで出て、とても楽しかったです。また参加させていただきますのでよろしくお願いします!
【2017/08/03 22:12】 URL | さあのうず #5KhziMII [ 編集]

>さあのうずさん
こちらこそ、いつもご参加ありがとうございます。
クトゥルーのTRPGは、なかなか面白そうでしたね。映画がらみのテーマもいつかしてみたいなと思っています(ホラー中心になっちゃいそうですが)。
これからも、お付き合い願えれば嬉しいです。
【2017/08/05 07:14】 URL | kazuou #- [ 編集]

不思議な空間
余裕がなく出遅れましたが、先日はお世話様でした。
笑いなどの反応が多く盛り上がった一方で、参加メンバーの側には時間をかけない反応が多かった分、いつにも増してkazuouさんの語る時間が長くなった気もした回でしたが、その分お疲れではなかったでしょうか。とはいえ、kazuouさんの語りも熱を帯びていて、充実したという印象の方が強かったのではとも感じましたが。
サインを求めるkazuouさんという珍しい光景も見られました(笑)

個人的な話をすると、時間ぎりぎりで滑り込んだ当方が先ず驚いたのが、男性陣が皆、襟の付いた服、あるいはそれに準じた服を着ていてたことで、Tシャツ一枚だったこちらは、瞬間、ドレスコードという言葉を連想したのでしたが・・・ しかし、こちらはその時汗がだらだらで、それ以上厚着とかは考えられませんでした…(とはいえ自分だって、通勤時には長袖ワイシャツと下着の二枚重ねな訳ですが…)
更に、やぁ着いた着いたと自席に腰を落ち着けていると、メニューと一緒に飲み物を書いたリストが回ってきて、取りあえず汗を何とかしようという方に気を取られていたこちらは、あぁ多分ここに書いてあるのも注文できるんだな位に考えていて、取りあえずはいはいと受け取ってそのままにしていたら、更に今度はS1さんから、ペンはお持ちですか?との一言。「?」という感じでしたがハイ持ってますよと答えてから数分、あぁここに自分が注文する飲み物を追記するんだとやおら気付きました。
この日もこちらはあまり冴えていなかったですね・・

先ず、ちょっとお詫びしないといけないかなぁというのが、第1部の欧米怪奇幻想小説(pt.2)の進め方の部分で、メールで予め拝見していた年代順のリスト(労作!)が非常に面白いと感じていたこちらは、年代のまとまり毎に話を進めてはどうかと初めに提案してしまい、(当初の構想通りでもあったかもしれませんが)以後そんな感じで話が進められた感じがしました。
が、時代を語るような感じになった分、個々の作品についてはほとんど触れられずじまいになってしまい、もしかしたら珍しい作品の話を伺う機会を損なってしまったかも… そうだとしたら、ちょっと勿体なかったかなぁ… ということを少々感じたので…
時代・潮流の話自体は個人的にはいろいろ面白く、興味深かったので、そんなに突っ込んだ話は出来なかったかなぁという以上には不満はないのですが、「ヘパイストスの劫火」の粗筋語りが結構ウケてたのを見ると、こんな感じでずっと話しても、あるいはもうちょっとこの辺の比率が多くてもよかったかなぁという気持ちにもなり、また他の方としてはどうだったんだろうなぁことを振り返ってちょっと考えたりも…。
ローズマリーの赤ちゃんその他、やや古い時代のスタンダード作品について、そういえばブログの場でもあまりお話したことはなかったですが、その辺のお話をいろいろな方に伺うチャンスでもあったかも知れなかったですね。トマス・トライオンについても、話に出しただけで終わってしまいましたが、もうちょっと話せればよかったかなとも(ただ、例えば「悪を呼ぶ少年」の話をしようにも、結構記憶が怪しくて、あれ、実はXXがOOだったという話だけどそれで途中をどう煽ったんだっけ、無邪気を装ったかなり邪悪なふるまいだったはずだけど…という感じで頭の中がまとまらないうちに話題は終了していたりするという・・・)
個人的にも、この流れで唐突に特定の作家や作品にフォーカスを当てても戸惑われるだけだなという感じで、今回ストラウブなどの話を持ち出すのは断念しました・・

個人的な気づきとして面白かったことの一つは、テレビの普及とテレビで流された「ミステリーゾーン」的な作品の数々が、ポーやホーソーンといった巨匠の存在を持ってしても根付かなかったちょっと怖い話を楽しむ習慣をアメリカにもたらし、それが後の(メディアミックス系)オカルトストーリー、更にはモダンホラーの隆盛へとつながって行ったのではないかという辺り。
あと、他ジャンルの影響を直接的には感じづらいジャンルのように感じる怪奇小説周辺ですが、ミステリやSF、映画等の時代の変遷と結構歩調を合わせて作品の変遷が起こっている辺りも興味深かったです。(Rさんの指摘された、ベトナム戦争の影響などは勿論なのですが)
この辺、確かヒッチコックの時代だよねとか、ここはもうSFの時代なのかといった辺りが、怪奇小説だけのリストからでも何となく感じ取れるんですよね・・・
(それにしても、ドイルやウェルズが同時期に活躍した19世紀末というのは・・・一体何が起こったのかと考えずにはいられないですね。一般的には産業革命やら電力革命その他の時代の変遷、特に科学技術の進歩に呼応する現象ということになるのでしょうが)

既に長くなっていますので、後は箇条書き風に…
Rさんがジョン・ソールがリストにないのは何故?と、指摘された件(単に忘れただけだろうとのことでしたが)に絡めて2,3点・・・
●ソールといえば金太郎飴の作風と言われるくらいで、でもそのどこまでも追い込まれた子供の心情に寄り添った作風が全米の子供たちに受け続けて、モダンホラーが市民権を得る一翼を担った訳ですが、多分そこから外れたと考えられる作品が二点あって、一つはバイオホラー的な設定を持ちこんだら子供が本当に怪物化する物語になっていた「ゴッド・プロジェクト」(以降の "バイオホラー的" 作品では、子供はそこまで怪物にはなっていない気がします、私がよんだ幾つかの作品で見る限りは、ですが・・・)、もう一つがサンリオで早くから訳されていた「殉教者聖ペテロの会」で、もはや記憶が怪しいのですが、こちらは主人公は子供ではなく、また教会に同性愛も絡むような結構子供向けでないストーリーだったような・・・
子供をターゲットにしたマーケット向けの作品を生み出すと割り切り、またそこに徹するようになる前の異色作ではなかったかと思っています。(でも記憶が怪しいので勘違いでしたらすみません)
●漏れているのでは、という辺りで個人的に後であっと思ったのがグレッグ・ベアの「ブラッド・ミュージック」。ラストは異種コンタクトもののある種感動物語に仕立ててありましたが、あれはどう見てもホラー、かつかなりの名作だと思っています。むしろSFとしてはあのコンタクト周辺はちょっと許せない感じというか、あれは無理でしょうと・・・
●「羊たちの沈黙」はホラーとしてみとめない(のでリストに入れていない)と明確に仰っていたので、まぁこれも触れるまでもないなと思ったのですが、時代的にはホラーとして扱われていた(向こうでは「ホラークイーン」とか呼ばれていたような…)作品として頭にちらついていたのがV・C・アンドリュース作品・・・ 当時一応2・3冊手に取ったのですが、あれは当時からどう見てもある種のハードロマンスというか・・・・ 怪奇小説とは明らかに別ものの何かでしたが、人の "ダークサイド" (キリスト教的倫理観に即したダークサイドだったりしますが・・)に焦点を当てた作品はホラーになるのが当時のアメリカの潮流だったんでしょうか。

あと、グラビンスキと日本の怪談が、扱うテーマが似ているようで作品としては全然違うという辺り、表現しようとしたものの上手くいかなかった気がしますが、
重苦しい何か(執念?)に空間がどんどん塗りこめられていくような感じと、空っぽの空間に人玉が浮いてじわじわ迫ってくるような感じ、とでも言ったらどうでしょう? これも道半ばな感はありますが・・
レム(「砂漠の惑星」「ソラリス」など)やキングではトミーノッカーズの話も出ましたね。

ラヴクラフト絡みということもあったのか、回数を重ねて慣れてこられたことの表れなのか、今回kazuouさんはいつになく毒舌気味(?)だったようにも思われ、またそこが特に笑いを誘っていたポイントだった気がします。一方で隣席の女性お二人は、笑いのツボが良く似ておられたのか、何か笑いのポイントが来るたび以心伝心のようにパッと顔を見合わせてそうそう、と笑いあっておられ、それを見ているこちらはだんだんと何か不思議な空間にいるかのような気分になってきました(笑)
心残りがあるとすれば、途中休憩中に作家の方が作家としての活動周りの話をしていらしたのですが、途中、急にここを逃すとトイレに行きそびれるかも、と気づいて(まぁ退席自由なのでいつ行っても良いわけですが…)慌ててトイレに行った関係で、後の話を聞きそびれたことくらいでしょうか・・・
【2017/08/06 09:13】 URL | Green #mQop/nM. [ 編集]

>Greenさん
今回もご参加ありがとうございました。
第一部テーマは、以前からやりたいと思っていたものではあるのですが、
それぞれのトピックについて、話があまり長く続かなかった感じではありますね。
本当は、一つのトピック(例えば、パルプ小説)について、もうちょっと話が膨らんでいくかな? と思っていたのですが、それがあまり続かなかったですね(Greenさんには、いろいろ合いの手を入れてもらっていましたが)。結局、細切れの話がバラバラと…という印象になったかもしれません。

僕もふだんあんまり格好は気にしていなかったので、ラフな服装で全然構いませんよ。ましてや今の暑さならTシャツでもいいと思います。「フォーマル」な場ではないので、その辺はご自由にしてもらって大丈夫です。

年表は、足らない部分は多々あったとはいえ、それなりに興味深いものができたかなと思っています。取り上げている作品が多かったので、結局個々の作品の話をしていたら、なかなか終わらなかったと思うので、時代・潮流の話中心でちょうど良かったかもしれません。
前にも書きましたが、1960~1970年代は結構面白い作品が集まっているので、もうちょっと話したかったなという気はします。この辺の作品はあんまり読んでいる人が少なかったようなので、流す感じになってしまいました。『ヘパイストスの劫火』は、あらすじだけでも面白い作品なので、たまたま話題にしましたが。

テレビがエンタメ作品の受容に大きな力があった…というのは、間違いないと思います。強いていうなら、テレビ以前のラジオドラマなども、テレビほどではないにしても、影響があったんじゃないでしょうか。この辺の事情は、スティーヴン・キングの『死の舞踏』なんかを読むとよくわかりますね。

影響を受けにくいと思われがちな怪奇小説も、やっぱり時代の影響は受けるんですよね。ただ、怪奇小説というジャンルの関係上、ミステリやSFのような「革新的な変化」というのは、起こりにくいのですが。

ソールは、そもそもあんまり読んでいないので、話題になってもちょっとついていけなかったかもしれません。やたらとホラーは読んでいますが、ソール、マキャモン、クーンツ、シモンズあたりはなぜか全然受け付けなくて…。

グレッグ・ベアは、短篇でもホラーがかった作品があったりしますね。境界作品として入れても良かったかもしれません。

サイコスリラー全盛期の作品は、微妙な境界作品がいっぱいありますね。まあ、シャーリイ・ジャクスンをホラーに分類するなら、大部分のサイコスリラーもホラー扱いしていいような気もしますが。

グラビンスキは、すごく興味深い作家だと思っていて、この人はいずれ読書会単独のテーマで取り上げてもいいかなと思っています。

今回、いろいろ読み直してみて評価は上がったのですが、もともと自分の中では、ラヴクラフトはそんなに評価の高い作家ではなく、言ってしまうと「いろいろ言いたいことがある」作家なので、それが出てしまったかもしれません。
逆に言うと、そうした批判的な視点を受け入れる、間口のある作家という見方もできるのかもしれませんね。
【2017/08/06 11:15】 URL | kazuou #- [ 編集]


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Author:kazuou
男性。本好き。短編好き。異色作家好き。怪奇小説好き。
怪奇幻想小説の読書会「怪奇幻想読書倶楽部」主宰。
主に翻訳小説を紹介していますが、たまに映像作品をとりあげることもあります。
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